今回は話題沸騰中のチュードル クロノタイムのご紹介!いやー、近年ジワジワと価格が高騰しておりましたが、2017年の上げ幅は異常でしたね。
今回ご紹介する2ndモデル79系、Ref.79180も価格高騰が止まらず、今では100万円を超える個体も出てきています。
何年か前までは50万円以下で購入できたモデルが今では倍以上の値をつけているんですから驚きです。
そこで今回はチュードル クロノタイム 79180の魅力に迫りたいと思います。
【商品名】チュードル クロノタイム
【型番】79180
【機械】自動巻き バルジューCal.7750
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブラック×シルバー文字盤
【ケースサイズ】40mm
【防水性】50m
【国内定価】-
【備考】2ndモデル
クロノタイムはチュードルが誇るハイスペッククロノグラフです。現在は生産終了となっているモデルですが、未だにチュードルファンから根強い人気があります。
本家ロレックスの"デイトナ"にもどこか似た雰囲気があって魅力的です。
実はクロノタイムは大きく分けるとファーストモデル・セカンドモデル・サードモデルに分類されています。文字盤カラーやベゼルなどのに細かい違いが存在しますが基本デザインは似ています。
1976年に誕生したファーストモデル。それまでは手巻きしか存在しなかったクロノグラフをETAバルジューCal.7750を搭載した自動巻を発表し、ファンの心を掴みました。
こちらのファーストモデルとセカンドモデルはプックリとした『カマボコケース』が特徴です。ケースサイドから見るとしっかりとした厚みがあります!
ベゼルは硬化プラスチックでできており、ブレスレットにはファーストモデルにしか見られない王冠クラスプが採用されている点も特徴の1つです。
続いては1990年頃に登場した791××系シリーズ!セカンドモデルは多くのマイナーチェンジを重ねた為、バリエーションも豊富にあります。また、同じリファレンスでも前期と後期で異なる文字盤となっているので簡単に違いをご説明します。
Ref.79160:プラスチックベゼル
Ref.79170:回転ベゼル
Ref.79180:ステンレスベゼル
前期:①カレンダーディスクに枠がある。②バーインデックスの形が台形。③『T SWISS T表記』
前期:①カレンダーディスクに枠がない。②バーインデックスの形が長方形。③『T SWISS MADE T表記』
画像のモデルは、ステンレスベゼルなので型番は79180ですね。さらに、バーインデックスは"長方形"で、"T SWSS MADE T 表記"また、デイトディスクの"枠がない"ので『後期モデル』という事がわかります。
セカンドモデルは仕様変更が多くなされたモデルでバリエーションも豊富な為、見ていて楽しいモデルですね。
1995年に登場したクロノタイムの最終モデル792系。セカンドモデル同様、ベゼルのタイプは3種類あります。さらに、サードモデルのみ、『3連ブレス』だけでなく『ジュビリーブレス』も展開しています。
バリエーションがさらに増え、選べる楽しさも増えた反面サードモデルから『カマボコケースではなくなった』という事で落胆したファンも多かったそうです。実際価格を見ても、カマボコケースのファーストモデル、セカンドモデルに比べてサードモデルは安いです。
2005年に惜しまれつつ“チュードル クロノタイム”は廃盤となりますが、約30年間製造された人気のクロノグラフモデルです。
以前はほとんどのモデルが50万円以下で購入できましたが、現在では高い評価をされている為、価格は上昇の一途を辿っています。これからますます上がっていくのではないかと思います。