リシャールミル(RICHARD MILLE)とは
リシャールミル(RICHARD MILLE)というブランドをご存じだろうか?
2001年に設立した若きスイスの高級腕時計ブランドである。創業者の名前はそう安直で単純ではあるが、フランスのリシャール・ミルである。
御年66才。この年齢なのに才能とセンスは驚かされる。調べれば調べるほどとんでもない人物だ。
自分の親やご自身と比べて、ここまで同じ人間なのにセンスが違うのかなんて思う人もいるのではないだろうか?
もちろんリシャールミルよりすごい方もいると思うが・・・。
今回は2017年に発売した驚愕モデルを紹介したいと思う。
トゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1 RM50-03
トゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1 とあるが英語と一緒で細かく単語を区切っていけば見えてくる。
まず第一印象として如何にも高そうな名前であることだけは伝わっただろう。
名は体を表すということで名前をひとつづつ調べていこう。
トゥールビヨン
高いのは値段だけでなく技術力や腕時計屋としての誇り高いも含まれる。鼻も。
トゥールビヨンは天才ブレゲが発明したとされている。簡単にいうと時計も人間と同じで重力を感じていてどの影響で時間にも誤差が出る。
その重力を限りなく0にするための機械のことである。
スプリットセコンドクロノグラフ
ここでもスプリットセコンドクロノグラフというのを知らない人に簡単に説明する。
リシャールミルの記事を読むような方がこの機能を知らないなんて事は少ないと思うが、ここはウォッチモンスター色々な人に興味をもってもらうため少しお付き合いを。
通常のクロノグラフは計測するための針は1本であるが、スプリットセコンドクロノグラフは計測用の秒針を2本備えている。
これは複数の時間を計測したり、中間のタイムを連続的に計測することができる機能である。
スタートボタンを押すと針が同時に2つ動き、ストップボタンを押すと1つの針がとまり、もうひとつの針は動き続ける。
つまり途中経過時間が分かるのだ。F1で1周した時に押すと1周目のタイムが分かる。&もちろんもうひとつの針は動いているので、タイムをもうひとつ計ることができるのである。
ウルトラライト
ウルトラライト?腕時計の機能でこんな用語は初めてみた。これは何か画期的な発明をリシャールがやってくれたと思ったがそうではない。
究極に軽いという意味だ。じゃー何グラムなんだミルは。という話が今回のメイン。
タイトルでもあおってきたが
世界一軽いクロノグラフときたから期待してしまう。
世界にクロノグラフの時計はどれくらいあるのだろう。それのNO1!!
40gってとんでもない。まさにウルトラライト。
マクラーレンF1
マクラーレンF1というのはマクラーレン・カーズ(今現在はマクラーレン・オートモーティブ)が1991年に発表した車の名前である。
まあとにかくすごいスポーティな早い車ということである。というとファンに怒られる、かといってそこまでファンではないので詳しくは書けない。
RM50-03のディティール
ということで名前だけおってもとんでもない腕時計ということが見えただろう。
それでは細かい部分をみていこう。
ケースの形はこれぞリシャールミルといったトノー型の形です。マクラーレンホンダとコラボしたということでスポーツカーのイメージを感じることができます。
イエロー・グリーン・レッドの3色が鮮やかに使用されていて見栄えがいいです。
そしてリューズもガラスのフチもレッドなのがご覧いただけますね。スポーティな印象が強い!
ムーブメントは手巻きでキャリーバーはRM 50-03の70時間パワーリザーブです。
このレッドのリューズですが、写真が小さくてわかり辛いかもしれませんが、マクラーレンが保有するレース用のホイールリムをインスパイアしているようです。
素材を見るとチタン、カーボンTPT、そして新しく導入した素材のグラフTPTを使用しています。スチールと比べて200倍の強度と1/6の軽さを誇るとされています。
こういった素材を使うこだわりがマクラーレンホンダの企業理念が腕時計にも魂入されていると思います。
当然腕時計でこのグラフTPT素材を使用するのは世界初。
今後この素材を使用する腕時計メーカーは出てくるのでしょうか?
今回のトゥールビヨン スプリットセコンド クロノグラフ ウルトラライト マクラーレンF1 RM50-03は世界限定の75本!
販売価格
121,716,000円(税込) 販売予定金額
下らないですがこういうの好きなんでちょっとやらせてもらいます。
75本全部売れると・・・・9,128,700,000円!91億円!
まとめ
2016年から10年間パートナーシップを結んだマクラーレンホンダとリシャールミル。今後どんなモデルが出るのかとても楽しみな方も多いだろう。
おじいちゃん、長生きしてね。
個人的にはできるだけ高い腕時計を出して欲しいと心から願っている。10億円くらいの腕時計で今後の腕時計の将来を担う存在になって欲しいと東の果てに住むJAPANの○○男子は願っている。
みんなの夢を汲んでリシャールミルには大いに期待したい。
追伸
3/1にリシャールミルは価格改定を行ったようだが、リシャールミルが高くなろうが安くなろうが(今のところ)全く買う予定・・・買える予定がないためふれなかった。