大学生のための時計選び
本格的に受験シーズンに突入している今日この頃。子どもの人数が減って大学全入時代とか言われながらも人気のある上位の大学では昔となんら変わらぬ難易度を保っており、依然として狭き門だそうな。
大学の合格祝いといえば我々のころは腕時計も定番の一つだったように思うが、今の若者たちはどうなのだろうか。スマホで十分、なんて悲しいことは言わず、若い子たちにも腕時計の魅力を分かって欲しいところではある。
推薦入試などで既に大学が決まっている人はもちろん、これから受験という人、また親御さんたち必見。大学生のための時計選びについて考えていこうと思う。
予算三万円くらいからの定番時計
大学生らしい時計と言えば、やはり予算的には三万円くらいからだろうか。三万円くらいから買える、長く使えそうな時計を紹介していこうと思う。
【Gショックの中位ライン】
Gショックといえば、安いものは一万円くらいから買えるが、もう少しお金をだすと、より上位のモデルが買える。
ラバー素材だけのものに比べ、スチールなどがケースにも使用され、高級感もこちらの方が断然にある。
またこのあたりのモデルだと電波で時刻を自動修正し、タフソーラー採用で電池交換不要となっているものがほとんどである。
私もスポーツジムでのトレーニング用に一つ持っているが、もう10年以上になるのにノートラブル、電池交換も不要でとにかく使い勝手がよいのである。
あえて難点をあげるとすれば、そのまま使い続けたとして、就職活動の時なんかにスーツには合わないかもしれない。また比較的ごついモデルが多いので、細身の人には時計が浮いて見えるかもしれないが、それは好みの問題だと思う。
とはいえ、この手のスポーツウォッチは一つ持っているとアウトドアなどの時にきっと役に立つはずだ。
【アパレル系ブランド】
アパレル系ブランドでも時計に力を入れていて若者に人気のブランドがある。
中でも人気が高いのが、ディーゼル、カルバン・クライン、エンポリオ・アルマーニ、ポールスミスなど。
シンプルで飽きのこないものであれば長く使えるだろうし、学生時代だけと割り切るのであれば若者らしいポップなモデルを選んで好きな洋服などに合わせるのも良いかもしれない。
また中には結構値の張るものもあり、働き出しても意外と長く使えるものもあるかもしれない。
ポールスミスの時計は、シンプルでデザインもよく社会人になっても十分使えるモデルも充実している。
時計好きというほどでもないが、オシャレな時計を一つと考えている若者には絶大な人気を誇るアルマーニ。
やはりデザインは秀逸で、機械式時計に拘りがないものの、おしゃれな時計を一つと考えている人にはぴったりかもしれない。
もちろんこういった時計をきっかけに、より本格的なディープな世界に入っていく人も少なからずいるはずだ。
他の人と差をつけたい!
他の人とは少し差をつけたい、みんなと一緒の時計では嫌という人におすすめのものを見ていこう。
さすがに少しマニアックになっていくかもしれないが、人と違うものという話になれば「知る人ぞ知る」みたいなブランドになってくるかとは思う。
まず、個人的に一押しなのがトレーサー。
アメリカ軍が正式に採用する、本格的なミルスペックに基づいた本物の軍用時計である。似たブランドにルミノックスがあるが、どちらがどうということはないので、完全に好みの問題かと思う。
ラインナップ的には三万円では少しきついが、安いものだとそれくらいの値段から買えるものもある。また周りの人と被ることはまずないだろう。
次にハミルトン。ハミルトンは、少し時計に詳しい人であれば知っている人も多いかもしれないが。手巻きのカーキシリーズが定番である。安いところだと3万円ほどで買えるようだが、結構値段が上がっているように思う。私の記憶では定価は2万4000円だったように思うが、値上がりしたようだ。
手の届く機械式ブランド時計ということで、昔からとても人気があるハミルトンカーキ。こちらは定番手巻きモデルである。
また、スイスの国鉄オフィシャル時計を担当しているモンディーン。ユニセックスなデザインは、色々な服装に合わせやすいだろう。スイス本国の駅にある時計と同じデザインというのも面白い。
最近はアウトレットモールにも取扱店があったりして、目にしたことがある人も多いのではないだろうか。女子には受けがよさそうなデザインである。
SEIKOという選択肢
大学生といえば、学生とはいえもう立派な大人。ずっと使えるしっかりした時計を選びたいというのであれば、最初からセイコーなど、国産のしっかりとした時計にいくというのも一つの方法だと思う。
そんな人におすすめなのが、セイコーメカニカル。アマゾンや、アウトレットモールに入っているセイコー直営店だと、三万円を少し超えるくらいの値段でも十分に買うことができる。
大学生だと少しシンプルすぎるデザインかもしれないが、その気になれば一生モノとして使い続けることもできるだろう。
個人的には超おすすめである。
ローンを組んで上を狙う・・・
大学生ともなれば、バイトなどをしていて一定の条件をパスすればローンを組んで時計を買うことも可能である。実際、私もそうして初めてのロレックスを買った。今はどうか分からないが、普通のバイトで審査は何の問題もなくおりた覚えがある。
月に1万円。24回払いだとすればおおよそではあるが20万円を少し超えるくらいまでの時計が射程に入ってくることになるだろう。
この価格帯での一押しはやはりタグホイヤー。
種類も多く若者向けのデザインのモデルがたくさんあって選ぶに事欠かない。老若男女問わず非常に高い人気でその気になればローンを組んで・・・なんて考える人も少なくないのではないだろうか。
ロレックスだと3年ローンで月々およそ二万円も出せば、手が届くモデルも多い。なかなかの負担だとは思うが、本当に好きな人であれば何とかなりそうな額ではある。
実際、私も大学に入ってすぐにロレックスのエクスプローラⅡを2年ローンで購入した。どうしても欲しくてずっと我慢していたから。
月々の支払は、一万円くらいだったが、アルバイトもしていたので問題はなかった。
どうしても欲しいのであれば、ほんの少し無理すれば何とかなりそうな額ではある。ただ、現行モデルは中古と言えど値が張るので、やはり狙い目は一つ前のモデルの中古あたりだろうか。
こちらのモデルで約50万円。二年ローンで月々二万円といったところか。以前よりは高くはなったが、それでも欲しいものは少し無理をしてでも欲しいのだ。
まとめ
お祝いで買ってもらうにせよ、自分で買うにせよ、大学生ともなればいい時計の一つくらいは欲しくなってくる人も多いのではないだろうか。
そんな時に時計を選ぶ上で参考になればと思い色々と好きなように書いてみた。これを読んでくれた皆さんがお気に入りの時計と出会えますように。
そして、それをきっかけとしてどんどんと時計の世界に引きずり込まれますように。