さぁ!買おうじゃないか、パネライを!!
振り返ると、パネライといえば、大型ケースにアラビアインデックスと、正直どれも同じようなデザインなのに、あの時の僕は僕なりのちっぽけなこだわりを持って(これだ!)というモデルを探し出して、そして意気揚々と時計ショップへと足を向けたのです。
あの時なぜ僕はパネライを買ったのか?それでは回顧録・中篇です。
①今まで持ったことがないブランド
②仕事もプライベートも兼用できる
③認知度が高いブランドで、女子にも伝わりやすいブランド
④ラフな格好でも時計一本でグッと引き締まる、かつインパクトのあるデザイン
という条件をクリアしたパネライ。肝心の予算、嫁の許可も無事に下りました。
さぁ、パネライを買いましょう!パネライを!!
嫁「・・・で、パネライの何を買うの??」
ま「えっ?」
嫁「えっ?」
さようなら、ブレスモデル

ま私物
愛用のグランドセイコーSBGR001の重さが127.4gです。
決して重いとは感じていませんが、ただでさえビッグケースのパネライですから、ブレスモデルになったら+100g、200gオーバーは間違いないでしょうね。
腕周りは16.0cmで、まぁ普通っちゃあ普通ですけど、決して太くはないわけです。たいして太くもない腕にパネライのブレスモデルは、なんかちょっとバランス悪いかなぁ、と思ったわけです。
よって、ブレスモデルは選択肢から削除することになりました。
さようなら、ラバーモデル
②仕事もプライベートも兼用できる
ラバーベルトってこの条件から外れますよね?
雲上ブランドのラバーベルトといえば、パテックフィリップのアクアノートが代表かと思うんですが、いくらパテックでもスーツスタイルにラバーって個人的には微妙なところなのです。
革ベルトモデルに決定!!
②仕事もプライベートも兼用できる
ブレスモデルを選択肢から外した今、この条件をクリアしているのは革ベルトモデルしか考えられませんでした。
ラジオミール?ルミノール?
ルミノール系にするか、ラジオミール系にするか・・・。
さぁ、どんどん自分の好みで決めていきましょう。パネライはダイアルの雰囲気がどの時計も似通っている分、こだわるポイントが絞りやすいですね。サクサクと取捨選択ができます。
ラジオミール系に決定!!
この選択は簡単でした。迷わずルミノール系ではない方です。
だってルミノールのリューズガード、好きじゃないんですもん。
ただそれだけです。でも時計を選ぶ基準なんて、そんなもんですよね?
ラジオミール?ラジオミール1940?
ラジオミールにするか、ラジオミール1940にするか・・・。
大きな違いは、リューズとラグの形状ですね。もう、まさに好みですよ。
時計に興味のない嫁からしたら、「どうでもいい」ポイントです。そうなんです、どうでもいいポイントなんです。
ラジオミールに決定!!
ワイヤーループ型の少し頼りないラグ、そして円錐形のグラつきが心配になるリューズ。
これこそがラジオミールの原点だろう、という勝手な思い込みでラジオミールに決定です。
さぁ、ラジオミールのどのモデルにする!?
一口にラジオミールといっても、種類はたくさんあるわけです。
パネライの公式サイトや時計ショップのHPを見て決めていくよりも、自分の好みのデザインだったり、欲しい機能を満たしているモデルを探していくほうが早くゴールにたどり着けそうです。
デザインとしては、せっかくなのでサンドイッチ文字盤が良いなぁ、となんとなく考えていました。サンドイッチ文字盤というのは、夜光塗料が塗られた板の上に、インデックスがくりぬかれた文字盤がセットされているダイアルのことです。
機能に関しては、自動巻きであること。手巻きは今まで持ったことがないという不安があって、いまだに敬遠中です。
そして、仕事のときに便利な日付表示があること。
上記を満たしているモデルがあれば、ベストなわけです。
これ、くーださい!!
ラジオミール ブラックシール Ref.PAM00388
自動巻き、日付表示、サンドイッチ文字盤が搭載されて良し。
さらに三日間のパワーリザーブ表示で尚良し。
日付にレンズが入っていないので、ルミノールっぽさが排除されて更に良し、って感じです。
そうと決まれば話は早い。
さっそく時計ショップで在庫確認して実物を確認後、購入しました。
その後のPAM00388・・・
コードバンのNATOベルトにしてみたり、カラフルな社外ベルトにしてみたりして、ほぼ毎日のようにオンオフ問わずに着けていました。
ところが、購入から1年くらい経った頃でしょうか。気づくと、仕事の時にはグランドセイコーばかり着けている自分がいたのです。
あれほどまでに熱に浮かされ、一生懸命に探したパネライ。
なぜ、倦怠期を迎えてしまったのか。今も原因はわかっていませんが、後篇を書きながら自問自答してきたいと思います。