前回の記事でも紹介しましたが、改めて
R.X.WはRockX solid Watchの略称です。
(R・ROCK X・EXCEL W・WATCH 岩を超える堅牢な腕時計)
この40mmのミリタリークロノグラフは「プラズミール・ミルグラフ」と言う名称で・・・
ってプラズミールって何でしょう。
プラズミールダイヤルと呼ばれる軟鉄製ベースのダイヤルにN夜光を全面塗布したもので「暗くても良く見える」と言う視認性に優れたシリーズとしての名称だと思われます。
因みにプラズミールのサンドイッチ構造は2002年のモデルから使用されています。
次にミルグラフですが、ミルはミルガウスと同じフランス語で1000のことで
1000ガウスまで耐磁構造を有するクロノグラフだよと言う造語ですね。
なかなか、かっこいいネーミングです。
佐藤健さんの発想に脱帽ですね。
プラズミール・ミルグラフは2タイプあります。
手巻きクロノグラフの2カウンタータイプと
自動巻きクロノグラフの3カウンタータイプです。
手巻きのムーブメントは、スイスで設計され佐藤健さんが監修、製造は中国です。
バルジュー製のムーブメントをベース設計、21600ビートに振動数を上げているのでしょうか。
ビーナスのムーブメントにも似てますし・・・。どっちだろ?
3カウンターは所持していませんので詳しくはわかりませんが
バルジュー7750をベースにしたムーブメントと、スイス製の本物?のバルジュー7750の2種類が製造されているようです。
※バルジュー7750はケースバックに刻印があるようです。
耐磁性も試したことが無いので100m防水ととも未確認ですが、
防水性も今のところ問題なさそうです。
日差も毎日使用していないので気にしたことが、ありませんが1日で大きな誤差は感じません。
ほんの少し盛り上がった風防に、ねじ込み式のクラウンとプッシャー。
質感は悪くないですよ。
10年経って夜光は、ここまで光りませんが今でもぼんやり光ります。
ココ東京の使い方の問題か、このモデルの売りの3HガスライトチューブはN夜光より光りませんね。
ココ東京が購入したときは黒のレザーストラップでしたね。
最初期デリバリーは茶色だったようです。
箱がかっこいい。
1960-1970年代のクッションケースのクロノグラフと言えば、
ホイヤーのカマロが有名ですね。
バルジュー製のムーブメントが使用されています。
かっこいい!
2カウンターと3カウンターがある点も似ています。
こちらはETAムーブのパネライ40mmクロノグラフ PAM310。
リューズガードを取れば、似ているかもしれません。
サンドイッチダイヤルなども含めパネライもオマージュしているのでしょう。
いかがでしたでしょうか?
定価49800円。
円高還元セールで39800円。
安い!
安かった。
今では生産終了になっているのでプレミアム価格で取引されていますね。
10万円程度のスペックは確かにあります。
特に1st 2ndモデルとは違い、まんまのオマージュではなく試行錯誤してできた神デザインだと思います。
複数のビンテージクロノグラフをミックスしたオマージュウォッチとして完成されたデザインですね。
長くビンテージウォッチを取り扱ってきた佐藤氏だからこそだと思います。
一方でパクりだとかコピーだとか言われる方もいらっしゃるようですので、あまり褒めても良くないかな?
意匠権の盗用はダメです。