美しさと機能を兼ねそなえた一生モノの時計!オーデマ ロイヤルオーク
世界三大時計の一角、オーデマ・ピゲの代表モデルの『ロイヤルオーク』。
1972年に発表されてから現在に至るまで長く時計ファンに支持されている主力ブランドとなっています。
ロイヤルオーク のデザインを手がけたのは有名な時計デザイナーある"ジェラルド・ジェンタ氏"。時計好きの方ならよく耳にする名前ですよね。天才というやつです。
8角形のベゼルに、裏蓋まで貫通する8つのビスが打ち込まれるという革新的なデザインが特徴のロイヤルオーク。
その中でも今回は41mmの現行モデル Ref.15400STのレビューをしてまいりたいと思います。早速まいりましょう。
ダイアルカラーはブルー・ブラック・シルバー・グレーの4色!
ステンレスモデルの15400STのカラーバリエーションは現在、ブルー・ブラック・シルバー・グレー4色。
2012年に発表された現行モデル Ref.15400STは発表時はブルー・ブラック・シルバーの3色がラインナップされていました。
ブルーダイアルに関してはわずか1年ほどで 一度廃盤となりレギュラーコレクションから姿を消しました。その後は"ブティック限定"として復活を果たし、今に至ります。
この3色に加え、2017年には"グレーダイアル"も加わり、現行モデルのカラーバリエーションは4色となりました。
ロレックスのダークロジウム然り、"グレー文字盤"も流行りなのでしょうか。雰囲気がらあってカッコいいですね。
ロイヤルオーク Ref.15400 基本スペック
【商品名】オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク
【型番】15400ST.OO.1220ST.01
【機械】自動巻き
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】41mm
【防水性】50m
【国内定価】1,998,000円(税込)
【備考】-
いつの間にか定価も少し上がってますね!1,944,000円(税込)⇨1,998,000円(税込)。200万円超えも時間の問題でしょう。。
ロイヤルオーク は高級スポーツウォッチのパイオニア
前述した通り、ロイヤルオークが世に登場したのは1972年の事。
70年代初頭はオーデマ・ピゲに限らず、スイスの時計メーカーはスイスフランの高騰と日本製のクオーツウォッチの登場で経営危機に陥っていました。
当時、オーデマ・ピゲのマネージングディレクターであったジョルジュ ゴレイ氏はイタリア市場から"エレガントでありながらスポーティなステンレスウォッチ"が求められている事を知り、そのデザインをジェラルド ジェンタ氏に依頼したわけです。
そして、1972年のバーゼルフェアでファーストモデルとなるロイヤルオーク Ref.5402STが1000本限定で発表されました。
ロイヤルオークの登場以降、同じようなコンセプトを持つコレクションが他メーカーからも続々と発表されました。
1973年には角型ケースを採用したボーム&メルシエの『リビエラ』。1975年にはジラールペルゴ『ロレアート』。ロレアートといえば2016年に創業225周年を記念して復活を果たしましたね。デザインもロイヤルオークにかなり似ています。
1976年にはパテックフィリップのラグジュアリースポーツモデル『ノーチラス』が登場し、1977年にはヴァシュロン・コンスタンタンからも『222』が登場しました。
ロイヤルオークの登場以降、10年以内に有名モデルだけでもこれだけ発表されましたが、どのモデルもロイヤルオークを強く意識して作られたモデルといわれている為、ロイヤルオークは『高級スポーツウォッチのパイオニア的存在』といえるのではないでしょうか。
半世紀近く経った今でも変わらないデザイン
ロイヤルオークの凄いところは登場から半世紀近く経った今でも、デザインがほとんど変わっていない点です。
先に述べた多くのモデルは70年代の登場から現在に至るまでに生産終了となったり、ファーストモデルと比べて大幅にデザインを変更したものが多いですが、ロイヤルオークはファーストモデルから基本デザインにほとんど変化が見られません。
現在でも全く色褪せる事のないロイヤルオークは発表された当時、すでに完成されており、傑出したデザインといえます。
気になる現在の相場は??
気になる現在の実勢価格を見てみましょう。年式や状態によっても大きく変わりますが・・・
15400ST.OO.1220ST.01(ブラック)185万円~215万円前後
15400ST.OO.1220ST.02(シルバー)175万円~205万円前後
15400ST.OO.1220ST.03(ブルー) 200万円~230万円前後
15400ST.OO.1220ST.04(グレー) 195万円~220万円前後
ここ最近の相場を見てみると、中古でも200万円を超える金額がちょこちょこ出てきています。数年前までは150万円~160万円ほどで出回っていた15400が今では200万円前後の値段が。。ロイヤルオーク全般にいえることですが、現状下がる気配がありません。正規店でもなかなか買えないですから、需要に対して供給が間に合っていない状況です。
残念ながら正規店ではなかなか買えないモデルですが、中古市場ではまだ出回りは多いモデルなので、購入を検討している方は、コンディションを慎重に見極めて選んだ方が良さそうです。
リストショット