大人な男性に似合う腕時計
まず最初に、「大人」に似合うと言いましてもスポーツバリバリな肉体派な50代もいれば、読書が似合う40代も大人です。
はたまた、お寺を巡る趣味の方、美味しいコーヒーを自分で淹れる方、クルーザーを操舵する方、フルマラソンを走る方、ネオン街が似合う方、40代以上であれば皆それぞれの独自の「大人」なイメージがありますよね?
こう言うファッション、こう言うシチュエーションなどTPO的なものに左右されない、腕時計を見ただけで「アッ、こんなモデルを着けているなら素敵な男性だろうな」と思えるモデルを今回はチョイスしていきます。
シチュエーション別でも面白い選択ができるかも知れませんので、次回以降タイミングがあれば。
と、言うことで私の独断で選ぶ「バーゼルワールド2018新作」から、「大人」な男性に似合いそうなモデル ベスト3を発表です。
第3位 グランドセイコー キャリバー9S 20周年記念限定モデル
第3位。
我が国の誇るマニュファクチュールブランド グランドセイコーから、GSキャリバー9S誕生20年を祝って作られた記念モデルをチョイスしてみました。
20周年記念モデルは素材別3種類リリースされました。
プラチナ製のSBGH265は、「The Mechanical Hi-Beat 36000 V.F.A.」として僅か20本。
ステンレス製のSBGH267は、「The Mechanical Hi-Beat 36000」として1500本限定でリリースされます。
私の1押しはイエローゴールド製のSBGH266、「The Mechanical Hi-Beat 36000 スペシャル規格」限定150本です。
国内定価2,800,000 円 + 税と非常に高額ですが、デザイン・スペック共に満足いく1本だと思います。
ダイヤルにはなんと80本ものラインが引かれた放射螺旋模様に、G・Sと第二精工舎のS(稲妻みたいな)がモノグラムのように展開しています。
そして、高精度の証「SPECIAL」の文字が6時位置にプリントされており文字通りスペシャルな気分を味わえますね。
サラっとスーツに合わせても、公園で読書をしながらも、オンオフ問わずフィットする「大人」な腕時計で間違いありません。
第2位 モダン クラシック CK2998 スピードマスター
第2位。
オメガのスピードマスターからCK2998の限定モデル311.32.40.30.02.001をチョイス。
ちょうど50周年の2012年に、初めて宇宙へ行ったオメガとしてスピードマスター2ndモデルCK2998を復刻しました。
2016年にはブルーセラミックベゼルの限定モデル311.33.40.30.02.001をリリースし話題になりました。
今回は白黒「パンダ」ダイヤルにモータースポーツなどを連想させる「赤いクロノグラフ針」がオシャレなデザインでリリースされます。
限定数は前回と同じ2998本。
売り切れること必至ですね。
パルスメータースケール
オリジナルのCK2998モデルでは、タイミングベゼルを4種類(タキメーター、パルスメーター、デシマル、またはテレメーター)の中から選ぶことができました。新作のブラックセラミック製ベゼルには、1分間の脈拍数が測定できるホワイトエナメルのパルスメータースケールが搭載されています。
デザインがフェイスだけに行きがちですが、よく見るとベゼルはタキメーターではなくパルスメーターが採用されています。
パルスメーターは脈拍を計測する目的ですが、今回セットされた理由は謎。
何でしょうね?
スペックはノーマルと同じで、約40mmのケースサイズに手巻きムーブメントCal.1861を搭載。
価格も70万円以下と高級ブランドとなったオメガの人気モデルの限定品と考えればリーズナブル。
きっと2020年になったら買えなくなるでしょう。
オープンカーでドライブしたり、びしっとスーツを着て会議に出たり、こちらもオンオフ問わず使用できるクロノグラフだと思います。
第1位 新しいGMTマスターⅡ ロレゾール
第1位。
やはり今年のバーゼルワールドの目玉はロレックスの新しいGMTマスター2でしょうか。
スティールモデルには約10年ぶりにペプシカラーの「青/赤」2トーンベセルが戻ってきました。
新世代のロングパワーリザーブムーブメントを搭載し、新しいジュビリーブレスレットをセットし、満を持して「PEPSI」GMTマスター2の凱旋でしたね。
しかし、今回のチョイスは「大人」をイメージ。
となると、新しいピンクロレゾールのGMTマスター2 Ref.126711CHNRで決まりでしょう!
初めてセラクロムベゼルに「ブラウン」が登場。
ブラウンとブラックの2トーンベゼルに、エバーローズゴールドとスティールのコンビネーションが「大人」な色気を放ちます。
2016年のヨットマスターの時のように、若者にはダークロジウム、大人にはピンクロレゾールと言ったロレックスサイドの提案を感じさせるラインナップです。
このブラウンGMTマスター2は、きっとダンディーな50代、日焼けした60代、メガネの似合う40代と様々な「大人」にフィットするモデルとして人気が出るに違いありません。
もしかしたら、いづれロレゾールタイプのジュビリーブレスレットがセットされるかも知れません。
それまではスポーティーな3連オイスターブレスレットでお楽しみください。
番外編
ベスト3には入りませんが、パテックフィリップのアクアノートクロノグラフも「大人」なスポーツモデルです。
スポーティなオレンジカラーをさし色に、ノーチラスとは違うカジュアルさを演出しています。
オススメしづらいのは、何と言っても製造数が少なすぎることと価格帯ですね。
更には500万円の腕時計を購入する方は、私なんかのオススメには耳を貸す必要のない、ご自身のセンスがあるでしょう(笑)。
そしてパテックフィリップが似合うのは本当に限られた「大人」な男性です。
孫と元気に遊ぶ方にもフィットしますし、まだまだ恋するダンディにもフィットします。
休日にこんな素敵な時計が着けられたら良いな~って思います。
どれだけオレンジがキレイなのか確かめてみたいモデルですね。
ではまた!
[ Grand Seiko Heritage Collection ]
2,800,000 円+税
数量限定 150本
マスターショップ限定モデル