最近、時計の替えナイロンベルト(替えストラップ)にハマりつつある。
愛用のロレックスサブマリーナ14060Mはここ数か月間SSブレスを装着していない。
もはや失くしてしまったかもしれない。
それくらい気に入っている。
オンもオフもスタイルが軽くなる夏にもぴったりだ。
元々のSSブレスに飽きが来た、といえばそれまでだが、それ以上に替えストラップが気に入ったというのが本音である。
現在使用しているストラップは大きく分けて2種類。
どちらも週代わりで交換して楽しんでいるが、今回はNATOストラップを紹介したい。
PERLONストラップの話はまた次回にでも。
NATOとは北大西洋条約機構を指しており、North Atlantic Treaty Organizationを略してNATO。
第二次世界大戦後のソ連を中心とする共産圏(いわゆる東側諸国)に対抗するため、アメリカ合衆国を中心にヨーロッパ諸国など西側諸国によって結成された軍事同盟である
NATO軍で軍支給品の腕時計ストラップとして使われていることから、「NATOストラップ」とか「NATOベルト」とか呼ばれており、元々は英国軍が支給していたことから正規名称は「NATO G10ストラップ」とも呼ばれる。
現在も同じものが採用されているのか?本物の軍払下げ品が流通しているのかは不明。
おそらくレプリカモデルと思われるAmazonや楽天で販売されているものを紹介したい。
最近ではカラフルにデザインされたおしゃれアイテムとして幅広いラインナップで様々な店舗で販売されている。
中には「正規品」と銘打ち5~6000円で販売されているモデルも存在するが、私が使っているのはAmazonで1~2000円で売られているもの。十分である。
「正規品」といわれているものとも比べてみたが、はっきりいってそれほど遜色は無い。
一昨年?くらいからぼちぼち流行しているダニエルウェリントンもレザーベルトを始め様々なナイロンストラップを公式に交換ベルトとして販売している。
私がNATOストラップと出会ったきっかけは映画だ。
『007 ゴールドフィンガー』
1964年の映画『007』シリーズ第3作でジェームスボンドをショーンコネリーが演じている。
007シリーズはすべて観ているが、ショーンコネリーのボンドが一番好きだ。
ピアースブロスナンもいいが、やっぱりコネリーだろう。
現在のダニエルクレイグはサイボーグ感がすごい。
人間味が薄く、どちらかというと東側スパイのようだ…。おっと長くなる。
この劇中でボンドがサブマリーナにNATOストラップを装着しているのはファンには有名な話ではないだろうか。
ちなみにサブマリーナはRef.6538といわれているが、確かではないようだ。これもまたファンの間では諸説入り乱れての話のタネになっている。
ビシッとタキシードを着たボンドがスポーツモデルのロレックスのベルトをわざわざナイロンベルトに替えて使っている。
このなんとも言えない、ハズし感、無骨感、遊び感、ヌケ感?がたまらなくカッコいいのである。
007シリーズ「スペクター」ではダニエルクレイグが身につけたオメガのシーマスター300がNATOストラップ仕様になっているのはご愛嬌。
ヴィンテージから現行品まで様々なロレックスに合わせて楽しめるのがNATOストラップの魅力。
特に新旧サブマリーナに合わせるユーザーが多いような気がする。
以前は「サブマリーナに合うストラップはどれかな?」って感じで物色していたが、最近はこのストラップに合いそうなヴィンテージの時計はないかな?って考え方にすり替わっている。