世界的にも非常に有名な宝石商であるフランスの名門"カルティエ"。
カルティエのジュエリーは日本国内でも非常に人気があり、女性が憧れるブランドの一つだと思います。
ハイブランドジュエリーというイメージが強いカルティエですが、腕時計の分野においても様々モデルがリリースされています。
そこで今回は2002年に登場したロードスターコレクションから、ロードスター クロノグラフ W62020X6をレビューしてまいりたいと思います。
【商品名】ロードスター クロノグラフ
【型番】W62020X6
【機械】自動巻
【素材】ステンレス
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】42mm
【防水性】日常生活防水
【定価】896,400円
【備考】-
『ロードスター』というモデルは元々、1950年代から1960年代のカーレースにインスピレーションを受けて発表されたモデルです。
流線型のフォルムでスポーティな印象が漂うロードスターはカルティエ時計のメンズモデルとして人気があります。
2002年にリリースされた"ロードスターシリーズ"ですが、今回ご紹介するクロノグラフの他に、3針モデルも存在します。
一般的に3針モデルは37mmケース、そしてクロノグラフは一回り大きい42mmケースとなっています。
42mmの大型ケースに厚みもあるクロノグラフモデルは存在感抜群です。スポーティな印象が強いデザインなので、ビジネスシーンというよりはカジュアルシーンで活躍しそうなモデルです。
ロードスタースターの最大の特徴の一つともいえるのが"ワンタッチ交換システム"ではないでしょうか?
一般的な腕時計のブレスレット調整をする際は「ばね棒外し」等の専用工具を使う必要がありますが、ロードスターは工具なしのワンタッチでブレスレットの取り外しが可能となっています。
今でこそワンタッチシステムを導入する他メーカーも増えてきましたが、当時では珍しく採用しているメーカーも少なかったので話題となり人気に火をつけました。
画像の赤丸部分のレバーを引くだけで簡単にブレスレットか外せるので非常に便利です。
ちょっと気分を変えたい時に1分でささっと交換できるのは嬉しいですね。
ブレスレットはカルティエらしい気品漂うブレスレットとなっています。ポリッシュ仕上げのブレスレットは遠目から見てもキラキラしております。
欲をいえばもう少しブレスレットの幅が広ければバランスが良いのかなぁと思います。ケースサイズに比べて若干ブレスレット幅が狭い印象を受けるので少し頭でっかちにも見えます。
もちろん、7時のインデックスには"CARTIER"の隠し文字も入っています。こういう細かいこだわり、好きです。
デイト表記にもロードスターらしいこだわりがあります。カーレースシーンからインスピレーションを得たモデルとあって、レンズ部分は車のヘッドライトを模したデザインとなっています。
すでに生産終了となっているロードスターシリーズですが、中古市場ではまだまだ活発に取引されています。
こちらのモデルも定価896,400円とかなり高額なモデルですが、現在の中古相場ですと50万円前後で購入可能となっているので、価格面でもおすすめできる一本です。