ルミノール クロノグラフ PAM00196 基本スペック
【商品名】ルミノール クロノグラフ デイライト
【型番】PAM00196
【機械】自動巻き
【素材】ステンレス
【カラー】黒文字盤
【ケースサイズ】44mm
【防水性】100m
【国内定価】-
【備考】製造2003年~
シルベスター・スタローンとデイライト
読者の方の中で、シルベスター・スタローンを知らない方は少ないかと思いますが、ハリウッドスターでアクション映画の第一人者といわれたすごい方です。
90年代ですとボクシング映画『ロッキー』やアクション映画『ランボー』が有名なのではないでしょうか?
彼の生まれはアメリカ合衆国ですが、父親がイタリア系アメリカ人で、パネライというブランドにも愛着が湧いたのでしょうか?1990年代前半頃から民間への販売も開始したのですが、スタローンがパネライに興味を持ち始めたのもちょうどその時期でした。
今でこそ、世界でも有名なブランドへと成長しましたが、当時はまだあまり浸透していませんでした。そういった意味ではスタローンは最初期の頃からパネライを知っており、興味を持っていたことになります。
そして彼は、1996年に公開された主演映画『デイライト』の出演の際に、つける時計をパネライにオーダーしたそうです。その2003年『ルミノールクロノグラフデイライト』が登場しその後も後継機を作り続けています。
映画『デイライト』がひとつのきっかけになり、パネライは世界から注目されるようになり、その後の躍進につながったともいわれています。
それでは時計の話に戻りましょう
『LUMINOR PANERAI』の下にモデル名『Daylight』と表記されています。
PAM00196は2004年にリリースされたデイライトの最初のモデルです。
PAM00196は2004年~2006年頃までの製造でわずか数年で廃盤になったモデルということもあり、後継機を含めても一番個体数の少ないデイライトといえます。
ローマ数字のインデックスが特徴で、後継機のPAM00250やPAM00356ではバーインデックスに仕様変更しています。堂々の44mmケースのベゼルにはタキメーターが刻印されております。
ちなみにPAM00196の色違いの白はPAM00188です、こちらも生産期間が短い事もあり、個体数はパネライの中でも少なめです。
デイライトの特徴 『リューズガードのレバーが上下逆になっている』
画像をご覧下さい。デイライトPAM00196はリューズガードのレバーが上下逆さまについております。デイライト以外でも一部リューズガードが逆さまになっているモデルがありますが、ほとんどのモデルは上部にレバーがついております。
最初は少し違和感を感じる事もあるかもしれませんが、珍しいタイプで面白いですよ!
9時側のケースサイドの穴は日付チェンジをするときに使います。通常パネライ専用のプッシュピンがあり、それを使って日付のチェンジをします。
中古販売だとたまに付属品のプッシュピンがついていないものもありますが、家庭にある爪楊枝でも代用ができます。
バックルは観音バックルとなっております。革がついておりますが、もちろんベルトの変更は可能です。この時期でしたらラバーが良いでしょう。革でもラバーでも非常に良く合います。
裏蓋にも『RUMINOR Daylight』の刻印がされております。さらに/1500という数字。これはそのシリアルの年に作られた生産本数を表しております。数年間で合計3700本製造されました。
生産数自体は主要モデルの中では少ない部類に入ります。PAM00196の後継機であるPAM00250やPAM00356はPAM00196の2倍近くの生産数ですので、レア度で考えると初期のPAM00196が一番高いです。
パネライ ルミノールクロノグラフPAM00196、いかがでしたでしょうか?周りとはちょっと違うパネライを狙ってみるのもいいかもしれません。
リストショット!!