ブルガリ ソティリオ SBP42GDR
まずは基本的なスペックをご紹介。
ピンクゴールド×革ベルト
ケース径 42mm
ケース厚 約10mm
重さ 約111g
レトログラード日付表示
自動巻き
パワーリザーブ 42時間
振動数 28,800
日常生活防水
シースルーバック
ブルガリ ソティリオ SBP42GDRを詳しく見ていきましょう!
遠目から見るとシンプルなドレスウォッチような雰囲気。
ピンクゴールド素材ですが、この画像だとステンレスに見えなくもないですね。
ベルトはアリゲーターで比較的柔らかい質感でした。
文字盤のデザインは、12時部分のみローマ数字で、残りはバーインデックス。
6時位置にはレトログラード式の日付表示機能が付いています。
文字盤はパテック・フィリップのアクアノートみたいに、放射状にラインが引かれたデザイン。
色味は黒とピンクゴールの相性が良く、とても見やすいです。
文字盤を拡大してみると、12時位置に『BVLGARI』のロゴが輝いています。
大体の時計はインクを付けて印字することが多いですが、
この時計は印字ではなく文字のパーツを文字盤に固定していると思います。
恐らくこれもピンクゴールド素材でしょうか。
一つ一つ手作業で組み立てるのは大変そうです。
6位置には、レトログラード式の日付表示があります。
ディスク式のカレンダーと違って、針が指す数字が現在の日付を表します。
レトログラード式なので、右端の31日まで進むと、一瞬で針が左側に飛び(逆行)ます。
あまりない機能で、独特な針の動きが面白いです。
ただ、2の倍数しか数字表記がなく、針も結構太めなので分かりづらいです。
実際この角度からだと、1日か2日のどちらかすぐに判断がつきません。
ベゼルは全体的にキレイに磨かれた鏡面仕上げ。
鏡面仕上げは光が反射する面が多く、キラキラと光を反射して高級感が増します。
ただ、キズがとても目立ちやすいので扱う時は注意が必要です。
このモデルはステンレスより柔らかいゴールド素材なので、余計キズが付きやすいです。
拡大するとこんな感じです。
遠目から見るとキラキラ輝いてあまり分かりませんが、近くで見てしまうと気になってしまいます。
私はキズを気にするタイプなので、ゴールド素材の時計は私には向いていませんね。
裏側はこんな感じです。
シースルーバック仕様で、ムーブメントが見れます。
ローターがあるので自動巻ということが分かります。
モデル名のソティオ・製造番号・ホールマーク等が刻印されています。
こういうゴチャゴチャと文字が刻印されたデザインが個人的には好きです。
でもしばらく使っていると溝の汚れが溜まりそうなのでそれが嫌です。
掃除するにもゴールド素材なので、丁寧にやらなきゃいけませんから面倒ですね。

カルティエ カリブルの裏面
ムーブメントを拡大してみました。
ブルガリもカルティエ同様、時計ブランドしてはまだまだの作りですかね。
どうせシースルーバックにするなら、もう少しデザインや仕上げを頑張ってほしいです。
でもカルティエよりは手が込んでいる感はありますね。
ローター部分の仕上げの感じで、結構見た目に差が出ています。
見えずらいですがピンクゴールド素材なので、ホールマークがしっかりと刻印されています。
左から、犬・天秤・よく分からないマークです。
750の刻印されいてるので、18金を使用しているのがわかります。
ゴールドやプラチナ素材を使用している場合、
ブランドによってマークやホールマークの数はバラバラですが、
必ずどこかにホールマークが刻印されています。
ゴールドやプラチナ素材なのに、ホールマークがない場合はニセモノの可能性があります。
※例外で、外側になく裏蓋の内側にホールマークがある場合もあります。
ケースの側面全体はサテン仕上げがされています。
なんかハンバーガーみたいですね。笑
リューズにはなにやら文字が見えますが、私には意味が分かりませんでした。
ソティリオはリューズが小さく操作しづらいです。
リューズを引き出す時に爪がいたかったり、巻き上げる時も小さいのでよく空回りしてしまいました。
ケースのデザインは結構大きめのなので、もう少しリューズを大きくしても問題ないかと思います。
また、リューズを操作すると必ずケースに指が触れて、
鏡面部分が指紋や汚れが付いてしまうのが私はすごい嫌でした。
尾錠は純正のものが付属していました。
ブルガリのロゴが彫られいて、結構しっかりとした作りです。
ベルトを外す時、ケースが重いので油断しているとそのまま、
時計を落としてしまいそうになって危ないので、
できればDバックルを標準装備していれば安心感があります。
ただ値段が上がってしまうので微妙ですが。
尾錠もケース同様18金のピンクゴールド素材なので、
裏面にはしっかりとホールマークが刻印されています。
尾錠のホールマークは、天秤・犬・750・星の4つが刻印がされていました。
ケース部分と若干ですが違いがありました。
ブルガリ ソティリオ SBP42GDRを実際に着けてみました。
腕に着けるとこんな感じです。
やはりケースサイズ42mmの存在感はスゴイですね!
このサイズだと、シャツの袖には収まりませんね。
日本人はケースがゴールド素材の時計は、怖い人が着けていそう、
成金みたいでいやらしいなど良いイメージがなく敬遠されがちですが、
実際に腕に着けると肌に馴染んでギラギラ感は抑えられ、嫌味なく着けられると思います。
時計の重さが比較的軽い111gですが、42mmの大きいケースのせいなのか、
普段軽い時計を好んで着けている私には結構重く感じました。
また、腕にはめた時に腕と時計の間に空洞ができて、
きちんと腕にフィツトせず、若干着け心地が悪かったです。
ケースもゴールド素材で、重量があって腕を動かす度にケースが動き、
手首の骨のデッパリに当たる時は特に違和感があります。
ブルガリ ソティリオ SBP42GDRの気になる精度は?

平置き時の精度 日差+3秒

リューズ下の時の精度 日差+3秒
正直、ここまで精度が良いとは思っていなかったので驚きました。
この日差ならば、ほとんど気にせず使えるレベルです。
自社製造のキャリバーB89は優秀ですね!
まとめ
実際にブルガリ ソティリオを着けて思ったことは、セカンドウォッチとして欲しいです。
高級感があるクラシックなデザインと精度の良さに惚れてしまいました。
ただ、防水性能の低さと、キズの付きやすいデザイン、着け心地の悪さが若干の不安材料です。
値段や在庫を調べても同じ商品はヒットせず、似たモデルが約90万円で1件ヒットしました。
ゴールド素材だからしょうがないですが、ちょっと高いと思いました。
ステンレスモデルなら、30万円前後で購入できるので、買うならこっちですかね。
正直、ブルガリのソティリオを私自身初めて見ました。
あまり市場に出回りがなく、ネットでも数本しか在庫がないので、
ブルガリの中では結構人気商品なのではないでしょうか⁉
買おうか迷われている方は早めに決断した方がよさそうですね。