【全編】でも記載しましたが、こちらから読み始めた方のために…
セイコー腕時計のシリアルナンバーは最初の1ケタ目が「製造年の下1ケタ」、2ケタ目が「製造月」、残り4ケタが「製造番号」となっています。
腕時計は基本的に数年で廃版になることが多いため、モデルの大まかな製造時期がわかればこの方法で製造年月がわかるようになっています。
おおよその製造時期は型番で検索すればだいたいわかると思われますが、逆輸入セイコー5のようにいつ頃発売開始されたのかよくわからないモデルも多数存在するため、その場合はムーブメントのキャリバーやバージョンなどもみて判断する必要があります。
製造月に関しては、10月は「O」、11月は「N」、12月は「D」で表されます。
以上の規則から所有している腕時計の製造年月を片っ端から調べてみよう…というきわめてシンプルな趣旨の記事です^^;
ナンバーは「750814」。
こちらも結構長い間販売され続けているモデルですが、発売が2008年となっているため2017年5月の製造だと思われます。比較的古いモデルながら私の手持ちの中では一番新しく作られた個体ということになります。
今年で販売終了した絶版のモデルです。ナンバーは「5N0057」。
2015年11月製造です。機種としてはSARB033より後発ですが、載っているキャリバーのバージョンは6R15Cで、こちらの方が1つ古い…。6R15Dに移行したのが比較的最近だということがわかります。
日本国内未発売モデル。ナンバーは「640360」で、2016年4月製造。
日本で正規流通していないためいつごろ発売が開始されたものなのかハッキリとはわかりませんが、少なくとも1~2年前から見かけるモデルです。
ナンバーは「6N0588」。
製造は2016年11月。発売が開始されたのも同年なので、まだまだ新しいモデルといえます。
セイコーの廉価ダイバーズウォッチの次世代モデルとしてSKX007”ボーイ”の後継ポジションに収まりそうな感じ。
ナンバーは「720801」。2017年2月製造。
00年代後半?頃に発売された旧セイコー・サムライの復刻に相当するモデルです。ちなみにこのブルーラグーンカラーは販売数6000個の限定モデル。
今年1月に海外セイコーの公式インスタグラムで発売が発表され、すぐ飛びついたモデルなのでタイミング的にも出来立てホヤホヤを手に入れたことに。
ナンバーは「6N2376」。2016年11月製造。
アルバはセイコーのセカンドブランドなので、製造番号の規則性もセイコー本家のものと同じようです。2017年に発売されたばかりの新作で製造年月も若め。
いま手持ちにはありませんが、同じセイコーのセカンドブランドであるワイアードなども製品画像の裏蓋部分を確認する限り、同じ番号規則になっているようです。
なお、このモデルに使用されているソーラー電波ムーブメント「7B52」は一世代前のセイコー本家の腕時計、スピリットやドルチェなど(定価5~6万円台)に使用されていたもので、いっぽうこちらの定価が2万円弱であることを考えるとなかなかお得感があります。
前・後編にまたがり、合計17個の手持ち腕時計のシリアルナンバーを調べてみました。
そもそも、セイコーだけでこんなに手元にあったというのを思うと今更ながら少し買いすぎた…と自らの物欲を少し反省せざるを得ない部分も見えてきましたが、それぞれの時計の「誕生年」を知ることで、より一個一個の個性がみえてきて、かわいく思えるようになりました。
もう少し古いモデルを持っていれば幅が出て面白かったかと思いますが、どの個体も購入した時期と製造年月がそこまで大きく離れていなかったというのは一つの発見でした。
ヴィンテージ物の腕時計だと、自分と同じ誕生年のものを手に入れるという楽しみ方もありますし、シリアルナンバーの読み方を覚えておくことでより腕時計を楽しむことができると思います。