こんにちは。
今日は今となってはきっと実現不可能なパネライ×ゼニスのPAM00072がトケマーに出品されていたのでレビューします。
なぜ今となってはパネライ×ゼニスが実現不可能となってしまったのかをゆるーくご説明します。
まずパネライはみなさんご存じの通りカルティエ等と同じ「リシュモングループ」に所属しています。
こちらもみなさんご存知かと思いますが、ゼニスはルイ・ヴィトンと同じく「LVMHグループ」に所属しています。
20年ほど前までは「リシュモングループ」や「LVMHグループ」の中でもパーツの供給が行われることがありましたが、現在ではどのグループでも対立が目立ち違うグループでのパーツの供給をしていません。
逆に同じグループ内では、パーツの供給が盛んに行われているので、ゼニスのエル・プリメロが同じLVMHグループのディオールの時計に搭載されていたりします。
そんなことから今では夢のコラボとも言える訳ですね。
さて、今回トケマーに出品されていたPAM00072のスペックを見ていきましょう。
・Ref.PAM00072
・発売 2000年~
・Cal.OPⅣ
・素材 ステンレススチール/チタン
・サイズ 40㎜
・参考定価 ¥819,000
発売はロレックス、デイトナRef.116520と同時期ですね。
機械はゼニスの名機エル・プリメロベースの36,000振動となっています。
素材はステンレススチールとチタンのコンビなので重さはさほど感じません。
サイズも40㎜とパネライの中では小ぶりな方。
ちなみに文字盤のミニッツマーカーの部分で前期モデルと後期モデルが実は存在しています。
1分毎に刻まれているのが前期型、30秒毎に刻まれているのが後期型となります。
なので、今回トケマーに出品されているのは前期型ということになりますね。
今のところ「前期」「後期」の違いで価格の差は出ていないようです。
同時期2000年に登場したモデルでPAM00074と言うモデルがあります。
こちらのモデルもエル・プリメロを搭載しているのですが、PAM00072とパッと見はほとんど変わりません。
ブレスタイプではなく革ベルトになっている点でモデルが違うのがわかりますがケースデザイン等はほぼ一緒…。
PAM00072を革ベルトにしたらほとんどわからないです。
今回トケマーに出品されていたモデルは付属品も揃っている比較的好条件なモデルでした。
ガラスに若干のキズはあるものの付属品完品は嬉しいですね。
数年前は60万円前後で販売されていることもありましたが、いつの間にか相場は上がり現在は70万円を超える相場となっています。
生産終了から10年以上経過し流通量も中古市場で段々少なくなってきました。
パネライは相場が上がるモデルと相場が下がるモデルの2極化が進んでいますが、このモデルは前者のような気がします。
「希少」「ディスコン」「人気」と今後も値段が上がる可能性は十分に秘めていますしね。
ロレックスの値上がりの後に、他のブランドの相場が上がるのは「常」です。
数年後には100万超えちゃったなーなんて日がくるかもしれません。
お探しの方は早めに検討された方がいいのでは?
それではまた、次回の記事で!