時計ブランドについて、好きなことを書いていく企画、今回は12回目になります。
今回は、世界三大高級時計メーカーの一つ、オーデマ・ピゲについて書いていこうと思います。
オーデマ・ピゲについては、その代名詞ともいえるモデル、ロイヤルオークが有名ですね。
天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏がデザインを手がけたことでも有名です。
船についている窓(舷窓)にインスパイヤされたとのことです。頑丈そうですね。
私の中で、このロイヤルオークはとても印象深くて、ある時計雑誌の記事で、世界的に有名なアメリカ人投資家が、
「オーデマ・ピゲとパティック・フィリップしか時計としては認めない」
で、普段はロイヤルオークをずっとつけていて、スポーツをするときはもちろん、シャワーを浴びる時も決して、はずすことは無いと言われていました。
風呂に入るときはもちろん、寝る時もはずさずにいたものです。
そんな話は置いといて、オーデマ・ピゲの良いところ、悪いところについて書いていきますね。
例によって、独断と偏見で書いていきますので、ご了承ください。
高級時計の素材に初めてステンレスを使用し、スポーティー・ラグジュアリーというカテゴリーを創造した独創性は、素晴らしいものです。
その後、三大時計メーカーの一つ、パティック・フィリップからはノーチラスが発売され、バシュロン・コンスタンタン(個人的にはバセロン・コンスタンチンの方がしっくりくる)からは、オーヴァーシーズが発売されます。
興味深いのは、パティック・フィリップのノーチラスも、ジェラルド・ジェンタ氏のデザインだということ。
ロイヤルオークが誕生したのが1972年。
そのデザインは、45年という時を経た今でも、ほとんど変わることなく、当時のままの状態で現在でもラインナップされています。
45年ですよ、45年。
そんなにも長い間、変わらぬデザインで、しかも人気モデルであり続けるというのは、いかに完成されたデザインだったかということを物語っていますね。
ただ、私自身は、30年ほど前にこのロイヤルオークの広告を見たときには、なんてダサい時計なんだ、こんなの買う人はいるのか?と思ったものです(失礼)。
多分、プロゴルファーのニックファルド氏が出ていた広告だったと思うのですが、当時はそう思いましたね。
人間の趣味というのは、変わるものです。
何と言っても、世界三大高級時計メーカーということなので、致し方ないところもあるかとは思いますが、ラインナップの中には庶民に買えるモデルがありません。
通常のシンプルなロイヤルオークでおよそ200万円。
普通に働いている人が買える値段ではありません。
せめて、100万円くらいのモデルをと思うのですが(それでも十分高いですが)、そこは、三大高級時計ですからね。
買えない奴は寄ってくるな、くらいの思いが、ブランドにはあるのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
実は、先日、オーデマ・ピゲのブティックに行ける機会があったので、頑張って行ってきました。
短パンにTシャツという、お店の雰囲気とはおよそ似つかわしくない服装でお邪魔したにも関わらず、本当に丁寧な対応で、感動すら覚えましたよ。
店長さんが対応してくださったのですが、時計の話や、お金の話、ローンの組み方等々、かなり具体的な説明をしていただきました。
もちろん、ポンと一個買うほどの余裕は私にはとてもないので、すぐにというわけにはいきませんが、本気で何とか頑張って手に入れたいな、という気持ちにはなりましたね、正直なところ。