「ALBA(アルバ)」はセイコーのサブブランドの一つで、量販店の「吊るし売り」などでよく見かけるウォッチシリーズ。
最近流行になったチープカシオ、チープシチズンなどに近いコンセプトの格安腕時計です。
今30~40代くらいの人にとっては、90年代に大ヒットした「スプーン」を世に送り出したブランドとして記憶している方も多いのではないでしょうか。
他にも「となりのトトロ」や「ミッキーマウス」などキャラクターウォッチを多数出しているため、ブランドとしての知名度はわりと低くは無さそうな気がします。
ミリタリーをイメージした大きめのアラビア数字インデックスとデイデイトカレンダーに10気圧防水と、実勢4,000円未満の格安価格としては実用性に優れ、安くてそれなりに丈夫な時計が欲しい!という方にピッタリです。
ケース素材がしっかりステンレスなので値段に比しての質感も悪くなさそう。
上記と似ていますが、こちらはチタンケース・クォーツモデル。
値段は少し高くなりますがチタン製ということでより軽く、ケースサイズも34.7mmと一回り小さく、防水機能も倍の20気圧にパワーアップ。ひと昔前に「フィールドギア」と呼ばれていたモデルの最新バージョンで、こちらも根強い人気です。
文字盤全体が夜光になっているところもこの手の時計好きの心をくすぐりそうです。
シチズン・REGNOなどにもこういったシンプルなソーラー時計は多数リリースされていますが、青文字盤にゴールドというのが珍しく、シブくて気になったのでピックアップしてみました。
よく似たチプカシのアナログモデルがカレンダー無し・日常生活防水なのでややグレードアップしてますがその代わり値段もやや高め。これも文字盤全体が夜光になっているタイプです。
最近発売されたソーラー電波モデル。
肉厚なガラスとすっきりした針のデザインが安っぽさを感じさせず、ビジネスシーン・就活などに向きそうです。
価格帯の近いシチズン・REGNOのソーラー電波モデルに比べると「針位置自動修正機能」「時差修正機能」がついており、やや高機能です。(どちらもめったに使いませんが)
種類は少ないですが、機械式モデルも存在します。
搭載ムーブメントは7s26で、同じムーブメントを載せたセイコー5のレギュラーモデルに近いイメージ。セイコー5レギュラー(防水表記無しのもの=3気圧防水)よりも防水性はほんの少しアップして5気圧防水になっています。
ネット通販で購入できるセイコー5に比べると少し高めですが、手軽な値段で機械式腕時計が欲しい場合にはいいかも知れません。
現在、日本国内で正規販売されている7s26搭載メカニカルウォッチはこれだけ…なのかな?
デザイナー・渡辺力が手掛けたシリーズ「RIKI WATANABE」。
ミニマルなデザインのものが多く、他のアルバシリーズとはまた違った雰囲気を出した時計が目立ちます。
海外で展開しているALBAラインアップは日本国内以上にバラエティに富んだ…というか、かなり個性的なデザインがひしめきあっています。
セイコー5などと違って日本国内で取り扱われることはほとんどないので入手機会は限られますが、中にはちょっと手を出してみたくなるような面白デザインのものも多め。
前回紹介したシチズン・REGNOに続き、安さの割にいい時計シリーズ第二弾ということでセイコー・ALBAシリーズをご紹介してみました。
就活・就職(転職)・転属などで急に腕時計が必要になった…という場合のチョイスとして手ごろな値段で信頼性もあるALBAの腕時計は考慮に入れてみて頂いても良いかと思います。