品質よし!コスパよし! モーリス・ラクロアというブランド
"モーリス・ラクロア"日本ではあまり馴染みのない時計メーカーかもしれませんが、品質・価格の満足度が非常に高い、スイスの機械式時計メーカーです。
1975年にデスコ・ド・シュルテス社がオリジナルブランドとして"モーリス・ラクロア"の時計を発表しました。意外と歴史は浅いんです。
1990年には今回ご紹介する"アイコンシリーズ"の前身モデルでもある"カリプソ"がリリースされました。品質と高級感を兼ね備えながら、コストを抑える事に成功したこのモデルはモーリス・ラクロアの人気コレクションとなりました。
アイコンシリーズは今や"マスターピース"や"ポントス"に並び、モーリスラクロアのフラッグシップモデルといえる人気モデルとなっています。今年"アイコンシリーズ"に待望の機械式が登場したので早速ご紹介してまいりたいと思います。
2016年発表 アイコンデイト(クオーツ)
2016年、ファンの再販を望む声に応えて"カリプソ"の後継機にあたる"アイコン デイト(クオーツ)"が発表されました。高級感のあるディテールですが定価は105,840円。このデザインで10万円。かなり安く感じませんか?
2018年発表 アイコン オートマティック
アイコンの登場から2年後の今年、待望の機械式が登場しました。文字盤はタペストリーからクル・ド・パリに変わりましたが、その他のディテールはほとんど変わっていません。
アイコン オートマティック 基本スペック
【モデル名】アイコン オートマティック
【機械】自動巻き Cal.ML115
【素材】SS / SS×革ベルト
【カラー】ブルー/ブラック/ホワイト
【ケースサイズ】42mm
【防水性】200m
【国内定価】SS 210,600円 / SS×革 194,400円
【備考】2018年発表
ケース径42mmで厚さは11mmとなっており、スタンダードなサイジングとなっています。ケースフォルムはシャープでかなりカッコいいデザインですね。
ベゼルの爪が特徴的な"アイコンシリーズ"。文字盤は"クル・ド・パリ装飾"が施されており、ピラミッド形の細かい鋲が並んでおり、エレガントで高級感のあるつくりとなっています。
クオーツに比べて若干ノ厚みはあるものの、11mmなので、装着感はさほどきにならないレベルです。ビジネスシーン、プライベートシーンどちらもいけちゃいますね。
文字盤
パテックフィリップやオーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンなどのハイブランドウォッチは職人が全て手作業で文字盤を仕上げますが、アイコンシリーズのクル・ド・パリ装飾はプレス加工になっています。文字盤まで手作業にしたらこの価格帯は実現しませんからね。
それでも一定の高級感を備えている点は見事といえます。
ブレスレット
ブレスレットはこの価格帯にしてはかなりクオリティの高い作りとなっています。特殊な形状をした5連ブレスは厚すぎず薄すぎずつの絶妙なサイズとなっています。
サテン仕上げのブレスレットの端は、斜めに面取り加工がされており完成度が高いです。
観音バックの内側はペルラージュ加工がされており、ディテールにもこだわりを感じる一本です。
また、こちらのモデルの嬉しいところは工具なしでワンタッチで簡単にストラップの交換できるところです。非常に便利ですよ。
2018年発表 アイコン オートマティック クロノグラフ
バーゼル2018で3針モデルと同時にクロノグラフモデルも発表されました。ケースサイズは3針オートマティックより2mm大きい44mmのビッグケースとなっおり、より存在感が出ています。
アイコン オートマティック クロノ 基本スペック
【モデル名】アイコン オートマティック クロノ
【機械】自動巻き Cal.ML112
【素材】SS / SS×革ベルト
【カラー】ブルー/ブラック/シルバー×ブルー
【ケースサイズ】44mm
【防水性】200m
【国内定価】SS 318,600円 / SS×革 302,400円
【備考】2018年発表
カラーバリエーションはブルー/ブラック/シルバー×ブルーの3種類。個人的にはシルバー×ブルーが一番好きですね。レザーストラップとの相性も抜群で使いやすそうです。自動巻クロノグラフながら定価は30万円。安い!見てると欲しくなってきました。
日本での知名度はまだそこまで高くありませんが、クオリティの高さとコスパの高さは申し分ないので今後、ブームがくるのではないかとひっそりと期待しています。
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