1976年、パテックフィリップが潜水艦『ノーチラス号』の船窓からインスピレーションを受けて8角形の丸みを帯びたケースで、ジェラルドジェンタ氏がデザインを誕生させたのが始まりです。
余談ですが、ノーチラスとはラテン語でオウムガイを意味するようです。
ほんと余談です。。。
ズバリ38mmのケースサイズ、シースルーバック、2ピース構造。
この3点が特徴ですかね。
よく前機種の3800と比較されますが、大きな違いは裏蓋が透けてるか透けてないかです。
このモデルの登場年代よりシースルーバックが採用されたのは、腕時計フリークなら知ってる方も多いですよね。
一応ブレスレットの幅も若干広くなってますが、分かりやすいのはこの違いかと思われます。
このように裏蓋がケースと一体化しており、ベゼルとケースの2ピースで作られている構造のことです。
現行は裏蓋が独立しているので3ピース構造となります。
2ピース構造にした理由は厚みが抑えられるのと、防水の機密性からとしていますが、どうしてもメンテナンスの際に裏蓋が単独で開かないとなると、手間だという観点からでしょう、現在は3ピースになりました。
これもまた余談ですが、2ピース構造のシースルーバックは3712のプチコンプリケーションと、5800のノーチラスだけなので、どちらも短期間で生産終了した希少品ですね。
さて、そんな5800の市場販売価格は保証書付きで600万半ばから700万くらいですかね。
大黒屋さんにもありました。
買取価格は状態によって前後しますが、500万から500万後半ってとこでしょうか。
販売価格と多少開きは出てしまいますが、3年くらい前から見ると一気に相場が上がった物の一つですからね、しょうがないでしょう。
正直申し上げて、買い時は欲しい時と言っていいでしょう。笑
今や現行ノーチラスと大差ない価格で相場がありますから、好き好きな気がします。
ただ、今年からパテックの購入制限や、白文字盤ノーチラスの廃盤が決まり、より一層ノーチラスが市場から枯渇することが予想されるので、少なからず影響が出るのではないかと予想しております。