CITIZEN REGNO ソーラーテック KM3-116-10

KM3-116-10

KM3-116-10
via くろ
・5気圧防水
・ケースサイズ 38.0mm
・厚み 8.9mm
メーカー小売価格:13,000円+税
シチズンのサブブランド「REGNO(レグノ)」では一万円台のソーラー時計やソーラー電波などが多数リリースされていますが、このモデルは昨年11月に発売されたばかりのペアウォッチ(メンズモデル)。
一万円台の低価格ソーラーウォッチというと代表的なところでは「G-ショック」や「ウェーブセプター」などのカシオ製品が思い浮かびますが、今回ご紹介する腕時計は同じ一万円台のソーラーウオッチでありながら、ドイツ腕時計を思わせるバウハウス的デザインにケース径38mmという適度な小ぶりさなどがうまくまとめられたミニマルな腕時計に仕上がっています。
気に入ったポイント

KM3-116-10
via くろ
【文字盤】
ソーラー腕時計は太陽光を取り入れる必要から、透過性のある文字盤の下にソーラーセル(太陽電池)を重ねていることが一般的です。そのため、文字盤には樹脂(プラスチック等)が使われていることが多く、使われる色によってはツヤっぽさが割と目立ってしまうことがあります。
その辺の質感については好みによる部分でもありますが、特にホワイト系の文字盤はこの特徴が顕著に出てしまうため、個人的にはあまり好ましくありませんでした。
この腕時計には「フレキシブルソーラー」という柔軟性のある太陽電池が使用されています。
これはケース内周部分に輪っかのように配置されているため、文字盤に使われる材質の制限がなくなるのが利点。そのためソーラー腕時計特有の文字盤のツヤ感が抑えられ、見栄えが(個人的に)かなり良くなっています。

KM3-116-10
via くろ
【薄さ】
厚みは約8.9mm。ソーラー腕時計としては決して「すごく薄い!」というほどではありませんが、ケース側面の面取りや仕上げ(ポリッシュ・ヘアラインの使い分け)に工夫がされていて、実際の厚みよりも薄く見えるようになっています。
実際に使ってみて

KM3-116-10
via くろ
上で触れたように、比較的薄型でケース径もさほど大きくないため着け心地は良好。個人的な好みでベルトはスライドメッシュタイプのものに変えていますが、それでも腕時計本体が軽量なため重さをさほど感じません。
実物の文字盤はほのかにアイボリーがかった白という印象で、ヴィンテージ時計の風合いを意識したようなたたずまい。一見しただけではソーラー時計とわかりません。インデックスのフォントも機能的でカッコいいです。
ドイツ製時計、特に「ブラウン」や「ユンハンス」あたりを彷彿とさせる雰囲気なので、ドイツ腕時計によく使われているイメージがあるメッシュベルトとの相性もバッチリ。
もちろんデフォルトの革ベルトや、ナイロンベルトに交換してみてもいいかも知れません。
バリエーション

KM3-116-50
こちらは黒バージョン。ツヤを抑えたマットなブラックの文字盤に白いインデックスが映えて渋カッコいいです。

KM4-015-10
冒頭でも触れましたが、この腕時計はペアウォッチなのでレディースモデルも存在します。ケース径27.4mmとかなり小さめで、昨今のレディースに多い男女兼用というよりはっきり女性向けというサイズ感です。

OUTDOOR OPPIDUM
番外編
こちらはREGNOシリーズではありませんが、シチズンがアウトドアとコラボした「OPPIDUM(オピダム)」
この時計もドイツの腕時計「ノモス」を彷彿とさせるデザインで、奇しくもドイツっぽい雰囲気という点が何となく近い臭いを感じます。
ちなみにこちらはメーカー希望価格13,500円(+税)で、価格帯もほぼ同じくらい。
最後に

KM3-116-10
via くろ
前回REGNOシリーズを紹介する記事を書いた際に公式ホームページでこの時計の存在を知ったのですが、その後店舗で実物を見てからどうしても気になり購入してしまいました。
実売価格で9,000円台と気軽に手に入れられる範囲の値段なので、普段使いできて見栄えもそこそこいいカジュアルウォッチとしてオススメです。
大手家電量販店の腕時計売り場(シチズン系)なら大抵置いてあると思うので、実物もぜひ一度試し見してみてください。