2022/03/15 聖徳太子
カルティエ ベニュワールは女性らしさを体現したようなモデルです。
カルティエの中でもハイエンドでラグジュアリーな展開です。
今回はベニュワールの魅力についてご紹介いたします
ベニュワールはジュエリーのカボションを連想させるオーバルデザインが特徴的です。
ベヴェニュワール=フランス語で「バスタブ」を意味します。
時計のケースフォルムが西洋式の浴槽に似ていることからこのような名前のモデルとなりました。
まろやかな曲線、腕にそう形で湾曲するデザインはカルティエウォッチの中でも一際目立った存在です。ケース、ブレス共に一切の角を持ちません。
タンクやパシャなどのブレスは直線的で幾何学模様のブレスが使用されています。
アールデコ調を得意とするカルティエの中でもベヴェニュワールは一味変わったデザインを持ったことがわかります。
また、ステンレスモデルがラインナップされておらず、K18のみが用いられているハイクラスな時計であることも特徴です。
バロンブルー、タンクアメリカンなどものちにステンレスモデルを展開したことを考えると、やはり、このデザインには貴金属を用いた高級素材との相性が良いことが伺えます。
カルティエの腕時計によく見られるリューズのカボションにも、スピネルではなくサファイアやダイヤモンドなどを使用し、ベゼルにパヴェダイヤモンドなどの宝石を散りばめたモデルも多数ラインナップしています。
カルティエの中でも特にラグジュアリーなラインと言えますね。
ルーツは1950年にあり、縦長のオーバル、ローマインデックス、バトン針とこの頃の現行モデルに近い形が発表されます。
その後、派生モデルとして、馬車に轢かれたヴェニュワールから着想を得た、「クラッシュウォッチ」。
引き伸ばすことを意味する「アンジェロ」を展開。
遊び心あふれるデザインの時計も次と発表されていきます。
2009年モデルが一新され、デザインに変化を加えられます。
丸くふくよかだったケースにエッジを効かせ、ローマインデックスを大きくとりました。
また、ダイヤベゼルは大きさをグラデーションカットにされました。
全体としてスッキリした印象に纏まりました。
その10年後のベニュワールの新作で原点回帰のふくよかなフォルムが復活。アンジェロも復濃くされました。
サイズ展開はミニ、SM、LM。ミニの旧型はパンテール同様リューズを持たず、裏蓋から時刻操作を行います。
2009年からのモデルはリューズが追加されております。
LMサイズは手巻きムーブメントを搭載。
ベニュワールの中で唯一シースルーバックが採用されているモデルです。
まとめ
ベニュワールはハイクラスな時計ながらもデザインに富んだ個性あふれる時計です。
人とは違ったラグジュアリーな時計をお探しの方は検討してみてはいかがでしょうか。
ではまた!