ブレゲ マリーン2 新品でも中古でも欲しい!
ブレゲのマリーン2は本当に美しいですよね。ただ金額はかなり高く100万円を超えるのが当然です。ただその高い金額を出す価値はあると思います。
今回はブレゲに関しての魅力を存分に語ります。
ブレゲ マリーン2が抜群にかっこいい!
今年の秋冬のトレンドカラーでもあるグレーを使用した時計って意外と少ないもので、こちらのマリーン2はローズゴールドとグレーの相性抜群の組み合わせ。
黒よりは柔らかい印象になるので金無垢素材の時計でもそこまでぎらぎらした感じは少なく、むしろ洗練された印象に・・・。
ラバーベルトは夏!といったイメージが強いですが、ラバーといってもただのラバーを使用しないのがさすがブレゲ。
ラバー表面に刻まれたピラミッド型の凹凸がフェイスとの相性が良く、カジュアルにつけるのはもちろんスーツにも相性ピッタリ!!!
そもそもブレゲってどんなブランド?
1775年創業のブレゲは、永久カレンダーや暗闇の中でも時刻が把握できるよう音で時を知らせるミニッツリピーター、時計にかかる重力を抑えて極限までを精度を高める機構のトゥールビヨンなど、今では当たり前となった腕時計の機能の生みの親でもあります。
またパテックフィリップ・オーデマピゲ・ヴァシュロンコンスタンタン・ランゲアンドゾーネと共に世界5大時計と呼ばれていますが、その中でも最も創設者を敬う姿勢や、熱い思いのようなものが感じられるメーカーです。
元々ブレゲは受注生産専門で時計の会社というよりは時計の工房のような少人数で分担して時計を作成するチームで、マリーアントワネットを初めとする王室や歴史的人物が所有していたといわれています。
性能もさることながら見た目の美しさにも定評があり、下記画像のようなクオリティのものが今から200年近く前にすでにつくられていたかと思うと驚きです。
ブレゲ マリーンってどんなモデル?
マリーンはフランス海軍のマリン・クロノメーター(航海用精密時計)をヒントに制作したスポーティかつ先に述べた創設者への敬意や熱意ブレゲらしさを集約したモデルです。
今回ご紹介のモデルはマリーン2ラージデイトですが、初代マリーンはケースサイズが小ぶりでスポーティというよりはクラシカルな雰囲気が強めです。
マリーン2はブレゲらしさ満載!
ブレゲには伝統を重んじる精神が強く、創業から現在に至るまでほとんどのモデルにブレゲらしい技法や装飾がなされています。
代表的な3つは以下でご紹介します。
①ギョーシェ加工
ブレゲが発明した文字盤に規則的なパターンを彫り込むギョーシェ加工。
単純に芸術作品のような美しさも魅力ですが、なんといってもブレゲらしさを表す象徴でもあります。ギョーシェは一般的には反射を抑えマットな表面を作り出し落ち着いた印象を与えてくれます。
マリーン2に採用されている波模様の「ヴァーク」と呼ばれるギョーシェ装飾は、マットな表情ではありますが海の波の動きの彫に光と影が生まれて艶のあるダイヤルに仕上がっております。
ゴールドのプレートにノミで規則的な彫りを入れた後にロジウムメッキをかけており手間暇を惜しまないこだわりが見えます。
現在ではマザーオブパールにもギョーシェ加工をするなどブレゲの技術力の高さに驚かされます。
②ケース側面のコインエッジ
ブレゲの時計のほとんどに施された細かい溝を連続して施す装飾をコインエッジと呼びます。控えめながら洗練されたブランドの特徴をあらわすモチーフのひとつです。
正面からは見えませんが、手につけた状態で横からちらっと見える装飾がおしゃれ♪
③ブレゲ針
創業間もない頃に誕生したいわゆるブレゲ針。
穴が開き先端が月を思わせる斬新なデザインの針を特徴としています。
スリムなデザインではありますが、視認性の高さが抜群で各時計メーカーでも採用しています。
ブレゲの歴史的ロマンのある1本・・・
創業者のアブラアン-ルイ・ブレゲは一生のうちに5,200個の時計をつくったと言われています。
創業者の功績を称えてブレゲの時計のシリアル番号は1~5200の番号を使用しています。この数字は文字盤に見える形で入っており、自分の所有する1本が創業者ブレゲの5200作品の一部であることを感じさせられます。
ただ今までの生産本数から考えると5200という数はとっくに超えているので、現在では裏蓋に文字盤に記載してある数字とアルファベットの組み合わせの記載があり、そちらが正式な個体番号を表しています。
※タイプXXやタイプXXIなどは違う法則のようです。
自分の所有する時計のナンバーが王族などの歴史上の人物と同じ!なんてこともあるかもしれません。ロマンを感じますね〜
またかなり初期のモデルではありますが、裏蓋にアルファベットなしで文字盤と同じ数字が入っていた場合、めちゃめちゃレアです!
中古で購入する際はそんな部分に目を向けて探すのもおもしろいかもしれませんね♪
もちろん革ベルトもイケる!!!
ラバーベルトが元々付いていますが、革ベルトにも変更できます。
革に替えるとより高級感が増して、これからのシーズンの装いに合いそうですね。
スポーティさとは程遠くなりますが笑
最後に...
何回見てもかっこいいマリーン2。
写真では分かりづらいですが、PGの色味がグレーに映り込み、光の加減によってはダイヤルがブラウンっぽく見えることもあるなど色々な表情を見せてくれます。
今シーズンのトレンドカラーに合わせた1本としてご紹介しましたが、ラバーから革ベルトなどに取り替えがきくなど季節問わず使えます。
なかなか手は出しづらい金額ですが、所有欲を満たしてくれる1本になること間違いなしです。