2022/04/18 聖徳太子
カルティエの腕時計の大きな強みはデザイン性にあると思います。
伝統的なデザインコードを持ちながらもあらゆる文字盤デザインを世に放ち続けています。
本日紹介させていただくタンクルイカルティエは最も伝統的ながら時代にマッチした文字盤デザインが採用されています。
タンクの原点であるデザインコードとハイテクノロシーを駆使した新しい展開の時計のリリースについてご紹介いたします。
タンクルイはタンクの原点のモデルであり、3代目カルティエ社長ルイカルティエが愛用していたという由緒正しき時計です。
現在展開されているタンクの原点であり、他のタンクよりもハイエンドなラインとなっております。
その大きな理由としては金無垢を使っているという点が大きく、伝統的ながら高級感があるのが特徴です。
今回の新作ではこの伝統に大きなデザイン性が追加されました。
特に目を引くポイントとして、電解エングレービングがあげられます。
様々な角度からエングレービングを施すことで光の加減で見え方が変わり、複雑な視覚効果を生みます。
この幾何学的なデザインは1980年代に用いられたマストドゥカルティエのデザインです。
カラーはレッドとグレーの2色展開。
レッド文字盤にはラッカー仕上げ、グレー文字盤には亜鉛メッキのガルバニック加工仕上げです。
タンクのアイコニックなデザインコードに12個のローマインデックスとレイルウェイミニッツトラックがあります。
この伝統的なデザイン性を廃し、12.3.6.9の4つのインデックスに絞りました。
これらの革新的なデザインを配しながらもタンクカルティエの基盤DNAが失われない、タンクらしさを残しているのが今作の魅力です。
文字盤にデザインを入れたと言っても幾何学的なアールデコ調の雰囲気を残している点。
カラーも深みのある濃いカラーリングにすることで落ち着いた印象はキープされています。
新しいさとトレンドを織り交ぜながらもモデル時代のコンセプトをキープしている点はさすがカルティエと言ったところですね。
まとめ
昨年リリースされたタンクマストのソーラービート、今作のタンクルイカルティエの電解エングレービング等ハイテクノロジーを駆使して時計の展開を行なっている印象を受けます。
これからもカルティエのDNAを残しながらも新しいものを取り入れる部分が人気ブランドの所以なのかと思わせられますね。
特に角形時計といえばカルティエの印象が強いです。
スーツの袖口からレザーストラップのタンクが見えるとセンスあるなと思ってしまいます。
さらにそれがゴールド素材のデザインが利いたこのタンクルイだったら…かなりセクシーですね。
ステンレス素材よりもいやらしくない魅惑的なものがあります。
これからのカルティエの展開にも注目です。
ではまた
直径:LMサイズ(33.7mm×25.5mm)
厚さ: 6.6mm
ケース素材:イエローゴールド(レッドダイヤル)、ローズゴールド(アンスラサイトグレーダイヤル)
ダイヤルカラー:レッドまたはアンスラサイトグレー
インデックス:ローマ数字
夜光塗料:なし
ストラップ/ブレスレット:レッド、またはグレーのアリゲーターレザー
キャリバー: 1917 MC
機能:時、分、秒
直径:16mm
厚さ:2.9mm
パワーリザーブ:約38時間
巻上げ方式:手巻き
振動数:2万1600振動/時
石数:19
クロノメーター公式認定:なし
価格:158万4000円(税込予価)
発売時期:2022年9月