機械式時計が好きといっても、正確には、機械式のムーブメントには手巻き式のものと、自動巻きのものがございます。
手巻き式は読んで字のごとく、自分の手でゼンマイを巻いて動力を与えるものですね。
一般的には40時間ちょっと、長いものでは10日間動き続けるなんていうものもあったりします。
一方、自動巻きの時計は、中にローターが入っていて、つけている限り、中のローターが回転して、ゼンマイを巻きあげてくれるので、つけている限りは動き続けてくれるというものです。
最近は自動巻きの腕時計が多いので、なかなか出会いませんが、手巻き時計には手巻き時計の魅力がございます。
そんなわけで、今回は、今買える、現行のおすすめ手巻き時計について書いてみたいと思います。
1本目は、ノモスのタンジェント。
ノモスは何度も紹介させていただいていますが、私の大好きな時計でございます。
本当に、本当に欲しいのですが、ただ、私には似合わないだけで、なかなか買うには至っておりませんが・・・。
そんなことはさておき、ノモスのムーブメントは、その仕上げもとても綺麗で、一見の価値ありますよ。
せっかくなので、手巻き式のモデルを選んで欲しく思います。
手巻き式のモデルだと、自動巻きのものよりも少しばかり値段が安いという嬉しい副産物もございますので。
中の機械がばっちり拝めて、なおかつお買い得という・・・素晴らしいですね。
2本目は、オメガのスピードマスター。裏スケルトンモデル。
定番ですね。
裏スケルトンではないモデルもあるのですが、せっかくなので、裏スケルトンモデルを買ってください。
手巻き式の方が中の機械の動きをじっくりと堪能することができるんだから、やっぱり裏スケルトンのモデルにするなら手巻き式に限るね、なんて思わせてくれたのもこの時計でございます。
当時といっても20年以上前の話ですが、その頃は20万円台後半で買えたのでね、いい時代です。
今は70万円近くするのでしょうか・・・。
ううむ、簡単には手がでないですね。とはいえ、手巻き式のクロノグラフとしては、お手頃なのかもしれません。
3本目は、パネライのラジオミール3days。
パネライと言えば、復活当初のルミノールが手巻きでしたよね。
徐々に自動巻きモデルもラインナップされてきましたが、イメージ的には手巻き式のモデルも比較的多い気がするパネライ。
手巻き式だと、ローターを入れる必要がないので、厚みをおとすことができますからね。
このモデルはケースサイズが47mmもあるので、かなり大きな時計といえますが、厚みのない分、つけ心地もよいのではないでしょうか。
4本目は、ハミルトンのカーキフィールド。
このモデルは、1940年代のオリジナルモデルを復刻したものだそうで、非常にかっこいですね。
ケースサイズも38mmで、日本人にはぴったりなサイズでございます。
夜光にはビンテージ風な色合いのルミノバが使用され、新しいけどビンテージウォッチのような雰囲気を醸し出しております。
艶消しのケースに、アラビア数字の文字盤は、私の大好きな組み合わせでございます。
残念ながら、裏スケルトン仕様ではございませんが、一日一回、決まった時間に儀式のごとく、ゼンマイを巻き上げてやってくださいな。
5本目は、ユンハンスのマックスビル。
自動巻きモデルのケースサイズが38mmなのに対して、この手巻きモデルは34mmとなっております。
34mmというと、少し小さく感じる人も多いかもしれませんね。
ただ、このマックスビルをチョイスされる方は、私の勝手なイメージですが、ブランド服に身を包んだオシャレな方が多いと思うので、これくらい小ぶりでも全然オッケーではないでしょうか。
厚さもかなり薄いので、つけた感じもよく、スーツなどにもばっちり合うでしょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
私は自動巻きのモデルしか所有したことがないのですが、手巻き式の時計もいいですね。
ロングパワーリザーブモデルでもない限り、一日一回、できるだけ決まった時間に巻き上げる必要があるということで、そういった儀式的な所作が購買欲をそそられます。
自分の手で巻き上げる必要がある以上、ワインディングマシーンも役に立たないということでしょうか。