クストスとは?
2005年にサスーン・シルマケスとアントニオ・テラノヴァがスイスで創業しました。
クストスというブランド名にはラテン語で『守護神』という意味があります。
創業から約10年で世界的人気時計メーカーにまで成長させたました。
価格帯は200万円~数千万円のモデルがあり、明石家さんまも愛用しています。
ただ、日本ではまだ知名度も低く、ブランド名の『CVSTOS』をちゃんと読める人も
ほとんどいないのが現状です。
フランクミュラー・ウォッチランドグループ」の属しているだけあって、
フランクミュラーのようなトノー型のケースが特徴的なモデルです。
クストス チャレンジ ダニ ペドロサモデル 世界26本限定
基本的なスペックをご紹介。
型番 CVGT-PEDROSA-OR BKTT
チタニウム×アルミニウム×ラバーベルト
ケース径 縦53.7mm×横41.0mm
自動巻き クロノグラフ パワーリザーブインジケーター
パワーリザーブ 42時間
100m防水機能
2014年の新作 世界26本限定
プロライダー ダニ・ペドロサとのコラボモデル
参考定価 2,484,000円
クストス チャレンジ ダニ ペドロサモデル を細かく見ていきましょう!
見た目は、フランクミュラーのトノウ カーベックスと、リシャールミルを足したようなデザイン。
特に目新しい感じではないですね。
ウブロのスピリットオブビッグバンも同じようなデザインですし、
最近トノー型のスケルトン時計が多いような気がします。
バイクレーサーのダニ・ペドロサとのコラボレーションモデルで。
ダニ・ペドロサがレースで愛用するバイクをイメージして製作されました。
ダニ・ペドロサが所属する『レプソル・ホンダ』のチームカラーのオレンジと、
ゼッケンナンバーの『26』を前面に出したモデル。
アルミ合金をオレンジ色でコーティングして、
チタン素材のケースと組み合わせた近未来的なデザインの時計です。
裏面は、シースルーバック仕様。
バイクのホイールのようなデザインのローターです。
一般的にローターは半円型が多いですが、
限定モデルなのであえてこのデザインにしたのでしょうか。
普段見えない部分にも、トレードカラーのオレンジを入れるなんて徹底してます。
これは、残りのゼンマイ量が分かるパワーリザーブインジケーター付です。
ここをチェックしておけば、途中で時計が止まってしまうことも防げますし、
ゼンマイを無駄に巻き上げすぎる心配もないですね。
毎日時計を着ける人にはあまり必要ないかもしれませんが、結構あると便利です。
バイクのスピードメーターみたいなデザインです。
日付の26日のパーツは赤く塗られています。
さすが『26』という数字にこだわったモデルだけあって、
細かいところもしっかりとアピールしていますね。限定品という特別感があります。
この感じはウブロのビッグバン アエロバンみたいなデザインですね。
私はスケスケの時計が好きなので、ここまで見えるのはうれしい!
横からみるとフランクミュラーのカサブランカやトノウ カーベックスのように、
ドーム状になっているのが分かります。本当にデザインがそっくりですね。
この角度から見ると、時計じゃないみたいです。
リューズもなんかすごい形。
バイクのディスクブレーキみたいなデザインです。
デザインは奇抜ですが、使用方法はいたって普通のねじ込み式リューズ。
リューズも大きく、操作性が良いです。
ケース側面には『26』の数字がデザインされています。
側面は車のバンパーみたいです。
オレンジのパーツ部分は、オレンジ色でコーティングしているので、
ぶつけてしまったりしたらハゲちゃったりするんですかね⁉ちょっと心配です。
結構、裏蓋も分厚いのが分かります。
ラバーベルトは普通です。
外側にロゴ等の溝があるので、ホコリや汚れが溜まりそうなので、
個人的にはフラットなデザインの方が良いと思います。
バックルはフランクミュラーと同じようなデザインになっています。
結構バックルに厚みがあるので、ぶつけやすそうですし、
腕に着けてパソコン作業をするときは邪魔になりそうですね。
クラスプは一般的な観音開き型になっています。
長い間使用していると、この黒い部分がハゲてしまいそうです。
クラスプも恐らくチタン製なのでスゴイ軽いです。
しかもチタンはステンレスにくらべて錆びにくいので助かります。
腕に着けるとこんな感じです。
ケース径は41mmですが、リューズを含める48mmなのでかなり大型の時計です。
でも、大きさの割にはそんなに重くないし、トノー型の曲線状のケースが腕にフイットして
着け心地が良いです。
ケースの大きさもそうですが、サイドのオレンジ色のパーツがインパクトあります。
風防はドーム型なので、光が反射しやすく、見る角度によっては光が反射して
文字盤が見えなくなる時があります。
しかも、文字盤のデザインが結構ゴチャゴチャしているので、時刻も若干確認しにくいです。
付属品
蓋を開けるとこんな感じです。
高級時計特有の無駄に大きい仕様。
この無駄に大きいのが良いんですよね~
高級時計買ったぞって感じがします。
保証書を収納するケースと、汚れをふき取るクロス・説明書などが付属しています。
保証書はフランクミュラーみたいに結構大きいです。
限定品の証拠に『●/26』とシリアルも記入されています。
2014年の3月26日フランクミュラーの正規店で購入したものです。
クストス チャレンジ ダニ ペドロサモデルの現在の相場は?
楽天などでは1件もヒットしませんでした。
唯一在庫があったのは、海外サイトで手数料などもろもろ含めて中古品で約150万円。
世界26本限定の割にプレミアとかつかないんですね⁉
2014年に世界26本限定で発売された商品なので、
新品で入手するのはほぼ不可能かと思います。
どうしても欲しい人は中古品を探して買うしかなさそうですね。
ただ、恐らくほとんどは海外で販売されていると思うので、並行品になってしまい、
日本で正規オーバーホールが受けられないのでちょっと悩みますね。
まとめ
クストスの時計を着けてみて思った事をまとめてみました。
・世界26本限定品なので、まず人と被らないし、優越感がある。
・限定なので、ウブロやオーデマピゲみたいに、箱のデザインや、
特別な付属品を付けるなどして、もう少し工夫してほしい。
・限定品の割にプレミアが付いていなく、リセール価格も安い。
・デザインがハデなのでTPOが限られる。
・ケースがデカくて着けていると少し邪魔に感じる時がある。
・ブランドの知名度がまだまだ低い。
・値段が高い。
・正規品と並行品で差別する。
・結構派手なデザインなので飽きてしまいそう。
私は約250万円を出してまで欲しいと思いません。
250万円あれば雲上時計や金無垢時計など、色んな時計の選択肢が広がるので
もう少し価格に見合った、メーカーの時計を購入することをおススメします。