2022/04/11 聖徳太子
ヴァシュロンコンスタンタン トラディショナルパーペチュアルカレンダークロノグラフ の2022年限定モデルは鮮やかなカラーリングが光ります。
プラチナケースとサーモンピンクはブランド初の組み合わせモデルです。
この鮮やかなカラーリングとヴァシュロンコンスタンタンの正統派のデザインコートの調和がこちらのモデルの魅力です。
今回はこの5000T/000P-B975の魅力についてご紹介いたします。
トラディショナルはヴァシュロン コンスタンタンの中でも特に正統派の格式高いラインです。トラディショナルの特筆すべき点として伝統を重視した時計作りであることにあり18世紀の伝統を受け継ぐディティールが大いに盛り込まれています。デザインコードとして段差を付け裏側が細かく刻まれたコインエッジケース、ドーフィン針、レイルウェイのミニッツトラックなどのあらゆるディテールが正統派です。
トラディショナル パーペチュアルカレンダー クロノグラフ はこの正統なラインナップにブランドの技術力を詰め込んだグランドコンプリケーションモデルです。
パーペチュアルカレンダー機能による曜日、日付、月、閏年表示とムーンフェイズ表示を行い、クロノグラフ機能では、センターのクロノグラフ秒針と、9時位置のスモールセコンドとシンメトリーに3時位置に置かれた30分積算計を駆動させます。
2022年新作モデル5000T/000P-B975 の大きな特徴はカラーリングです。
サーモンピンクとプラチナケースとの絶妙なカラーバランスが光ります。オパーリンのサーモンカラーに彩られたスモールセコンドとクロノグラフはサテンブラシ仕上げのリングにより縁取られており、中央部にはステイル仕上げが施されています。また、日付の数字を配したものにもこれが用いられており、文字盤の中で視認性と美観を共存させています。
こちらのサーモンピンクの文字盤はオパーリン仕上げを施されているため、光の反射によって美しく輝きます。ピンクのカラーはキャッチーな色で、柔らかい印象になりがちですが、正統派なデザイン、コンプリケーション機構、プラチナとのバランス、クロコダイルのレザーストラップによって大人びた印象を保っているように思います。
ピンクとシルバーカラーの相性はこんなにもいいのかと感心できるモデルですね。
43mmと比較的大きな文字盤からはこの複雑機構を視認できるも言う点は大きな特徴ですね。
時刻表示の針とインデックスはホワイトゴールド。クロノグラフ針日付表示はブルースチール針が採用されています。
ピンクの文字盤にこのブルースチール針がとてもいいアクセントになっています。
このブルースチール針とはレザーのストラップのネイビーで色を拾っているため、トータル色を多く取り入れながらもトータルとしてまとまりのある印象を受けます。
文字盤のデザインでもう一つ特筆すべき点として、6時位置ムーンフェイズがあげられます。これは遊び心が溢れるプラチナ製のもの。
19世紀の置時計に見られるディティールが採用されています。
立体的に盛り上がった2つの月のモチーフにはポリッシュ仕上げがなされており、艶消しサテン仕上げの背景に月と星が輝いて見えるようなデザインとなっております。このプラチナのカラーリングも見事です。
サテン仕上げの月相とポリッシュ仕上げのケースとの相性もいいですね。同じ素材でまとまりをつけながらも仕上げで表情を与える仕様。
また、12時のインデックスの真下には、ファセットを刻む立体的造形のヴァシュロンコンスタンタンのアイコンであるマルタ十字を配置。このマルタ十字は文字盤のカラーリングと同系色のK18のピンクゴールド。ファセットに仕上げた4本のアームで構成されており、それぞれ片面にサンドブラスト仕上げ、別の片面にポリッシュ仕上げが施されています。
同系色の中でも素材、輝き、仕上げを変えることで様々な表情を見えてるれるディティールですね。
まとめ
ヴァシュロンコンスタンタンの今年のテーマは「The Anatomy of Beauty 」です。まさにこのテーマを体現した、美しいカラーリングとブランドらしい遊び心が効いた他にない逸品ですね。このモデルのカラーリングから色気溢れる大人の男性に特に似合いそうなモデルです。
他のモデルよりも遊びの効いたカラーデザイン。伝統に則ったデザイン見事なバランスです。
ではまた。