イタリアの軍用時計ブランド、オフィチーネ・パネライ。
いわゆるデカ厚時計の先駆けとして人気の出たブランドです。
1997年にリシュモン傘下に入ってからグンと知名度があがりました。
パネライといえばルミノール〇〇〇が真っ先に思い浮かびますが、実はパネライの歴史上ではラジオミールの方が先に生産されたモデルなんです。今回はそんなラジオミールについてご紹介します。
パネライは各モデル毎年生産本数が限られていますが、こちらのモデルは2001年〜2002年のわずか2年間のみです。
また、生産時期によってシースルーバックから覗くローターの色が変更になり前期はシルバー、後期はゴールドカラーを使用しています。
ネットサーフィンで時計屋さんを色々覗きましたが、前期モデルはほとんど見かけることはなかったですね。
個人的にはゴールドのローターの方が好みですが。。。
ムーブメントはゼニス社のエリートcal.680。
このムーブメント、ゼニスの自社時計以外ではあまり採用されていないため、自社以外でエリートを搭載したモデルという意味でも珍しい時計です。
私がこちらの時計を初めて知ったのが2007年。
中古での数も少なく、在庫があってもWGモデルのPAM00062のみ。
価格は100万〜115万円ほど。
現在では120万〜150万円ほどに上がりました。
ネットで見つけても数日後には売り切れになってしまうこともしばしば。
合計生産数約800本なので仕方ないですが。
似たようなモデルだとPGケースで42mmサイズのpam00336、pam00378などが現在では販売されています。
ミリタリー、ダイバーズ色の強いパネライですが、その中でもリューズガードがなく、ケースサイズは大きいものの、厚みが控えめでドレッシーさも兼ね備えたラジオミール。
クッション型ケースがなんとも魅力的な形で、ラジオミール以外でもロレックスのバブルバックやヴァシュロンコンスタンタンのヒストリークアメリカンなども同じ形を採用しています。
今では42mm、45mm、47mmケースの展開があります。
40mmサイズはパネライサイズに抵抗ある方でもつけやすいサイズ感で、男性だけでなく女性でも着用できるサイズなんです。
インデックスのパネライ数字、4時位置のレンズなしのデイト、9時位置のスモールセコンド、パネライらしさはもちろん、クラシカルな印象も与えてくれます。
ピンクゴールドモデルではありますが、赤みを抑えた色合いのためどちらかというとイエローゴールドに近い印象です。
スーツにも相性抜群!!!
何ヶ月もネットサーフィンを繰り返し、ようやく見つけることができました。
高い買い物ではありましたが、デザイン、希少性全てにおいて買ってよかったと思える1本です。
一時期は80万円前後という大変お買い得な金額で購入できた時期もありましたが、現在ではまた定価に近い金額に戻ってきています。
売る売らないは関係なく、自分の持っている時計の価値が上がるのはうれしいものですね。
みなさんも自分のお気に入りの1本を探してみてください。