1997年の発表から17年間にわたり、愛されてきた手巻きスピマス 3570.50は惜しまれつつも廃盤となったわけですが、その後継機にあたり2014年に発表されたのが新型スピマス311.30.42.30.01.005。
そこで今回はちょっと豪華になった現行モデル Ref.311.30.42.30.01.005について書いていきたいと思います。
まずは新旧の画像を比較してみましょう!文字盤デザインをよーくご覧下さい。
はい、同じですね。何度見比べても違いがわかりません。
少なくとも外装部分ではこれといって変化ははい模様。ケースサイズは同じ42mm、ベゼルも同じ、搭載ムーブメントも同じCal.1861。では何が変わったのか?
一目瞭然!ブレスレットの調節方法が"タタキ"から"ネジ"に変わっていますね。
ここは改良されていますね。タタキタイプのブレスレットはしっかり閉めていないと使用する中でだんだん緩くなりスポッと抜けてしまう事が稀にあります。
さらにタタキタイプは調整の際に誤った角度からたたいてしまうと、ピンがぐにゃっと折れる危険性もあります。その点ネジならドライバーで回すだけだから簡単ですね。
ご覧のとおり、付属のレベルが格段にアップしました。"ここまでやるのっ?"てくらいの充実ぶりです。付属品の詳細はまた後ほど。
付属品がこれだけ豪華になれば当然、定価は上がりますよね。
旧型3570-50の定価:453,600円(税込)
新型311.30.42.30.01.005の定価:550,800円(税込)
現在の実勢相場は旧型が大体30万円前後、新型で30万円台半ばから後半といったところでしょうか?定価が高い分、やや新型の方が高くなっていますね。
外箱からいきなり豪華です!ロレックスの箱と比べてみましたが、大きさが全然違います。ここまでやるかってくらい大きいです。
内箱を開けてみるとご覧のとおり、まぁいろいろと付属品が付いているわけです。旧型に使われていた高い内箱は湿気に弱く、経年劣化によるベタつきがよくありましたが、新型はナイロン素材で覆われているため、劣化する事がありません。キレイな状態で保存できますね。
お洒落な傷見(ルーペ)も付いているのでいつでも愛機の状態チェックがいつでも可能です。
このように拡大にして状態をチェックできますよ。倍率は何倍かわかりませんが。
ブレスレットの調整はネジ式のため、専用のドライバーも付属しています。持ち手も長くて使いやすいです。
はじめから付いているブレスレットとは別に、ナイロンベルトが2本付属しています。これは嬉しい。自由に付け替える事ができ、楽しみ方も増えますね。
そして存在感のある"エンブレム"。用途はまったくわかりませんが、飾りみたいなものでしょうか。持ってみると結構な重量感があります。投げたら薄い窓ガラスを簡単に割るであろう重量感です。危険なので投げちゃダメですよ。
新型スピードマスターは飽きのこないデザインで、フォーマル・カジュアルどちらでもいけちゃう万能モデルです。
42mmのケースサイズは手首が細い人がつけると大きく感じるかもしれませんが、程よいサイズ感といえます。また、ブレスレットのフィット感も上々の為、ストレスなく使うことができます。