パネライ ルミノール ドゥエ コレクションは腕時計界で徐々にブームになりつつある「極薄」に挑戦する意欲作です。
そもそもパネライが流行る前は「極薄」が時計製作の技術力を競う基準にもなっていました。
薄いのにロングパワーリザーブ。薄いのに耐久性がある。薄くて精度も優れている。
それが「良い時計」だったのです。
パネライのデカ厚ブームが始まってから、薄い時計は減り一部のドレスモデルのみになりました。
しかしここ数年、雲上ブランドやマニュファクチュールメーカーから「ウルトラシン」「エクストラフラット」など
スポーツ系のモデルにも「薄さ」をアピールする新作が次々に発表になっています。
これは「極薄」ブーム来たる!ということでデカ厚だったパネライもラ〇ザップばりにダイエット!
ルミノールドュエが誕生したのです。
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ルミノール ドゥエ アッチャイオ 3デイズ
新キャリバー P.1000は自社製の手巻きムーブメントで、3日間パワーリザーブを誇ります。
ゼロリセットセコンド機能もついている新しいムーブメントですね。
ケースサイズは42mm 薄さなんと!10.5mm!
防水性が急に衰えて30m・・・マリーナの名が無いから仕方なし。
普段のルミノールマリーナより40%も厚さをダイエット。
定価1,026,000円はなかなか抑えてきています。
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ルミノール ドゥエ スリーデイズ オートマティック アッチャイオ 45mm
こちらが本命の自動巻きモデル。
45mmのケースサイズにしたかったのか、仕方なかったのか・・・。
パネライ=デカい だけは残したかったのか、ツインバレルを搭載して薄くするには面積を取らざるを得なかったのか。
デカ薄ですね。
42mm手巻き同様に30m防水、72時間パワーリザーブ。
キャリバーP.4000はマイクロローターです。やはり大型ローターでは薄くするのが難しいのでしょう。
その甲斐あって、ルミノール 1950ケースの40%ダイエットにこちらも成功しており10.7mmの薄さになっています。
定価1,339,200円(税込)
オーデマのロイヤルオーク15400STが9.8mm 50m防水なので、もうちょっと!って感じですね。
プライスはけっこう頑張っています。
2016年の新作 ルミノール ドゥエ。
デカ厚以外でも極薄が「売り」の1つになりえるでしょうか?
薄いことでルミノールデザインをスーツスタイルに合わせやすくなることは確かです。
防水性をもう少し頑張ってくれれば安心感は増します。
濡れないの前提ですね・・・ドレスモデルのジャンルになるのかな?
パネライのドレス。
ジャイアンのダンス。
ゴリラのタキシード。
うーん、いまいちピンと来ないけど、秋には日本にも入荷するようなので楽しみに待っていましょう!
来年には凄く流行って「プレミアム」になるかも知れないでしょ???
ムーブメント キャリバー P.1000
ケース直径 42 mm