こんにちは。
今日は雲上ブランドと言われるパテックフィリップから、アクアノートをレビューしていきます。
パテックフィリップはスポーツラグジュアリーの先駆けとして1976年にノーチラスを発表しました。
ノーチラスのデザインを手がけたのは、時計業界きってのデザイナーと言っても過言ではないジェラルドジェンタ氏です。
ノーチラス発表から21年後の1997年、ノーチラスを範としたアクアノートが登場します。
今回紹介するRef.5065は発表の翌年1998年に発表されたモデルです。
2007年に現行のRef.5167が登場するまで、アクアノート人気の基盤をつくったモデルとも言えます。
彫りの深いワッフル文字盤がかっこいいですね。
ケースサイズは38㎜と比較的合わせやすいサイズ感。
現在ではやや小ぶりなケースサイズの部類ですが、当時はジャンボと呼ばれていました。
その後2000年代に入りパネライが登場するとデカ厚ブームが到来します。
その前までは38㎜~40㎜がビッグケースだんたんですね。
最近ではこのデカ厚ブームにも少しかげりが見えてきました。
また、小ぶりな時計が注目される時期がくるのかなーなんて個人的には思っています。
ケースはかなり薄く作られており、腕にフィットします。
次項では時計を裏側から見ていきます。
コート・ド・ジュネーブが美しい地板ですね。
※ムーブメントナンバーはモザイクかけて消しています。
シースルーバックからはCal.315を見ることができます。
通常のローターよりも巻き上げ効率がいいとされているK22ローター。
ローターの素材を特殊にするメーカーは実は多く存在します。
有名所ですとフランクミューラーもローターをプラチナ950にしています。(酷評が多いですが・・・。)
他にルクルトもローターも先の部分をK22で重くしています。
これはローターが他のブランドに比べ薄いので先端部分を重くして巻き上げをよくする為と言われています。
地板の上に刻印されたジュネーブシールです。
600時間に及ぶ12条件のテストに耐えたムーブメントのみが刻印されるシールです。
ただ、パテックフィリップに関しては2008年から独自の基準のPPシール(パテックシール)に変更しています。
今となってはジュネーブシールのパテックフィリップを見る機会も少なくなってきました。
アクアノートと言えばトロピカルバンドのイメージが強いですね。
ステンレス/ラバーのものをよく見かけます。
Ref.5065のブレスレットは現行よりもゴツゴツとしたかなり無骨な雰囲気です。
ラバーの時と比べとガラッと印象が変わります。
Ref.5065は生産終了してから10年近く経過し、中古での流通はかなり少なくなってきました。
現在の中古相場は付属品の揃った良品で190万前後となっています。
右肩上がりの相場なので販売価格が200万を超える日も遠くはなさそうです。
もし、気になっている方は早めに購入を検討されてはいかがでしょうか。
それではまた、次回の記事で!
トケマーでは一般の方も出品できるようになりました。
手数料も現在はほとんどかかりません。
時計などの高額商品は他のフリマアプリでは真贋の問題もあり中々売れにくいです。
トケマーでは大黒屋が鑑定してからの受け渡しとなりますので、出品者も購入者も非常に安心ですね。
出品者側の指値で値段も出せるのも大きなメリットです。
自宅に眠っている時計があれば是非、出品してみてはいかがでしょうか?