2022/01/07 聖徳太子
パネライはイタリア海軍由来の歴史があるブランドです。
デザインは全てルーツに踏襲されており、ブランドの色が大きく時計に反映しています。
今回は人気かつ定番のルミノール マリーナ1950 PAM1312 についてご紹介いたします。
ルミノール マリーナ1950はパネライの中でもハイエンドラインのモデルです。
このモデルは名前の通り1950年代のモデルをベースとしています。
通常のルミノールケースとの大きな違いとして!!丸みを持たせたすり鉢状のケースのデザインが挙げられます。
こちらは歴代のラジオミールの丸みを継承したもので、カーブのラインが美しくなっております。
パネライというブランドの歴史を踏襲した仕様。
立体感があり、精悍さと高級感が共存しているように感じます。
また、リューズガードにREG.TM(Registered Take Mark)の刻印が打たれております。
これはこのリューズガードの特許を意味し、パネライ独特のデザインシグネチャーを強調しています。
リューズガード、ネジは大きく、パネライらしいダイナミックな印象を与えます。
ラグも丸みを持たせた分下部が長く作られており、曲面的な仕上がりとなり、柔らかい印象を与えるとともに、着用感もアップしております。
パッと外観だけみると同じように見えますが、パネライの歴史を踏襲したディティールが節々に散りばめられており、男心をくすぐるデザインとなっております。
こちらPAM01312は2017年から発売されているモデルで、PAM00312の後継機としての展開です。
大きな変更点としてムーブメントがP9000からP9010へ移行されました。
これはムーブメントをコンパクトすることによって、ケース厚さが2mm薄くさせました。
大きさをコンパクト化したにも関わらずパワーリザーブは3日間をキープしており、パネライの技術力のアップデートが感じられる変更点ですね。
かつてデカ厚で一世を風靡したパネライのトレンド性を解釈した使用変更です。
スモールセコンドの針はライトブルーになっており、無骨なミリタリーウォッチの中に爽やかな差し色としてのアクセントとして添えられております。
2020年には大きなデザイン変更も行われました。
ベージュのインデックス&ステッチでしたが、インデックスはグリーン、ステッチは生成りに変更。カラーリングはPAM00312に近いようになります。
ケースはベゼルがポリッシュ仕上げで他の部分はヘアライン仕上げとなっているので、蛍光グリーンの鮮やかな色味のサンドイッチダイヤルとのコントラストが高級感を演出しています。
よりモダンで、クリーンな印象に変更されました。
また、裏蓋シースルーバックがなくなり、堅牢性が増しました。
パネライ自社製ムーブメントが覗けなくなることは賛否ありそうですが、よりパネライらしいタフな仕上がりになりました。
まとめ
パネライは見た目の違いはパッと見たところ少ないものの、よく見ると違いが感じられ、深みにハマりやすいブランドです。
是非好みのパネライウォッチを探してみてはいかがでしょうか。
ではまた!