スイスの名門 『IWC』
1886年にスイスで創業した歴史ある老舗高級時計メーカーのIWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)。
現在はポルトギーゼ、パイロットウォッチ、ポートフィノ、アクアタイマー、インヂェニア、ダヴィンチの6つのコレクションを軸に展開しております。
今回はIWCの中でもポルトギーゼと並びトップクラスの人気を誇る"パイロットウォッチ"からマーク15の希少・ホワイトダイアルをご紹介したいと思います。
マークシリーズの特徴
パイロットウォッチにカテゴリーされるマークシリーズですが、元々は軍用時計として登場したモデルです。
1948年に英国の軍用時計として製造されたのがマーク11です。
そして1993年、民間向けのモデルとして発表されたのがマーク12。その後、1999年の"マーク15"。2006年の"マーク16"、2012年の"マーク17"、そして2016年の"マーク18"と続いております。
モデルの特徴として挙げられるのは、視認性の高さや耐磁性能の高さです。
パイロットウォッチに必要な基本スペックがしっかり備わっているため、満足感の非常に高いモデルです。
マーク15 IW325310 基本スペック
【商品名】パイロットウォッチ マーク15
【型番】IW325310
【機械】自動巻
【素材】ステンレス
【カラー】ホワイト
【ケースサイズ】38mm
【防水性】6気圧防水
【国内定価】-円
【備考】生産終了モデル
希少性の高い『白文字盤』
今回ご紹介する白文字盤ですが、歴代のマークシリーズにも存在しない希少なカラーなんです。言われてみれば確かにマーク系の白って見慣れないですよね。
マーク15を推す理由の一つはサイズ感です。一般的な日本人男性の腕にしっかり収まる38mmケースは絶妙なサイズ感です。試着してみたらかなりしっくりきました。
同じマークシリーズでもサイズは色々あり、マーク12は約36.5mm、マーク15は38mm、マーク16は39mm、マーク17は41mm、マーク18は40mmとなっています。
時代のニーズに合わせてサイズも変えてきているのでしょうか。マークシリーズを着けるなら個人的にアンダー40mm径がしっくりきて好きですね。
しなやかで装着感抜群のブレスレット
マークシリーズといえばこの5連ブレス。コマも小さめで滑らかなので装着感は抜群です。
ロングセラーモデルのマーク15ですが、ブレスレットは何度かマイナーチェンジしており、初期はマーク12と同じ11連ブレスが存在します。
中期はコマの表面がゆるやかにカーブしている高さが同じ5連ブレスに変わり、後期のブレスレットはコマの表面がフラットになりエッジの効いたブレスレットとなっています。
今回ご紹介しているこちらは"後期ブレス"ですね。隙間の2列が少し高くなっており、インゴットバーのような形になっているのが特徴です。
バックはこのような感じになっております。両サイドプッシュ式のバックなので着脱も簡単です。
ブレスレットの調節は丸い穴をプッシュしてネジを取り外します。ひと駒が細かいので自身の腕周りに合わせてピッタリ調節できます。
スクエアカットされた短針は味があってかっこいいですね。後継機のマーク16以降は短針の形がスクエアでなくなってしまったのが残念です。
現行モデルには無いスクエアカットされた短針やクラシカルなアラビアインデックスなど、知れば知るほど魅力的なモデルに思えてきます。
黒文字盤の中古相場は60万円前後で白文字盤は70〜75万円前後の相場となっており、白文字盤の方が高いですが、個体数の少なさを考えると納得です。