初代グランドセイコー リミテッドコレクション SBGR305
ウォッチモンスターで人気のあるブランドといえばセイコー。
セイコーの中でもグランドセイコーはやはり人気が高い。
車のレクサスに乗っている人は「トヨタの車に乗っている」とはあまり言わない。同様にグランドセイコーをしている人はセイコーを着けているとは言わずに「グランドセイコーを着けている」というのではなかろうか?
それくらいグランドセイコーはセイコーの中で確立したブランドであると言える。
初代グランドセイコーリミテッドコレクション2017を発売した。
自分が生まれる前から存在していたグランドセイコー。
今回は1960年に誕生した「初代グランドセイコー」の現代デザイン版のモデルSBGR305をみていくことにする。
「復刻デザイン」も存在するが、現代人代表の〇〇男子。昔よりも今を追いかける!「現代デザイン」の方をレビュー!
初代グランドセイコー SBGR305 キャリバー
腕時計の心臓部と言えばキャリバーである。この初代グランドセイコー SBGR305はキャリバー9S68を使用している。
因みに初代グランドセイコーのキャリバーはCal.3180。
実はこの昔のキャリバー3180もクロノスイス検査基準をもクリアする実力をもったキャリバーであり精度は日差-3~+12秒であったといわれている。

キャリバー3180
流石グランドセイコー!全く精度が低いブランドは未だ1960年代のグランドセイコーに勝てていない。
そんなブランドまだあるのか?と吹き出しそうだ。
そんなキャリバーから紆余曲折あったこの9S68。平均日差-3~+5秒と精度はまた上がっている。
パワーリザーブは最大巻上時に約72時間(約3日間)持続という土日休みのサラリーマンにとっては嬉しい機械となった。
3180は手巻きだったが、今回の自動巻きとなったのでいちいち手で巻き上げる必要はない。
初代グランドセイコーはキャリバーは裏ブタを取らないと見れなかったが、今回のはケースがスケルトンなので見ることができる。
当然ながらすべてにおいてパワーアップ。今のセイコーの力を感じる。
初代グランドセイコー SBGR305 ケース
ケース幅は初代は35mmであったのが、大きくなり40.5mmと変化。
1960年代の日本人の平均身長が162cm程度で今と10cmほど低いからなのか、2017年はケースが約5mmも大きくなった。
40.5という感じが日本を意識したのではないかという気もする。大きすぎず小さすぎず。
まさかの「ブリリアントハードチタン」である。これは驚き!まさか「ブリリアントハードチタン」をつかうとは。さすがグランドセイコーである。
「ブリリアントハードチタン」を知らない?なんてことだ・・・「ブリリアントハードチタン」を知らないとは・・・・当然俺も知らない。
チタンのように軽くて強い!またステンレスよりも表面の硬さが約2倍で、傷がつきにくいのが特徴で輝きのある素材とのこと。
これはすごい。さすが「ブリリアントハードチタン」である。
初代グランドセイコー SBGR305 デザイン

初代グランドセイコー

復刻デザインSBGR305
デザインもやはり似て・・・ファッ!
全然違う。これはもう別のデザイン腕時計である。
初代モデルを現代的にアレンジしたものが「現代デザイン」と言われているが、これはもう全く別物に見える・・・・。( ;∀;)
これはちょっと現代アレンジしすぎな気がする・・・デイトもついちゃって。ということでデザインに関しては少し考えた方が良かったのでは。
因みに復刻デザインモデルの画像をみておこう。
初代グランドセイコー SBGR305 値段
定価はこちら750,000 円+税。
今までのスペックなどを鑑みるとこの定価は安いのかな。高いのかな・・・。
高いと考える方はいると思うが、このモデルは限定物である。
世界で数量限定968本しかない!ということは手に入れたくても手に入れられない人もいる。欲しい人にとっては100万円でも欲しいだろうし、いらない人は50万円でもいらないだろう。
だからそんな事を考えるのは野暮かも知れない。
因みに復刻モデルのデザインのSBGW253の方は(SSデイト無し)世界限定1,960本で600,000円+税。

銀座4丁目交差点
初代グランドセイコーの定価は25,000円。
・・・2万5しぇんえん
0少ないんじゃないの?と思った方間違いではありません。2万5千円也!!
(当時の金額で)
ただ物価が違う。
サラリーマン初任給の2倍くらいの金額みたいです。だから高いといえば高いのかな・・・。今の値段の方が高いのか・・。
まとめ
心さんの記事でもあったがグランドセイコーの文字盤からセイコーの文字が消えた2017年。初代グランドセイコー復刻モデルを出したのは新しいグランドセイコーの歴史を作るための決意ではないだろうか?
2017年グランドセイコー元年。今後グランドセイコーを愛していく上で2017年に発売されたグランドセイコーを購入してこれからの長い人生グランドセイコーと共に歩んでいこうではないか!
968本と手に入れた幸運の方は今後グランドセイコーを見守っていってほしい。
トケマーでもこのモデルが出品されるかも知れない。興味がある方はトケマーを覗いてみてはいかがだろうか?そしてもしお持ちの方、持っていて使わないならトケマーで出品してみてはいかがだろうか?
限られた歴史的な貴重なモデル。多くの方に知ってもらいたいものだ。