2022/02/10 聖徳太子
IWCの人気モデル パイロットウォッチシリーズ。
今回はその中でも特に存在感を放つビッグ・パイロット ウォッチについてご紹介いたします。
via:https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/pilot-...
IWCのパイロットウォッチは製造の歴史を体現したようなディティールが詰め込まれています。
視認性が必須なパイロットウォッチとドイツらしい質実剛健な時計作りをするIWCはかなり相性が良く、ミリタリーテイストで精悍だけどチープでなくいいものを作っているイメージです。
特にこのビッグパイロットウォッチはその特徴がより発揮されているシリーズです。
シンプルで視認性の優れたダイヤル、4個のリベットが打たれたカーフレザーストラップは40年代の軍用観測時計の要素が残っているところですね。
中でも大型のにリューズはかなり目を惹きます。
これはパイロットが厚いフライトグローブを着用した際でも操作できるようにするためのものです。
この武骨なディティールはかっこいいですね。
現代でも寒い冬は手袋をしますから、それでいてもリューズ調節できるのは時代のたった今でも嬉しいディティールです。
デザインとしてベゼルとケースが一体化された2ピースケースがパイロットウォッチの大きな特徴です。
これは飛行中急激に気圧が変わっても風防が外れないようにするための仕様です。
ビッグパイロットといえば46mmの大型ケースがアイコンでしたが、43mmも展開され、サイズで悩んでいた人でもフィックスするケースサイズも展開されました。
これまでのビッグパイロットウォッチモデルのにカレンダー、パワーリザーブを省略しました。
ビッグパイロットウォッチにはペラトン式自動巻80000系が搭載されていました。
ペラトン式とはローターが左右どちらに回転してもゼンマイが巻き上がるというIWCの誇る機構です。
この機構はパーツ摩耗が少なく、耐久性に優れ、巻き上げ効率がかなりいいという画期的な機構でした。
これはクオーツショックの前の時代のオールドインターで良く搭載されていた機構です。
ビッグパイロット43では80000系からアップデートされた82000系ムーブメントを採用。厚みをなくし、パワーリザーブを約48時間から約60時間に延長されました。
素材は80000系では歯車や爪がベリリウム合金だったのに対し、セラミックに変更。
さらに摩耗に強くなりました。
このモデルは新機能「EasX-CHANGE」システムを搭載。
ブレスレットとストラップが工具不要で容易に交換可能になりました。
これによってパイロットらしい武骨なレザーストラップ、ビジネスではフォーマルなストラップとシーンに応じて付け替えができるのも嬉しいポイントです。
まとめ
洗練された外観と高効率なムーブメント、頑強な作りどれをとってもハイレベルな時計です。
タフで存在感のある時計を探されている方は是非検討してみてください。
ではまた!