2022/01/31 聖徳太子
ダ・ヴィンチ・ウォッチはIWCを代表するコンプリケーションモデルです。
2017年に複雑機構ながらシンプルなケースを採用したモデルが復活。
ダヴィンチの歴史を感じられるモデルとして発表されました。
今回はダヴィンチの魅力についてご紹介いたします。
ダヴィンチという名前は、ルネサンスが生んだ万能の天才レオナルドダヴィンチに由来します。
レオナルド・ダ・ヴィンチは美の本質と科学の関係性を解き明かそうと数学、幾何学を使って研究しました。
その探求の精神を取り入れ、創意工夫の精神と個性的な美を融合させたコレクションがIWC「ダ・ヴィンチ・ウォッチ」です。
via:https://www.iwc.com/jp/ja/articles/experiences/201...
初代のケースは六角形のテクニカルなケースでしたが、
1985年パーペチュアルカレンダーを搭載した丸型ケースの3750シリーズが誕生します。
パーペチュアルカレンダーとは日付、曜日、月、年、ムーンフェイスを一つの文字盤に表示し、一度日付を設定すれば閏年を含めて永久に日付変更しなくてもいいという超複雑機構です。
こちらの機構は小窓から4桁の数字を表示し、年数を表します。
カレンダー機械部は僅か83個のパーツで構成されており、各表示機能が完璧に同期しているため、リューズ操作のみで日付合わせをできるというものも画期的でした。
デザイン性もかなり高く、ダヴィンチが描いた「ピオンビーノ港の要塞」のスケッチからインスピレーションを受けてデザインされました。
また、パーペチュアルカレンダーに加えてスプリットセコンドクロノグラフを搭載した「ラトラパンテ」も名作として名を馳せています。
ラトラパンテとはフランス語でスプリットセコンドを意味しており、2本のクロノグラフ針でラップ計測ができるというものです。
そこからケース、ムーブメントなどを変えながらダヴィンチは展開され続けます。
2017年オリジナルを踏襲した新しいモデルが発表されます。
新しいダヴィンチコレクションは1980年代の旧コレクションのアイコンである丸型ケースを取り入れたよりヒストリックな仕様になって復活しました。
1980年のダヴィンチの特徴として、ダブルフレームのベゼルと円をモチーフに丸みを持たせたリューズ、プッシュボタンが挙げられます。
新しいコレクションではこれらの特徴的なディティールを踏襲しつつ、ベゼルの厚み幅を減少させるなど、今の時代に合わせてシンプルに再現しています。
文字盤も旧インデックスのデザインを参照。
ダヴィンチラトラパンテ3754で使用されているアラビア数字のインデックスを採用しました。
このインデックスはアラビア数字ながら丸みを持たせたクラシックなフォントでよりヴィンテージ風な仕様になります。
針はこの文字盤に適したシャープなランセット型の針を採用。
シンプルながらレトロな高級感が溢れるデザインですね。
ヴィンテージがトレンドの鍵となっている昨今80年代のダヴィンチの普遍的な美しさを復活させ、これからも愛され続けるモデルになることを体現しています。
まとめ
ダヴィンチはデザイン、機能性はもちろんながら歴史を感じられるコレクションとなっております。
性別問わず人気のある時計。
是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
ではまた!