IWCというブランドをご存じでしょうか。International Watch Company(インターナショナルウォッチカンパニー)の略で、普通はIWC(アイダブリューシー)とか、少し年配の方だと「インター」とか呼ばれていますね。
細かいブランドストーリーは調べれば出てくるので省きますが、1868年にアメリカ人技師とスイス人の時計職人がアメリカ市場向けの懐中時計を製作するためにスイスのシャフハウゼンで創業したとされています。
シャフハウゼンはスイスの中ではドイツ語圏なので、時計作りにもドイツ人的な、つまりは質実剛健的な雰囲気が色濃く反映されていると言われています。
コレクションの種類としては、大きく分けて、インヂュニア、パイロット・ウォッチ、アクアタイマー、ポルトギーゼ、ポートフィノ、そして2017年に久しぶりに復活したダ・ヴィンチの6つのラインがあります。
現行のインヂュニアには大きく分けて、インヂュニア・ヴィンテージと通常のインヂュニアの二つの種類があります。インヂュニア・ヴィンテージは、2016年の限定で生産されたようですね。
私がインヂュニアを初めてみたのは高校生の時でした。
クラスで仲の良かった奴が祖父に借りているだか、もらったとか言って、たまにはめていたのを記憶しています。
その時は、おっさん臭い時計だな、くらいにしか思っていなかったけど、例のごとく、年齢を重ねると趣味趣向も変化してくるようですね。
今では一番のお気に入りの時計になってしまいました。
そういったわけで、2005年にニューモデルとして復活したときには、久しぶりに本気で狙う時計として買う準備をしていたのですが、そろそろ買おうかなという時にミルガウスが発売されてしまったのですね・・・。
とはいえ、その後もどうしても諦めきれなくて、ビッグ・インヂュニアを買ってしまうことになります。
ビッグ・インヂュニアにいく時点で、もはや耐磁性能なんて関係ないのですが。かっこいいからいいのです。
そんなわけで、私の一番好きな時計はお察しのとおり、インヂュニアになります。現行モデルも素晴らしい。
パイロット・ウォッチもかなり充実していますね。個人的に好きなのは、ビッグ・パイロット・ウォッチ。これは今でも欲しい時計の一つです。
人にお勧めするとしたら、マーク18ですね。
マーク16,17と、個人的にはあまり好きなデザインではなかったのですが、この18は、以前の私好みのデザインに戻りました。
文字のバランス、日付の大きさ、本当に素敵だと思います。オン、オフ問わず、つけられるのではないでしょうか。
個人的には、ブレスレットモデルがいいな。
アクアタイマーは、いわゆるダイバーズ時計に分類されます。
個人的には以前のGSTアクアタイマーが好きだったので、現行のデザインはあまりそそられません。ただ、実物は画像よりも、はるかにかっこいいです。
もちろん、好みは人それぞれですが、購入を考えている方は、是非、実際に自分の目で見てみてください。
ポルトギーゼは、やはりポルトギーゼ・オートマチックとポルトギーゼ・クロノグラフの人気が高いですね。ヨットクラブも人気がありそうです。
また、このモデルはドラマなんかでもよく俳優さんがつけているのを目にします。
ポルトギーゼは、サイズも大きなモデルが多いので、ステンレススチールだと何とかなりそうな気もしますが、ゴールドになるとどーんと値が上がりますので、お金に余裕のある方は是非、ゴールドモデルを。
「時を超えて魅了する地中海式ライフスタイル」と言うくらいですから、お金と時間に余裕のある人にはぴったりのモデルということになるのでしょうか。
それでも、ラインナップの中では、ドレッシーさで言えば、次に紹介するダ・ヴィンチが出るまでは、随一のモデルだったと思うので、スーツや、ジャケットなどのフォーマルな服装にはぴったりだと思います。
普段からキレイ系のファッションの方には、とてもよく似合う時計だと思います。ミラネーゼブレスが美しいですね。
今年はダ・ヴィンチが復活するのですね。これはポートフィノよりもさらにドレッシーかも。
お勧めは36mmケースのムーンフェイズのついたステンレススチールケースのもの。このサイズだと、奥様と兼用みたいな使い方もできるのではないでしょうかね。
こちらのパーペチュアルカレンダーの方が、往年のダ・ヴィンチを彷彿とさせますが、お値段の方が・・・。
以上、私が大好きなIWCの現在のラインナップとそれについて思ったことを好きなように書かせていただきました。
思うのですが、IWCって、値段と製品のバランスが非常にいいと思うのですがどうでしょうか。
もちろん、安いという意味ではなく、この時計でこの値段なら納得、みたいなそういう意味では現在のスイス時計の中では、まだ良心的な価格だと私は思います。
とくにステンレススチールのモデルについて言えば、なおさらのおこと。
皆様も一本、いかがでしょうか。