フランスの名門"CARTIER(カルティエ)"
『ティファニー』『ブルガリ』『ハリーウィンストン』『ヴァンクリーフ&アーペル』と並び、世界五大ジュエラーの一角として日本でも高い人気を誇るフランスの名門・カルティエ。
1847年に創業、宝石商としてスタートしたカルティエ。1888年に初めてジュエリーウォッチが誕生し、以降腕時計分野でも確かな地位を確立しました。
腕時計の分野においてもゆうに100年以上の歴史があるブランドです。
今までに登場した腕時計のコレクション数も非常に多く、今でも多くの著名人にも愛用されている人気ブランドとなっています。
今回はその中でも代表的な"サントスシリーズ"からサントス100 W20073X8をご紹介してまいりたいと思います。
2004年発表 カルティエ サントス100 W20073X8
【商品名】サントス100
【型番】W20073X8
【機械】自動巻
【素材】ステンレス×レザーストラップ
【カラー】シルバー
【ケースサイズ】51.1×41.3mm
【防水性】100m
【参考定価】874,500円(税込)
【備考】2004年発表
カルティエの中でも歴史のある"サントス"ですが、作られるきっかけとなったのが1900年頃の事でした。
フランス人宝石細工師でカルティエの創設者でもあるルイ=フランソワ・カルティエの孫に当たるルイ・カルティエが、その友人のサントス=デュモンの為に作った時計といわれています。
人名がそのままコレクション名になる事はよくありますが、"サントス"も人の名前からきていたんですね。
2004年、サントス生誕100周年を記念して発表されたのがサントス100シリーズですが、ちょうどこの時期はデカ厚時計でお馴染み"パネライ"が台頭していた時期でした。
それに乗じたのか、それまでのサントスとは雰囲気がガラっと変わり厚みを増して、ベゼルやビスも大きく骨太な印象になって登場しました。
サントスといえばこのマイナスのビスで止められたベゼルが特徴的ですが、厚みが増した分、重厚感も感じられる仕様となっています。
ご覧下さい。この肉厚ケース。ケースの厚さは10.34mmあり、存在感抜群です。
7時のローマインデックスには"Cartier"の隠し文字もあります。大型化されたサントス100ですが、カルティエが本来持つ上品さもそのままキープされているのがこのモデルのすごいところですね。
エッジの効いたリューズガードに加え、リューズトップにあるブルースピネルも現在。この繊細な作りはさすが宝飾メーカーといったところでしょうか。お洒落です。
ステンレスケースにアリゲーターストラップの相性も抜群です。文字盤カラーも汎用性の高いシルバーとなっているため、プライベートシーンはもちろんの事、ビジネスシーンでも活躍する一本となっています。
バックルは観音バックル(両開き)となっており、堅牢性も十分。バックルの仕上げもポリッシュ、サテンの組み合わせが採用されており、マイナスのビスの施されています。芸が細かいですね。
裏蓋にはブランド名、コレクション名に加え、シリアルナンバーとケース番号が刻印されています。さらにサントス100、防水性も100m確保されているため、実用性の面においても秀でているといえます。
上品で繊細なデザインが多いカルティエにおいて、サントス100は迫力のあるデザインで存在感があるモデルです。男らしいかっこよさと上品さのバランスが絶妙なモデルだと思います。
生産終了となった今でも人気が高く、現在の中古相場は50万円〜60万円となっております。冬のボーナスで時計購入を考えている方は是非チェックしてみてください。
リストショット