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モテ親父に贈る最強のパネライ PAM00140【メチャ悪時計】<時計怪獣 WatchMonster 2017/3 掲載記事>

2017/3/16

ギロチン

パネライ唯一のルミノール44mmのイエローゴールドモデルであるPAM00140その妖艶な色はまさにイタリアンモテ時計でございます。

パネライ史上最もアウトローな外見

PAM00140 ルミノールマリーナイエローゴールド

メチャ悪時計

パネライと言えば世界中の男性に愛される今や大定番のブランドである。

その愛らしい文字盤と形は、「可愛さと色気」を併せ持つまさにイタリアンデザインを体現していると言えるでしょう。

もしそんな腕時計をイエローゴールドの塊からくり抜いて作ったらどうでしょう？

その時計は「チョイ悪時計」と言うにはあまりにも凶暴なのです。

まさに「メチャ悪時計」である今回ご紹介のPAM00140 ルミノールマリーナイエローゴールド。

詳しく見てまいりたいと思います。

とにかくド迫力な腕時計

とにかくデカイ

塊感がすごい…

ステンレスの腕時計でさえ目立ってしまうパネライなのに…

イエローゴールドモデルは色味の効果も有りとにかく大きく見えます。

控えめという日本人的要素はゼロの腕時計でございます。

ハッキリ言って普通の金無垢の時計を並べても全然及びません。

その迫力に負けてしまいます。

まさに悪党の腕時計。

そしてこのルミノールマリーナは重さがとてつもないのです。

革ベルト込みで重さ計りにのせると、

「198g」

もはや革ベルトなのにデイトナの金無垢と変わらない重量です。

リューズガードやケースの造りが分厚いのがイエローゴールドモデルになると顕著にわかりますね。

裏蓋までギッシリ

詰まってます。

真の金無垢ファンはシースルーバックを嫌がります。

何故ならスケルトンにするとその分金の部分が減り軽くなってしまうからです。

裏蓋まで金であるおかげか、200gに迫りそうな重さでございます。

これはカルティエのサントス100の無垢にも負けない重量でございます。

でも似たような値段の無垢ならカルティエよりパネライの方が今は勢いがあると思います。

私個人としてサントス100の金無垢とルミノールマリーナの金無垢であれば100％ルミノールマリーナの金無垢を買うと思います。

それほどにルミノールマリーナというモデルは現代の時計業界において地位を確立していると思います。

パネライ唯一の特徴を持つイレギュラー時計

異端児モデル

唯一の特徴が多い

PAM00140を初めて目にした人が口を揃えて言うことがあります。

「高級感がある」

１８金ゴールドモデルだから?

勿論その影響も多大にあると思います。

まず理由としては

「イエローゴールド」だからです。

イエローゴールドのパネライなんかたくさんあるでしょ？

と仰る方は多いと思いますが、このPAM00140はルミノールマリーナ唯一のイエローゴールドモデルです。

私が知らないところで発売していたらすいません。

しかし44mmのルミノールケースの黒文字盤であればこのPAM00140だけだと思います。

普段皆さんがイエローゴールドだと思っている色はパネライにおいては、

「ピンクゴールド」です。

オロロッソとオロローザと呼ばれるモデルです。

実はパネライのイエローゴールドは他社のそれと比較しても輝きが素晴らしいのです。

実際に２つの例を挙げて並べてみましょう。

同じ角度で撮影してます。

かなり違いますね。

先にパネライのピンクゴールドとイエローゴールドを比べてもみましょう。

ルミノールが全鏡面仕上げの腕時計ということもありますが、パネライのイエローゴールドは黄色の色合いがエグ過ぎないことが特徴です。

ロレックスのイエローゴールド無垢と比べても色合いはかなり薄いことがわかります。

ロレックスとパネライのイエローゴールド

比べると違います。

パネライの方が上品に見えませんか？

仕上げの違いもありますが、パネライの方が黄色の主張が軽く、金色がアッサリしています。

そしてこのPAM00140 ルミノールマリーナイエローゴールドの高級感の秘密はまだまだあります。

パネライが普段採用しないインデックス

珍しいインデックス

高級感の秘密その２

さて高級感の秘密はもう１つあります。

パネライにしては珍しい、

「アプライドインデックス」

採用モデルなのです。

通常のルミノールマリーナといえば、

夜光塗料をペイントした盛り夜光、

夜光塗料を流し込んだ流し込み夜光、

二枚の板で夜光塗料を挟みこんだサンドイッチ夜光の大きく３つの夜光塗料の塗布方法に大別できます。

パネライの代名詞

サンドイッチ夜光

人気があるのは上記の写真のサンドイッチ夜光でしょうか。

パネライの代名詞ですね。

しかしながら今回ご紹介のPAM00140をアップで見てみると、

アプライドインデックス

部品で目盛りを作っています。

スイスの伝統的な時計作りの技法であるアプライドインデックス。

部品を文字盤に取り付けて立体的な目盛りにすることにより視認性と高級感を高める手法です。

このPAM00140は文字盤の材質にカーボンを使用していることでしばしば取り上げられますが、私個人としてはパネライがルミノールマリーナにアプライドインデックスを導入していることの方が意味合いが大きいです。

このアプライドインデックスこそパネライがPAM00140を本格的なドレスウォッチとして世に送り出している証だと考えています。

まとめ

今回紹介させていただいたルミノールマリーナイエローゴールド PAM00140ですが、パネライの中でもそのワイルドな見た目以外にも珍しい特徴を兼ね備えています。

・唯一のイエローゴールドモデルのルミノールマリーナ44であること(ダイヤモデルを除く)

・アプライドインデックスモデルであること

・カーボンダイアルであること

・総重量２００gに迫る超重量モデルであること

・付属のドライバーが金色(笑)

と、パネライ好きにはたまらないレアな特徴をもったドレスウォッチパネライでもあります。

この腕時計は着けると本当に目立ってどうしようも無いです。

この腕時計を飼い慣らせるメチャ悪親父の方々、一回着けると病み付きの重さとド目立ち風貌でございます。

春先の一本にチョイスしてみてはいかがでしょうか？

それでは失礼致します。