2022/03/02 聖徳太子
ロイヤルは一体型ブレスレット、ノッチ入りベゼルなどチューダーらしくラグスポを解釈した時計です。
今回はその魅力についてご紹介できればと思います。
チューダーロイヤルは2020年に発表されたモデルで、元々はアジア一部限定のモデルでした。
デザインソースとしているのは1950年の時計からで、ロイヤル=「類稀なる品質」を意味しています。
このスポーティながら古典的で品格のあるデザインは近年の潮流に則ったラグジュアリースポーツを意識してデザインされたのと思われます。
このラグジュアリースポーツを意識したディティールとして特徴的なものはベゼルとブレスレットが挙げられます。
ベゼルは交互に加工された立体感のあるノッチドベゼルが採用されています。
ポリッシュ仕上げとオルナネイティングカットが施されているベゼルはドレッシーな一面も持ちつつ、エンジンターンドベゼルのようなスポーティな一面も持ったなんとも絶妙なポジションのデザインであるといえますね。
ブレスレットはラグケース一体型ブレスレットを採用。ラグジュアリースポーツいえばといったブレスの仕様ですね。
ラグとケースが一体化することで着用感が向上し、着用ストレスが軽減されるというものです。
チューダーロイヤルは5列リンクのブレスレットを採用。
2つのポリッシュパーツを挟むようにして、3つのサテン仕上げリンクを組み合わせる作りです。この細かく配置されたコマによって腕に吸い付くような着用感になり、快適な装着感となります。
この5列ブレスは1973年に初めて採用されたモデルですね。
ロイヤルは41mmのケース径のものと38mmのケース径のものの2種類の展開です。
ロイヤル41mmの方には12時の上に曜日を配した、デイデイト機能搭載モデルとなっております。チューダーの中ではプリンスデイトデイなどと並ぶデイデイトモデル展開ですね。
ロレックスの最上位モデルであるデイデイトを彷彿とさせる高級感があり、そのディティールを今の時代に当てはめたような全体のデザインとなっております。
文字盤表面はサンレイモチーフが放射線状に広がるデザイン。
光の当たり方で表情がつき爽やかで美しく輝く仕様ですね。
インデックスはダイヤインデックスとローマインデックス。
やはりローマ数字には時計自体を上品に見せる秘訣があると思います。アラビアインデックスやバーインデックスに比べるとよりラグジュアリーな印象に仕上がりますね。
ケース、ブレスはステンレススチールのものからコンビモデルのものまで展開。
インデックスにダイヤを配したものなどの展開もあり多くのバリエーションがあるのもこのモデルの大きな利点です。
ムーブメントは41mmのデイデイトモデルにはCalT603、38mmのものにはCal601が搭載。
共に38時間のパワーリザーブです。
まとめ
ロイヤルはチューダーの中では比較的新しいモデルですが、時を超えて評価される美しさが見受けられる時計です。
信頼度の高いラグスポウォッチをお探しの方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
ではまた!