「INDEPENDENT(インディペンデント)」はシチズンのサブブランドのひとつです。
「自由」というキーワードをテーマにしているようでデザインも比較的多様性があり、ファッション的な感性で腕時計を楽しみたい若年層向けという雰囲気を感じさせます。
今回ご紹介するのはINDEPENDENT・秋の新作モデルとして2016年10月ごろに発売された自動巻き腕時計「BJ3-616-71」です。
クォーツやソーラー系を中心のラインナップである同シリーズには珍しい機械式で、まず目を引くのは何といっても独特な形状のクッションケース。
70年代のヴィンテージ時計を彷彿とさせるレトロなシルエットが魅力的です。
また、文字盤もオープンハート仕様になっており、機械部品の形に沿って開いた窓が存在感をいっそう強めています。
小売り価格だと店にもよりますが、2万円を少し越える程度で購入可能です。
INDEPENDENTは大きめの家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラ等)・腕時計コーナーには大抵取り扱われていますので、気になる方は実物を一度見てみてはいかがでしょうか。
上で紹介した物のバリエーションとして、ブラウン文字盤(+カーフ革ベルト)のBJ3-616-90、ブラックIP仕様のBJ3-641-51などがあります。この個性の強いデザインにオールブラックという組み合わせはかなりインパクト強めでカッコいいですね。
また、BJ3-616-71の革ベルトバージョンとしてBJ3-616-70も存在します。
こちらは「INDEPENDENT ブランド20周年記念」と銘打って販売されたモデルですが、BJ3-616-71と共通のケースを使っていながら、文字盤がかなり変わった造りに。
針がなく、時・分が書かれた文字盤がそれぞれ動いて時間を表示する「疑似デジタル」とでも言うべきスタイルになっています。
文字盤そのものも完全なシースルーになっていて、もはやオープンハートどころではないほぼ全見え状態に。肝心な時間の確認しやすさについては多少意見の分かれるところではありますが、個性の強い腕時計が好きな方にはたまらないのでは!?
メーカー公式の写真ではわかりづらいですが、実物はガラスの形状も凹レンズのように中央が窪んだ立体的な造りになっていて、異質な感じをより際立たせています。
ゴールド、ブラックともにメーカー希望価格38,000円(税別)
なお、ゴールドは500本の数量限定となっているようです。
ただでさえ個性の強い造りに色が加わったことでより人の目を引くことは間違いなし。とにかく他人と被らないデザインの腕時計をつけたい!という人にお勧めです。
私の愛してやまない腕時計シリーズ・セイコー5にも実は今回紹介した物のそっくりさんがあったりします。
こちらも2016年にリリースされたばかりの新しいモデルですが、時期的にはこちらの方が先に世に出ており、何よりセイコーも昔このようなフジツボ型のケースを持った腕時計を販売していたこともあってレトロ感をより味わえる、ノスタルジー性の強いアイテムなのではないかと思います。
この時計についてもいずれご紹介したいと思っていますので、お楽しみに^^
シチズンにとってのINDEPENDENTと似たようなポジションとしてセイコーにも「WIRED(ワイアード)」という若者向けのサブブランドがありますが、それら「若者向け」を前面に押し出したシリーズはデザイン的にどうしても若いセンスのものが多いため、ある程度歳を重ねてくると敬遠しがちになってしまいます。
今回紹介したアイテムのように、比較的落ち着いたデザインのものも探してみると多々あるので、腕時計売り場などを見て回る時などに注目してみると意外な発見があるかも知れません。