2022/01/21 聖徳太子
カルティエ パシャ といえば独特な形状で、高いデザイン性を持った防水ウォッチでしたが、一度2016年に廃盤となっておりました。
しかし、2020年リニューアルして「新生 パシャ ドゥ カルティエ」として復活を遂げました。
2019年のサントス ドゥ カルティエ 、2020年 パシャ ドゥ カルティエ 2021年のタンクマストと近年のカルティエウォッチの勢いが衰えないですね。
買取相場もかなり上昇しております。
この新しく発表されたパシャは「これまでの慣習にとらわれない」ということをコンセプトとしており、往年のパシャからのアップデートが多く見受けられます。
パシャドゥカルティエのサイズ展開はミスパシャ(27mm)パシャ35、パシャ41の3サイズ展開です。
レディース、ユニセックス、メンズとジェンダーの壁を感じさせないのがパシャらしい展開ですね。
まず、パシャの大きな特徴であるリューズにデザインを切り込みました。
パシャの大きな特徴としてリューズケースをケースとチェーンで繋がれいるという大きな特徴があります。
これは防水のためのリューズガードを外したときに無くすことを防止することを目的に施されたディティールです。
この当時から続くデザインは踏襲しつつ、モダンにアップデートされています。
これまでのモデルに比べると太く、短い仕様にし、ケースと一体化させたことにより、スッキリとした印象になりました。
また、これまではリューズガードにスピネルをあしらっており、今回のモデルはリューズガードに加えて、リューズにもスピネルが追加されました。これによってリューズガードを外した時にも美しく見えるようになりました。
ムーブメントはキャリバー1870MCを搭載しております。
こちらはカルティエ自社製ムーブメントでカルティエの基幹ムーブメントともいえます。
2020年に発売されたサントス ドゥ カルティエにもこのムーブメントが搭載されております。
こちらのムーブメントの特徴はラチェット式を採用しており、鉤爪を使いエネルギーを生み出す仕組みのムーブメントです。
これは歯車でなく耐久性の強い鉤爪を使用することで摩耗に強くなるという特徴を持ちます。
また非磁性のニッケル合金遠使用し1200ガウスの対磁性を誇ります。
ブレスレットも最新仕様へアップデートされております。こちらもサントスドゥカルティエ同様ケース上下にあるボタンを押して簡単にブレス交換を行える「クイックチェンジ」工具なしでブレスの調節が可能な「スマートリンク」も採用されております。
パシャのデザインは革ベルト、ステンレスベルトとではかなり印象が変わるのでこの進化は嬉しいポイントですね。
ステンレスベルトもこれまでは平面的なサテン仕上げだったものが少し丸みを帯びさせ、立体的な構造に。また中コマをポリッシュにしてドレス感をアップさせました。
文字盤パシャのアイデンティティとも言える36912インデックスはこれまでの字体を踏襲。
文字盤面は全体にギョシェ彫が施され高級感を生みます。針はカルティエらしいブルースチール針を採用。
高級感を持たせつつも爽やかなカラーバランスとなっていますね。
まとめ
往年のパシャと比べるとスタイリッシュに仕上がっている印象です。
ベゼル、ブレス、文字盤ともに洗練されたイメージで現代のノームコアなライフスタイルにマッチしていますね。
高級感、デザイン性、汎用性全てに高い水準の時計。是非手に取ってみてはいかがでしょうか?