現在4ラインをもつシチズン・カンパノラ。
「ステータスを遊ぶ、時を愉しむ、日常を愉しむ、個性を愉しむ」というコンセプトの元
2000年にパーペチュアルカレンダー、2001年にコスモサインが発表されました。
2008年にはエコドライブ・クロノグラフを発表、新たなラインが生まれます。
2012年にはスイスのムーブメントメーカー・ラ・ジュー・ペレを買収したことで、2015年カンパノラにも機械式のラインアップが加わりました。
※シチズンでも自動巻きのムーブメントを製造していますが「ブランド」としてラ・ジュー・ペレを使用したかったのかも知れません。
「宙空の美」(中空の美)と表現された少し厚めのケースの中で織成す、幾重にもなったダイヤルパーツは機械式であれば何百万、何千万円もする機能をクォーツで興した「芸術品」です。
また職人が1つ1つ丁寧に作業した、ダイヤル、ケース加工は本当にキレイですね。
時計展などではイベントとして漆塗りを実際に披露したりと、その技術を、その美しさをPRしています。
「コスモサイン」とだけ記載すると1987年の「コスモサイン」「クラブ・ラメール コスモサイン」を思い浮かべる方もいるでしょうか?
2001年に「カンパノラ」シリーズにラインナップされた「コスモサイン」
天体の運行を星座盤によって表現する「リスト・プラネタリウム」です。
2016年11月 7年ぶりに第3世代のカンパノラ・コスモサインが2モデル同時に誕生しました。
1本目
北緯35°の全天星座をリアルタイムで文字板上に再現する星座盤モデル AO4010-51E CAL.4398。
時分針以外は天文に疎い私にはまったく読み取れませんが、宇宙を感じられるデザインに魅了されますね。
漆黒の夜空に輝く星々が正確な位置関係で配置されています。
「北緯35度において見ることのできる4.8等星以上の恒星1,027個、アンドロメダ銀河やオリオン座大星雲などの星雲・星団など166個を正確にレイアウト。14版に及ぶ精密な印刷によって表示しています。」
ただただ、凄い!の一言。
もの凄い数の星が描かれています。
東京の空のはるか上空では、こんなにも多くの星が見れるのかと。
因みにコスモサイン初の黒文字盤、メタルバンドです。
ビジネスシーンでも、通年通して使えそうですね。
ケース径44mmとやや大きいですが、「宇宙を腕元に」のコンセプトを感じ取れる素晴らしいモデルかと思います。
国内定価は302,400円(税込)
こちらは2009年のモデルCTV57-1231 CAL.4398
今年のモデルと何が違うかな?
ムーブメントも描かれている恒星の数も同じようですが・・・
2本目
月齢のみならず、月と太陽の位置などを表示する月齢盤モデルCTV57-1231 CAL.4398。
こちらは明らかに表情の違うモデルですね。
月がたくさん描かれています。
月もリアルにクレーターなどが描かれており、月の満ち欠けの見え方、月と太陽の位置、太陽の出没時刻を表示できるのだそうです。
こちらは45mmもありますね。
どちらのモデルも「デュアル球面サファイアガラス」と言う反射しにくく見やすいドーム状のガラスです。
定価は税込270,000円。
CITIZEN CAMPANOLA Cosmosign New model AA7800-02L
どうでしょう?この細かい表現。
「月本体はティコやコペルニクスといったクレーターの位置なども正確に表現された月のグラフィク」
ワクワクしますね。
動画を見ると、その奥行きの美しさがわかります。
次のページからは現行のカンパノラのラインナップです。
数多くの魅力的なタイムピースがズラッと並びますよ!
いかがでしょうか?
腕元に宇宙を。
宇宙を身近に感じることのできる特別な腕時計「カンパノラ・コスモサイン」。
新しいモデルが2つ誕生したので、是非1本購入するきっかけになればと思います。
発売年月2001年(平成13年)7月
発売時の価格170,000〜180,000円
秒針停止機能
北緯35°星座全天表示型
実視等級4.0等以上の明るさの恒星452個表示