はじめに
こんにちは!ゆうきちです。
今日はスペシャルな1本をご紹介したいと思います。
今年のバーゼルでは復刻モデルが大きく話題を呼びました。そのなかでも、大きな話題となったのが今回ご紹介するSEIKOの復刻モデルです。
既に完売となっていますが、実機レビューはまだなさそうでしたので今回私の方で書かせていただくことにしました。ぜひ最後までご覧ください。
レビュー
SEIKO/セイコー プロスペックス ダイバースキューバ ヒストリカルコレクション 国産ファーストダイバーズ 復刻デザイン (SBDX019 ¥350,000+TAX 世界限定2000本)
さて、今回の復刻モデルですがまずは金額がすごい!!¥350,000!!グランドセイコーのメカニカルも視野に入る価格です。
もちろんそれだけの価格に見合った素晴らしい価値がある時計なんですが、それはこの記事を最後までご覧いただければご理解いただけるかと思います。
さすがプロスペックライン。BOXも大きめです。真っ白な外装にSEIKOのロゴがシンプルに刻まれています。
おお!?GSにも負けず劣らずの豪華BOX。ブランドの本気を感じられます。
はい。もう、遠目から見てもかっこいいですね。
今回の限定モデルは、ステンレスの替えベルトがセットで付いてきます。気分に合わせて付け替えれるのがいいですね!
SEIKOが1965年に発表した初のダイバーズウォッチ、62MAS-010に賛辞をささげたこのモデルは、まさにタイムマシンに乗ってきたかのような素晴らしいデザインです。
この復刻モデルは、当時のオリジナルデザインを再解釈しケースバックのイルカマークまで完全再現しています。丸みのあるサファイアガラスや200m防水、合理的な39.9mmという素晴らしいケースサイズとスペックを備えており、生産は限られた世界2000本のみ。そのレア度と完成度から、すでに完売となっているところがほとんどのようです。
正直、ここ数年の国内ブランドにはこれまでにない勢いが感じられます。Grand Seikoの独立もそうですが、シチズン初のトゥールビヨンや海外ブランド買収、HAJIME ASAOKA初のクロノグラフや同氏が代表を務める新ブランド設立など、話題が尽きない日本メーカーの快進撃には期待せざるを得ません。
さて、その勢いを象徴するSBDX019に関しては、一つ重要なキーワードが…。
SEIKO社の高級メカニカルウオッチを、ヒゲゼンマイや歯車などの部品製造から完成品の組立まで一貫して行っている国内唯一の工房です。(盛岡セイコー工業株式会社内にある工房)
この工房内の作業机とサイドキャビネットは、岩手県の伝統的家具「岩谷堂箪笥」による特注品で、椅子は人間工学に基づいて設計された「アーロンチェア」を使用しています。最高の環境で、最高の技師が製造する、まさに国内最高レベルの時計だといえますね!
ちなみに、この限定モデルには先ほど書いた通りSSブレスがセットで付いてきます。
もちろんこの高級機専用に製造されたブレスですから、一切の妥協も感じられない素晴らしい仕上がりになっています!
最初にセットされているシリコンラバーは、ヴィンテージ感あふれる強化シリコン製のストラップ。ファーストダイバーのデッドストックを一度見たことがありますが、ストラップも近いデザインを採用していますね!
オリジナルを彷彿とさせる大き目のリューズには、オリジナルと同じ「SEIKO」の表記が施されています。
裏ブタには当時と同じイルカの刻印が施されています。
いつもなら、裏の保護シールは剥がれなくなるので早めに剥がすことをお勧めするんですが、これは剥がさないほうがいいかも・・・・。
ムーブメントはCal.8L35。
約50時間のリザーブにを持つ自動巻ムーブメントです。さらに、ダイビング中の過酷な条件での使用に対応するため、厳しい落下試験などダイバーズウオッチに求められるハイレベルな試験をクリアしているとのこと。完全にプロ用としての規格を満たしています。
さらに日差は+15~-10秒。クロノメーターとまではいかないものの、素晴らしい精度を確保しています。
トケマーにて出品を確認!
未鑑定ですが、鑑定してからの発送のようなので安心です。しかし、発売後すぐで、もうプレミア価格…。驚きました…。
まとめ
とにかくこの復刻は素晴らしい、その一言に尽きます。
このモデルを企画し、製造し、素晴らしいクオリティーで世に放ったSEIKOには、素直に敬意を表したいと思います。
このモデルのオーナーになられた全国の皆様!ぜひ大切になさってください!