SEIKO PROSPEX SSG001

SSG001P1
ムーブメント:8B92(フライトエキスパート)
クロノグラフ
ワールドタイム機能
ケース直径:47.8mm
ケース・ベルト:ステンレススチール(ラグ幅22mm)
ハードレックスガラス(無反射コーティング)
100m防水
日本・アメリカ・ドイツ・中国の四か国電波を受信可能で、25ヵ国ワールドタイムに対応したソーラー電波モデル。日本国内では正規販売されていないため、eBayで諸々込み45,000円くらいで購入しました(2017年10月)
日本国内でも楽天やamazon等で逆輸入品が取り扱われているようです。
プロスペックスの「SKY」カテゴリに属するためデザイン的にはパイロットウォッチに分類されます。回転ベゼルは実際に航空機パイロットが距離や燃料計算に使用すると思われる航空計算尺になっています。
ムーブメントにはセイコー・ブライツ(定価10万円以上)にも使用されている8B92「フライトエキスパート」を採用。そのぶんケース素材がチタンではなくステンレス、ガラスもサファイアではなくハードレックスになっていたりと各所にコストダウンの要素がみられますが、個人的にあまり気にならない部分なので値段に比べてお得感があります。
ソーラー電波なので時刻補正を自動で行ってくれるため、手がかからず実用性もバッチリ。
SSG001・スタイリング
スポーツ・アウトドア系のラインナップであるプロスペックスとならばゴツくて当たり前という感じもしますが、このモデルはフルコマで189gというかなりの重さ。機械式のダイバーズウォッチくらいズッシリきてます。
パイロットウォッチだけあって、文字盤に配置されたスモールセコンドのデザインも航空機の計器をイメージしたものになっているのがカッコいいです。
ちなみに各スモセコの配置は左から60秒計(秒針)、60分積算計、24時間計。
右側のボタン2つがストップウォッチのスタートとストップボタンで、左側2つが電波受信・ワールドタイム設定用など。
ケースの形状(特にラグ周辺)が独特のシルエットで、スポーツ寄りというか押し出しの強いデザインです。
ブレスレットは珍しい4連タイプ。同じセイコーのパイロットウォッチ系クロノグラフの「SNA411P1」に似たタイプです。
コマの接続方式は割ピン型なので、この辺はコストダウンの影響が見られます。個人的には調整しやすいので割ピン式の方が好きですが^^
裏蓋はセイコーの一般的なソーラー電波モデルに用いられているのと同じガラスタイプ。スクリューバックではなくスナップバックなのが少々気になる所。ソーラー電波だから…?
SSG001・リストショット
コマを3個ほど外しましたが、それでも依然ズッシリきます。普段機械式ばかり着けているので重い腕時計には慣れっこですが、それでもソーラー電波でこの重さはなかなかです。
モノクロ中心の配色もシブくてカッコいいです。情報量が多いデザインにも関わらずあまり派手派手しくないところもお気に入り。
公式サイトの商品ページには書かれていませんでしたが、ガラスには無反射コーティングが施されているようです。(光の反射具合などからみておそらく片面・内面のみ)
無反射コーティングはサファイアクリスタル風防に施される事が多い印象ですが、ハードレックスに無反射という組み合わせはまた珍しい気がします。
しかし片面のみとはいえ、屋外での見やすさはコーティング無しのものと比べるとだいぶ違います。
最後に
今回はセイコー・プロスペックスSSG001P1をご紹介しました。
日本で販売されていないという希少さやプロスペックスではあまり例のないソーラー電波、イカつさの割に主張が激し過ぎない抑えめのトーンでシブかったりと、気になる要素が多いモデルだったので思わずポチってしまいましたが、想像通りすっかり気に入ってしまいました。
お手頃な値段で購入するにはeBayなどを使う必要があるためややハードルは高めですが、もしこのたたずまいに惹かれるものを感じて頂けたら、手に入れて損はないと思います。