Challenger 47mm CH002
ANCON challeger47mm Bronze Challenger 47mm CH002 ANCON Watchesは前回と同じ説明になりますけど、アメリカ系?香港のオマージュウォッチメーカーです。 パネライやロレックスのオマージュを独自のデザインに落とし込み、薄いターゲット相手に商売しています。 現在 日本にはアンコンの代理店が無いので、アンコンの時計が欲しい場合、ほとんどの方は個人で直接注文しなくてはいけない状況です。 国内のAmazonでポチっとするのとはハードルの高さが全然違います。 わたくしココ東京も、小心者なので結構悩みました(笑) しかし「物欲」に負け、決死の覚悟で「ADD TO CART」を押すことに! 注文したのはChallenger 47mm CH002と言うブロンズケースのダイバーズモデルです。
悩んだポイントを挙げていきます。 一つは、「そもそも こんな時計が必要なのだろうか?」 もう一つは、「個人輸入初めてだし、ちゃんと手元に届くのだろうか?」 この2点。 まず、本当に買うの?必要なの? と、言う疑問をしばらく自問自答。 本家パネライも持っているのですが、ケントレーディングに手を出したりジャーマニーマリーナミリターレに手を出したりと 前からオマージュウォッチが大好きなんです私。 貧乏人なんで、本当に欲しい時計ばっかり買っていたら借金まみれになってしまいますからね。 物欲処理に、なんちゃってをたまに買うんです。 アンコンのチャレンジャーはブロンズのチュードル ブラックベイの10分の1のプライスだし、 画像の見た目も格好良いし・・・くらいの軽い感じでゴーサイン。 初のブロンズ・マテリアルです。 問題はもう一つの方で、お金払ったのに届かなかったら、どうしよう? これ1番怖いです。 5万円程度なので大ダメージではないにしても、ハートにキちゃいますね届かなかったら。 おっさんの私は英語も得意じゃないので、海外サイトで購入するのはハードルがやや高め・・・。 心配になりながらも・・・海外のレビューなど見ながら注文ボタンを押すのでした。
個人輸入 アンコン・ウォッチズの買い方 初めてアンコンのメーカーページに行きますと、どこにモデル紹介があるのかわかりません(笑) 6角形にAのロゴにマウスを重ねるか、スマホでしたらタップすると 「アクセサリー」「モデル」「ジャーナル」「ディーラー」とアイコンが出てきます。 「モデル」をクリックすると、現在購入可能な生産ラインが表示されますね。 生産終了した以前のモデルなどは出てきません。 パネライに超ソックリなアンコン・ミリタリー・シリーズなどはディーラーに在庫があれば、まだ買えます。 PVD加工されたモデルも400USドル台で購入できるので、ご興味ある方は検索してみてください。
さて、他のアイコン「アクセサリー」を覗くと、バネ棒や尾錠、ラバーストラップなどオプションで追加購入可能です。 なかなか良いサービスですね。 「ジャーナル」はアンコンの情報ページなんでしょうけど、2014年で更新が止まっています。 ヤル気がないのか、FBなどで情報更新しているのか、消してしまった方が良いような気もします。 「ディーラー」は各国の代理販売店の紹介ですね。 日本には現在代理店がありません。
今回わたし(ココ東京)が狙いを絞ったのが、チャレンジャー47mm。 47mmのブロンズケースに、自動巻Miyota 90S5(シチズン)を搭載。 無表示の回転ベゼルに、スーパールミノヴァ夜光、200m防水のダイバーズウォッチです。 全6種類。 3色展開で、3.6.9.12のアラビアダイヤルと、ユニーク(カルフォルニア)ダイヤルから選びます。 販売値は同じ US$499.00 (US, Canada & Asia free shipping)です。 発送国がアメリカか、香港で北米とカナダ、アジアは送料無料です。 定価表示が一応あり、 US$769.00となっています。
まず、ユニークダイヤルは今回パス。 嫌いじゃないんですけどね。 CH001はブルーグラデーション。 ダイバーっぽく、深いネイビーカラーでブロンズケースに合っていますね。 なかなか格好良い。
CH002はブラウン・グラデーション。 ややPG無垢のウブロ×ベルルッティ(511.OX.0500.VR.BER16)モデルにも見えなくはないですが・・・ シックで格好良いですね。 ブロンズに、こちらも合っています。
最後のCH003はグリーン・グラデーション。 もちろんブロンズ・パネライのPAM00382をオマージュしているのでしょう。 深いグリーンがヤバいモデルです。 これも良いなぁ。
あまり需要は無さそうですが、シースルーバックになっています。 ミヨタ・ムーブメントを観たい人には、充分アプローチできるでしょう。 私はそうでもありません・・・初めてのミヨタになりますが。
VIDEO
ANCON CHALLENGER CH002 動画で見てみます。 いかがでしょう? わりと良さげな質感でしょう? 期待できますよね。
で、色味はあまり悩まずに「ブラウン」をチョイス。 スマホから見るとこんな感じ。 あとは「ADD TO CART」を押すだけですね! ハイ、ポチ!
こんな確認ページ(カート)が表示されました。 アンコンのオンラインショップの支払いは「Paypal(ペイパル)」だけのようです。 と、いう事で初めてペイパルのアカウントを作ることに。 チェックアウトをクリックすると、ペイパルに自動的飛びます。 アカウントがあれば「ログイン」、無ければ新規作成になります。 新規もあっと言う間にできますので、かんたんです。 メール、パスワード、名前・住所・電話番号・クレジットカード情報を入力するだけです。
すると、こんな感じになります。 注文した日は土曜日で101円程度でしたが、ペイパルの為替手数料が4%ほど掛かっています。
同意して支払終了します。 ちゃんと注文できているか、届くのか一抹の不安を抱えながらもポチっとな。
支払いの確認IDが表示されました。 確認のメールも、登録したメールアドレスに届きます。 日本語で全部終えられるので、ちょっとだけ安心です。
1日経っても、2日経っても ANCON(アンコン)のメーカーオンラインは、平日のみ運営チームが在籍しているようです。 注文を入れたのが土曜日の夜だったため、確認のメールが来ないのは今どき手動なのかな?なんて思いその日は寝ました。 が・・・翌日の日曜日は良いとしても・・・ 月曜日にも「受注メール」は来ませんでした。 火曜日になっても来ません・・・アレ~?・・・やや不安になりました。 普通オーダーが入っていたら、注文はいりましたよくらいのメールが来ても良さそうなもの・・・ ちゃんと注文できてなかったのかな??? でも、ペイパルは支払済みになっています・・・。 え? 怖い・・・。
英語が不得意なオッサン、つまり私なんですけど。 ちゃんと注文が入っているのか、不安に思いカスタマーにメールをしてみることにしました。 英文が合っているのか、わかりませんが・・・ ペイパルの支払いIDと、注文入っているか?もう送ってくれたか?と聞きました。 ANCONのメージ内に会員登録など無いため、メアドとペイパルの情報だけが命綱です。
すると、今送ろうと思ってたんだよ!くらいの勢いでメール送信15分後に、メールが帰ってきました。 「月曜日の午後にはEMSで送ったよ、下記リンクで確認しな。で、届いたんなら教えてくれ、じゃあな」 月曜に送ってんなら、その日にメールしろや! むしろ、こちらがメールしなかったらアンコンからメール送らなかったんじゃないの???
リンクをクリックしましたら、香港ポスト(スピードポスト)の追跡ページが開きました。 教えてもらった伝票ナンバーを赤い矢印にコピペし確認します。
すると、確かに送ってくれているようです。 お金払っているのに、不安感からなのか... 何だかわかりませんけど、感謝の気持ちでいっぱいになりました(笑) すでに日本に着いていますね・・・早いなぁ。 (メールを送った時には日本に着いていました、私せっかちさん) 後は、受け取るだけですな!ムフフ。楽しみ楽しみ。 因みに、メアドを入力しておくと逐一運送情報がメールで届くようです。
こんな感じです。 配送ステータスが逐一来るのかと思っていましたけど、 配達完了したのに、その後スピードポストからメールは来なかったです。
さて、無事に届いたのでレビューです! 早い!早かったぞー! 月曜日の午後に香港からEMS便で出発。 火曜日には日本に到着、水曜日には手元に届きました。 確かに、これだけ早いと受注メールは不要なのかも知れませんね。
では、早速開封していきましょう。 勝手なイメージですが、もっと適当に梱包されてくるかと思っていましたが、意外にしっかりしています。
縦長のボックスです。 ANCONのエンボス加工が施されています。
外箱を開けると、中からレザー調の内箱と保証書 兼 説明書が出てきました。 保証書にはモデル名もシリアルナンバーも記載がなく、ただ発送された日の日付だけが手書きで記載されていました。 大丈夫なんだろうか?
わぁ。 なんだか、過保護な梱包です。 が、ここまでして送ってくれるのは安心ですね。
はい、ようやくご対面! おぉ、でかい。 そして格好良い! ブロンズは重い! ズッシリ
じゃーん! イケメン。 文字盤の雰囲気もなかなか良いです。 ブロンズは新品なのに所々変色し、ビンテージ風レザーストラップもキズが見受けられますが素材が素材だけにどちらも許容範囲!
おまけ程度ですが、ケースバックはシースルー。 ブロンズケースは臭うので、肌が触れる部分はステンレスになっていますね。 ジャパンメイドのミヨタムーブメントには特に装飾などありません。
尾錠ももちろんブロンズ製。 アンコンのロゴは、なんだか中野のかめ吉のマークに似ている気が。
いかついクラウン周り。 クラウンにもアンコンマーク。
では、装着! デカっ(笑) 47ミリは大きい。 そして重い! ですが、格好良い! 回転ベゼルのクリック感もとても良い。 50000円程度なら充分ありです!
オマージュ野郎たち。 大きさは前回のジャーマニーマリーナミリターレ風と同じ47mm。 重さはステンレスよりブロンズの方がズシっときます。 作り込みも梱包も丁寧で、この3本にヴァーグウォッチ入れても1番アンコンが良いと思います。
まとめ 初めての時計個人輸入! と、おおげさですが海外サイト購入は、すんなり終わりました。 アンコンウォッチズでのオンライン購入は問題なさそうです。 ペイパル登録してポチるだけで英語も不要でした。 今回は私がせっかちで、英文メールを送ってますが、すぐ届くのでペイパルの支払いページを見て問題なさそうなら待っていれば届くでしょう。 届かなければペイパルに異議申し立てすれば、返金されるでしょうしね。 で、肝心の時計の質感もとても良いです。 ブロンズ製の時計に興味あるけど、いきなり高額のは抵抗あるなって方はアンコンも選択肢として ありだと思いますよ。 ご注意が2つ。 まず、10円と同じ匂いがする。 そしてデカい(笑)重い。 特に気にならない方にはオススメします! 自動巻で防水性もあるし、信頼の日本製ムーブメント。 そしてイケメンな文字盤。 良いです。 少し使ってみて、変色などエイジングが進んだら、記事に追加いたしますね! ブロンズ製ケースの醍醐味。 育てる変化! エイジング! 青サビ!するのか?錆びるのか? 楽しみすぎます! ではまた!
Ancon エイジング日記 2日目 何やらベゼルの表面やフチに異変が起きだしました。 帰宅時に雨が降ったのが影響したのかも知れません。 金属特有のニオイも鼻を近づけると確認できます。 また、着用して汗をかくと手首が黒くなっていました。
3日目 ベゼル表面をセーム皮で強く拭いたら青サビ(緑青)は取れました。
4日目 1度青サビが出た部分がまた浮き出しています。 拭いただけでは駄目なのかもしれませんが、そもそもこう言った変化を楽しみたかったのでこのまま様子を見ていきます。
6日目 もう拭いても取れなくなりました。 ケースとベゼルの質感が異なるので、ベゼルは敢えて劣化をしやすくしているのでしょう。
7日目 画像より劣化している感じです。 面白いですね。 1週間で結構「変化/エイジング」を楽しめます。 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月と今後どうなっていくか見守っていこうと思います。
ANCON challeger47mm Bronze 21日目 やや色味が濃くなってきています。 ちょっと画像では伝わりにくいかも知れませんね。 なかなか良い雰囲気です。 汗ばむことも無くなってきたので、手首が汚れることも減ってきました。 ニオイは相変わらず鉄くさいです(笑)
1ヵ月 ケースやベゼルを細かくマイクロファイバーで拭いていましたので、汚れは目立たなくなりましたが変色は進んでいます。 購入当初の緑青のようなものは見受けられませんが、金属臭はわずかにありますね。 ここまで1ヵ月毎日装着していましたが、あまり変化が無いようなので週に1回程度まで使用頻度を下げ見ていこうかと思います。 ※毎日着けてたら飽きちゃった・・・
強制的にブロンズケースに緑青を発生させる 1ヵ月経ち・・・ 「秋」になったこともありビッグケースが少し袖口に邪魔になったので(飽きちゃったので) 「休息時間」に入ったアンコン チャレンジャー。 数日経ったころ見てみると、購入7日目の様な「緑青」が少しベゼルフチに付いていました。 「ちょっと、格好良いな」 そう思った私は強制的に緑青を発生させようと試みます。 ※時計の性能が落ちますので自己責任でお願いします。
さすがに ここまでのグリーン・ブルーになるには天日の元20年は掛かるそうです。
PAM00382 via jp.pinterest.com
目指すはここ! 超格好良い!(絶対に時計には悪い影響がありそうですけど) これベゼル回るのかな? キャンバス地のストラップも格好良いな・・・。 これも薬品を使ったんでしょうね。 「緑青付け」と言うようです。 酢酸銅や硝酸銅を水に溶いたものを塗り付けて乾かす(天日やガスバーナーで水分を飛ばす)ことで表面に緑青が発生するとのこと。 酢酸銅や硝酸銅の代わりに、水酸化アンモニウムやミョウバン(塩)を水に溶かしたものでも良いようです。 あっ、なるほど。 海水と太陽にさらされたパネライをイメージしたのが、この画像でしょうね。 「塩水」を塗って乾かしゃ良いんだ。
5mm程度の水深(塩水)に5分程度表面から漬け 取り出してからは水分はそのままで一夜経った状態・・・・ 水分が飛んで、塩が固まってますね。 そんな濃くした覚えもないんですが・・・ベゼル最初回りませんでした。 力を少し加えたら普通に回るようになりましたが、溝に塩が入っちゃってますねコレ。 天気の良い日にやったら、もっと効果があるかも知れません。
強制エイジング 銅いぶし液なども駆使しながら、強制的にエイジングしていきます!
ご興味ある方は、あわせてご覧ください。
銅製
33.86メートル