パネライの歴史を簡単に
パネライはイタリアンデザインとスイス時計製造技術が融合した腕時ブランドです。
歴史は古く、1860年に創業者ジョヴァンニ・パネライがイタリア・フィレンツェで小売りをスタートさせました。
主要モデルの歴史としてはまず1936年~1938年にパネライの初のダイバーズウォッチ「47mm径ラジオミール」を発表しました。
1949年にはトリチウムを使用した発光塗料「ルミノール」を開発しました。
そして今回ご紹介するルミノール1950ケースが誕生したのが1950年~1956年です。
2005年にはついにパネライ初の完全自社ムーブメントP.2002を発表。以降自社ムーブメントを発表しつづけ、マニュファクチュール(自社一貫製造)メーカーとして人気を博してしてます。
元祖デカ厚ブームの火付け役となったパネライは国内外に多くのファンをもち、今もなお支持される高級時計メーカーです。
パネライ サブマーシブル PAM00389 基本スペック
【商品名】パネライ ルミノール サブマーシブル1950
【型番】PAM00389
【機械】自動巻き (自社キャリバーP.9000)
【素材】チタン
【カラー】黒文字盤
【ケースサイズ】47mm
【防水性】300m
【国内定価】1,242,000円(税込)
【備考】2012年発表モデル
自社製キャリバーP.9000を搭載
PAM00389のムーブメントにはP.9000という自社キャリバーを搭載しております。
3Days(72時間)のパワーリザーブ可能にした優れものです。
このムーブメントを搭載するために新たに「ルミノール 1950」ケースが発表されました。
ケースのバランスはオリジナルと同じ作りですが、サファイアクリスタル風防の凸面が、ベゼルを上回る高さに変わりました。
パネライ特有のリューズプロテクターは存在感抜群
リューズ部分を見てみましょう。
ルミノールの特徴でもある頑丈なリューズプロテクターは時計をよりタフな印象にします。
1枚目の画像のようにレバーがしまった状態で普段は使用しますが、リューズ操作をする場合は2枚目画像のようにレバーを引いて操作します。
リューズプロテクターに刻印されている『REG.T.M.』という文字は、リューズプロテクターの特許を取得していることを意味しています。また、ルミノール1950の特徴としては「日付拡大レンズがない」事でしょうか?文字盤がすっきりとした印象となります。
47mmケースにこの厚さ!!圧巻です。
ルミノール1950のサイズ展開は42mm、44mm、47mmの3サイズですが、今回ご紹介するPAM00389は一番大きい47mmケースとなっております。
迫力がすごいです!私の腕回りでは47mmを使いこなせそうにないですが、腕回りが太い方やがっしり体系の方には似合いそうです。
厚さもご覧ください。7.9mmもあります!腕時計にしてはかなり大きい部類に入ります。
これだけの大きさなので「重そう・・・」と思われるかもしれませんが、そんなことはないんです。PAM00389の素材はステンレススチールより更に軽いチタンが使われている為、見た目ほどの重さは感じません。ストレスも少なく使用できます。
頑丈なラバーとの相性も抜群
PAM00389のラバーベルトは厚みがしっかりしており大きいケースとの相性も良いです。
凹凸があるのも特徴的でデザイン性にも優れています。この時期はラバー一択でしょう。
しかし、パネライには多数の種類のベルトが存在し、季節や気分によっても手軽に変えられるのも人気のひとつです。ヴィンテージ調のベルトや、アリゲーター柄などのベルトに変えるだけで雰囲気がガラッと変わりより楽しむ事が出来ます。
ディテールをチェックしていきましょう
チタン製の逆回転防止ベゼルには、セラミック製のマットブラックのディスクを埋め込んでいます。マットブラックの色味は落ち着いた印象で味があります。
リューズも大きく、縁の仕上げもダイナミックな作りの為、指によく馴染んで回しやすいです。
リューズが小さすぎると苦労しますよね・・・
文字盤のブラックもマットブラックの色味の為、立体感が出ています。植字インデックスとの相性も良く視認性も優れています。
尾錠には「PANERAI」の刻印がされており、デカ厚のケースのバランスを崩さない大きめの尾錠となっております。こちらもパネライ独特の形の尾錠ですね。幅はありますが、薄型ですので気になりません。
リストショット
想像はしていましたが、47mmは圧巻ですね!手首が埋まってしまいそうなほどの大きいケース。ビックリしました。笑
でも、重量感は全く気になりません。デカい時計が欲しいけど重いのは嫌って方は是非「チタンケース」で探してみて下さい。
デザイン性も優れており、チタンケースにマットブラックのベゼルの相性は抜群でかっこいい時計です。この夏の1本にいかがですか?