アウトレットモールでの欲しい腕時計を探せ!
関西で3本の指に入るアウトレットパーク、りんくうプレミアアウトレットモールに行きました。ここの時計ブランドは、ティソとタグホイヤー、SEIKO、CITIZENが店舗を構えています。私はタグホイヤー、ティソ、SEIKOを回りました。
腕時計をどこで購入するかはこのサイトの読者は皆さん、日々頭を痛めていることでしょう。正規店は安心ですが、価格が高い(ロレックス以外)、しかし将来的に売却のことを考えると正規店で購入した腕時計は高く売ることができます。この矛盾で悩みます。
オフィシャルな流通経路を経て、安いプロダクツを売っている店舗がアウトレットです。ほとんどのアウトレットストアは基本メーカーの直営店になります。なぜ商品が安いのかというと、型落ちの製品だったりするだけです。そのため時計のように旧モデルが高くなる可能性があるプロダクツは積極的にアウトレットを利用するべきだと僕は考えます。
私の過去記事でも書きましたが、デパートなど正規店でも最近は安く購入できるチャンスが増えています。しかし価格だけ見ればアウトレットモールにデパートはかないません。近くにアウトレットがある人はぜひこの機会に買い物に出かけてください。
特に年始は初売りセールス期間で、通常のセールより割安な価格で販売します。集客も期待できるため、各ストアは品揃えも良いことが特徴です。安く品揃えも良いことで購買意欲も湧きます。モール内は争奪戦状態でした。
私は以前からりんくうプレミアアウトレットに注目していました。アウトレットにはラグジュアリーブランドは多くあるのですが、僕が目当ての時計ブランドが少なく、これまであまり注目していませんでした。
しかしこのりんくうプレミアム・アウトレットモールにはスイス時計ブランドが2つも入っています。なかなか関西に2つ以上の時計ブランドが入っているモールはありません。国産ブランドは割合確実に入っているんですけど、やっぱり時計はスイス!!!
ティソの魅力、お気に入りの理由
僕は自分の記事の中で数多くティソを紹介、おすすめしています。その理由は2年ほど前に見た、りんくうプレミアム・アウトレットで、ティソの時計を実際に手にしてからです。その質感の良さと値段にただただ驚いた、記憶があります。
ティソの時計はどこか、一見なんてことの無い印象を受けます。しかし実は細部にあるこのブランドのこだわりが見え隠れすることが魅力でしょう。このブランドは決して高級時計を目指していることはありません。むしろ手軽に腕時計を楽しんで欲しいというコンセプトが創業以来の伝統なのです。
そのためこのブランドから感じることは「自由」で、斬新な時計づくりです。しかし伝統は決して否定しないで、伝統の良さを継承しつつ、常に新しいものを積極的に取り入れています。
これは創業以来輸出によって、外国からさまざまな文化やセンスを取り入れていたからでしょう。保守的な考えが多いスイス時計ブランドですが、ティソは少し異なります。
ティソは輸出メイン、中国、アメリカがマーケットの中心
ティソは創業時からスイス国内をメインマーケットにしないで、ロシア帝国への輸出でビジネスを拡大してきました。近年は中国とアメリカがメインマーケットです。
おそらく現代はチューリッヒの空港から航空貨物で各国へ輸出しているのでしょう。ロットが小さく塩分の影響が少ない航空輸送が腕時計の輸出には最適です。確認したことはありませんが、商品の性質上リードタイムは短い方が良いので、飛行機が腕時計の輸送では適しています。
さらにティソの利点はモデルチェンジが早いことにあります。一般的に腕時計はモデルチェンジが少ない方がメーカー目線で望ましい意見があることも事実です。
しかし腕時計はファッションアイテムでもあります。ファッショントレンドに合わせて変化することも必要です。10年近くモデルチェンジしないことは今の時代にふさわしくありません。
モデルチェンジの早さは時計ブランドとして、ムーブメントの成熟がしづらい側面があります。しかしティソのムーブメントは全てETA社のムーブメントを使用しています。グループ内のブランドへ多くムーブメントを提供しているため、実績があり成熟はETAが担ってくれます。
モデルチェンジが早いことで在庫が少なくできることがティソの利点です。成功したらレアモデルとして希少価値も発生します。仮にモデルが失敗しても、在庫が少ないので被害は最小限ですみます。
カジュアルからクラシックなデザインまで幅広い
@goro
お目当てのクチュリエが無かったため、私が選んだモデルが上の写真のル・ロックル オートマティック レギュレータです。ちょっと個性的なクラシックウォッチになります。
当初探していた下の写真がティソ クチュリエです。在庫が無いため、スタッフの方が勧めたのが同じクチュリエのユニークダイヤル調のモデル、スモールセコンドでした。
実際の写真を探しましたが、メーカーの公式ページに無いため、webクロノスの記事を下にリンクします。参考にしてください。外国人に人気で私がSEIKOの店舗を回っている数分の間に購入されていました。
クチュリエはフランス語で一品物という意味があるモデルです。私がこのモデルを気に入った理由はスタンダードな装いの中に見える、わずかな上品さにあります。一見するとどこにでもあるスタイル、でも実は質に拘った造りがこのモデルの特徴です。
欲しかったクチュリエですが、在庫が無いため今回のル・ロックルに出会えて、良かったです。ティソ発祥の地の地名を冠したこのモデルは今後の記事で詳しく書いていきます。
皆さんもアウトレットでスイス時計をリーズナブルな価格で購入してください。欲しかった一品がその中にあるかもしれません。