はじめに
1868年の創立、"質実健剛"なブランドイメージをそのままに魅力的なモデルを展開しているIWC。
現在はポルトギーゼ、パイロットウォッチ、ポートフィノ、アクアタイマー、ダヴィンチ、インヂェニアの6モデルの展開で、それぞれ異なった特徴をもっています。
その中でも今回は洗練されたデザインが支持されている大人気モデル、ポルトギーゼからクロノグラフIW371446のレビューをしてまいりたいと思います。
ポルトギーゼ クロノ IW371446 基本スペック
【商品名】ポルトギーゼ・クロノグラフ
【型番】IW371446
【機械】自動巻 Cal.79350(44時間パワーリザーブ)
【素材】ステンレス×アリゲーターストラップ
【カラー】シルバー
【ケースサイズ】40.9mm
【防水性】3気圧
【国内定価】815,400円
【備考】Dバックル
IWCと言えば"ポルトギーゼ"を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
1998年の登場以来、ポルトギーゼ・クロノグラフはIWC屈指の人気モデルです。
シンプルながら洗練されたデザインは素晴らしいです。ダイアルバリエーションも豊富な点も人気の一つといえるのではないでしょうか。
その中でも特に人気の定番モデルIW371446。さっそくみていきましょう。
ディテールをチェック
搭載キャリバーCal.79350はETA7750ベースのムーブメントを少し改良し、2カウンターに配置を変えています。
ETAベースですが、かなりの高精度を誇るのでスペックとしは全く問題なさそうです。無論、コスパを考えてもかなり良い時計といえるのではないでしょうか。
リューズはおなじみのホールマークです。ポルトギーゼの防水性能は3気圧なので、水には決して強くないのでご注意を。
マイナーチェンジを簡単にご紹介
今年で20周年を迎えるポルトギーゼ。今までにいくつかのマイナーチェンジを果たしてきたわけです。
ダイアルバリエーションでいうと、パンダ文字盤、逆パンダ文字盤はすでに廃盤となっており、現行はブラック、シルバー(青インデックス)、シルバー(金インデックス)、そして2017年に追加されたブルー文字盤の4種類となっています。
バックルも仕様変更しています。初期は尾錠タイプでしたが、現在でDバックル(ホールディングバックル)に変わっています。
Dバックルに変わり、一気に実用性が増しました。尾錠のデザインも好きですが、着脱が簡単で安定しているDバックルの方が個人的には好きですね。
続いて、インデックスをみてみましょう。こちらも若干、加工が変更されています。
かつては"エンボス加工"で立体感を演出していましたが、現在は"アプライド(植字)加工"がされたインデックスとなっています。
"植字"の文字通り、別パーツをダイアルに食い込ませる手法をとっており、エンボス加工とはまた違った立体感を演出しています。
段差をつけた2つのサブダイアルも立体感を生み出しており、均整のとれたデザインとなっています。
1、2年前までは50万円台半ばで出回っていたモデルですが、現在の相場をみてみると少し上がっています。今では中古品でも60万円オーバーの値をつけているのがほとんどです。
今となっては条件の整った個体が60万円前後で出ていたら"買い"だと思います。
リストショット
腕周り16.5cmの私にもしっくりくるサイズ感なので、一般的な日本人男性の腕には良く合いそうです。
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