2022/01/24 聖徳太子
フランクミュラーの歴史は25年程と腕時計の業界的には新鋭ブランドに入ります。
しかしながら、革新的なデザインで瞬く間に地位を確立し、著名人も多く着ける一流ブランドとして健在しております。
今回はブランドのアイコンともいえるトノウカーベックスについてご紹介いたします。
https://franckmuller-japan.com/
フランクミュラーはブレゲの再来と言われるほど、腕時計作りにおいて優秀な評価を得ています。
2000年以前に世界最小のトゥールビヨンを発表、文字盤中心にカジノをモチーフにしたルーレットを搭載する「ヴェガス」など世界初の機構を数々発表。
数々の功績はフランクミュラー氏を天才時計師として歴史にその名を刻み込みます。
その一目でわかるシルエット、トノウカーベックスはフランクミュラーが独立時計師だった頃に制作されたケースです
1992年からトノウカーベックスとして発表されてからトノウカーベックスはフランクミュラーのシグネチャーといえるデザインコードとして展開され続けます。
「トノウ」=樽「カーベックス」=湾曲という意味を持ちます。
名前の通り、トノウケースは縦、横、斜めの3次元に曲線を描かれたという特徴を持ちます。
古典的なトノウケースをフランクミュラー流に再構築し、現代的な解釈を持った唯一の時計として仕上がっております。
この曲線美からなるケースは一般的なトノウ型の時計とは別物とされ、フランクミュラーのアイコン的美意識と言えるものとして認知されます。
曲線から生まれる美意識。
加工技術はもちろんかなりのものを要します。
こちらのデザインはサファイアクリスタルの風防をも湾曲させる必要があり、非常に高い硬度を持つサファイアクリスタルをデザインすることはかなりの技術力を要します。
デザイン性を求めるが故の技術力、コストを厭わない姿勢がフランクミュラーの大きな魅力の一つでもあるといえますね。
この湾曲によってデザイン性はもちろん手に馴染むフィット感も向上しております。
トノウカーベックスのもう一つの大きな特徴としてビザン数字インデックスです。
ビザン数字インデックスとトノウケースとのコンビネーションは1992年のファーストコレクションに採用され、トノウケースとともにビザン数字もフランクミュラーのアイコンになりました。
このビザン数字インデックスは職人による手作業で描かれております。
数字の輪郭が描かれた中に手作業でインクを注入していきます。これで表面張力により表面がふっくら立体的に盛り上がり、表情のある文字盤に仕上がります。
また、文字盤のギョシェ彫が施されており、ゴールド、プラチナ、ステンレスなど多彩な素材にマッチする高級感のある文字盤も特徴的です。
1994年唯一のステンレススチールモデル「カサブランカ」を発表。こちらはモロッコ都市、映画からインスピレーションを受けたコレクションです。
金無垢が主流のフランクミュラーの中で、気軽に使用できる普段使い用実用時計をテーマに発表されたモデルです。
これによって、世界的にフランクミュラーが認知され、有名時計ブランドとして名を馳せることとなります。
カサブランカの特徴は、インデックスに夜行塗料が施され、実用性に特化しています。
フランクミュラーらしいデザインの中で、しっかり実用性を確保するのは嬉しいポイントですね。
まとめ
フランクミュラー トノウカーベックスのデザインはファッション性があり、おしゃれな時計を求める方には打って付けのモデルです。
手首から他と違うおしゃれをしたい人は是非検討してみてはいかがでしょうか。
ではまた。