今年1月に開催されたSIHH2018で、ヴァシュロンコンスタンタンが新作をいくつか発表しました。その中でも気になったのが新型オーヴァーシーズ・デュアルタイムです。
前モデルから大幅にデザインチェンジしましたね!6時位置にあったセカンドタイムゾーンがなくなり、新たにGMT針が搭載され、見た目がすっきりしました。さらにリューズの上(2時位置)に配置されていたプッシャーは下(6時位置)へ移動。
日付表示はセカンドタイムゾーンがあった6時位置に配置されています。パワーリザーブインジゲーターがなくなったのは少し残念ですが、GMT針はカッコいいです。文字盤も仕上げも変わりすっきりとしたスマートな印象に生まれ変わりました。日本上陸は夏頃でしょうか?
他にも金無垢モデルのデュアルタイム、トラディショナル、フィフティシックス、気球をモチーフにしたダイアルの『メティエ・ダール』という新しいモデルが限定品として発表されています!
かなりぶっ飛んだデザインですね。視認性は度外視されたモデルですがかなり面白味のある時計です。初めて見た時衝撃を受けました。来年はこれ以上の衝撃モデルが発表されるのでしょうか。楽しみです。
まずは2004年発表の生産終了モデル、オーバーシーズRef.47040。ヴァシュロンが誇るスポーツラインの代表格で精悍なダイアルが特徴的です。
初代のモデルからマイナーチェンジがされ、42mmのラージサイズとなり、視認性抜群のアラビアインデックスとバーインデックス。ベゼルデザインもマルタ十字をモチーフにしており、装着感も良好なブレスレットもマルタ十字をモチーフにしています。文字盤のギョーシェ仕上げも見事です。
シンプルなのに強い存在感を発揮する旧型オーヴァーシーズ!かなり好きなデザインです。当然現行モデルと比べても価格は安いので狙い目です。
続いては『ケ・ド・リル』少し覚えにくいモデル名ですが、クラシカル雰囲気漂う1本です。オーヴァーシーズに比べ知名度は劣るものの、ヴァシュロンの人気モデルのひとつです。
かつてヴァシュロン・コンスタンタンの工房があったスイス・ジュネーブにある、ローヌ川の中州に位置する『ケ・ド・リル』という地名を冠したモデル名となっています。同ブランドのゆかりの地である地名をそのままモデル名にしたわけです。
クッションケースとポインターデイトが特徴的なケ・ド・リル。ケースバックは裏スケ仕様となっており、ジュネーブシール取得の自社キャリバーCal.5100を眺める事ができます。2つの香箱を搭載することで、60時間のロングパワーリザーブが実現。デザイン・実用性ともに高いモデルとなっています。
ダイアルは多層構造となっており、立体感のあるダイアルとなっています。中心のデイト表記、間にはポインターデイト、外周には時間の目盛と3層からなるダイアルはこのモデルの特徴といえます。作り込みの細かい逸品です。
現在トケマーで販売中のこちらのモデルですが、ランクはSAランク。未使用に近いコンディションとの事ですので、個体重視でお探しの方にはおすすめです。わかる人にはわかる上級者モデルですよ。
最後は2016年発表の新型オーバーシーズRef.4500V/110A-B128。それまでのモデルからデザインが一新され、裏蓋がシースルーバック仕様になりました。ジュネーブシールを取得したCal.5100が搭載されています。
それにしても、この文字盤のブルーは『鮮やか』ですね。前モデルのマット調のブルーとはうって変わって明るいブルーとなりました。シンプルな3針、バーインデックスなのでラッカー仕上げのブルーが引き立ちます。
ケースサイズ41mm、厚さ11mmで程よいサイズ感という点も好印象。リューズはねじ込み式となっており、防水性能は安心の150m。高い機能も備えています。
さらに、ステンレスブレスレットの他に、ラバーストラップ・レザーストラップの2本も付属しているのでシーンによって使い分ける事ができ、かなり魅力的です!ベルト交換も工具なしで楽々できるので非常に便利です!20秒もあれば付け替えられちゃいますよ!
定価は2,505,600円。3針+ステンレスモデルにしてはやや割高な感じがしますが、完成度の高さ、付属品の充実さをみると仕方ないのかもしれません。リリースからまだ2年しか経過していないため、市場での出回りはまだ多くないですが実物をみたら欲しくなるはず!カッコいいですよ。
定価:1,620,000円
型番:47040/B01A-9094
文字盤:黒文字盤
ムーブメント:自動巻
ケースサイズ:42mm
ベルト内周約:18 5cm
素材:SS
付属品:社外箱