時計ブランドの良いところと悪いところについて、好きなように書いていくこの企画、今回はジラール・ペルゴになります。
オメガ、パネライ、IWC、ロレックス、タグ・ホイヤーときてのジラール・ペルゴ。
別に順番に意味があるわけではありませんが、自分の中でのおすすめブランド順みたいな感じでしょうか。
あくまでもおすすめなので、私の好みとは必ずしも一致しませんが、もちろん、全て素晴らしいブランドでございます。
で、ジラール・ペルゴに話を戻すと、日本ではどちらかというと、あまり知られていないブランドかと思いますが、ヨーロッパではとても人気のあるブランドです。
個人的なイメージとしては、やはり90年代に大ヒットしたGP7000シリーズでしょうか。
まだ、それのよさに気付くには、私は幼かったですが。
ユニークかつアンティークなのにモダンという、少し訳の分からない表現にはなりますが、そういう感じです。
例を少し挙げると、90年代にとても人気のあった、トノー形の時計、クッションケースを採用したクロノグラフ、手首にフィットするようにカーブしたケースを採用したヴィンテージ1945のレクタンギュラーケースなどなど。
これらは、過去の名作を現代風にアレンジして復刻したということですが、それにしても、当時、ここまで色々なブランドのトレンドに影響を与えたブランドはなかったのではないでしょうか。
ジラール・ペルゴが仕掛ければ、他のブランドも倣ったものを出してくるといった現象が幾度となく見られました。
日本での知名度などどうでもよくて、ヨーロッパでの評価は文句のないブランド、それがジラール・ペルゴです。
時計としての品質に関しては、その素晴らしさは誰もが認めるところ。
歴史的にみても、スイス時計界ではかなり重要な役割を果たしてきたブランドです。
1980年代から、当時低迷していたスイス時計業界の復活に果たした役割は特に大きいと言えます。
何の番組かは忘れてしまいましたが、かなり昔に、テレビ番組でスリーブリッジトゥールビヨンの復活について放映されていた記憶がありますが、トゥールビヨンが動いている様子を見たのは、その時が初めてです。
正直、欲しい~とはなりませんでしたが、凄い時計があるものだなと思ったものです。
さっき、デザインが秀逸って書いてたやんけ、と突っ込まれそうですが、その通りだと思います。
ただ、このデザインの秀逸さは、ある程度年齢を重ねないと感じられないものなのかもしれません。
なぜなら、私も若いころは、それほどいいとは思っていなかったので。
若い子たちがターゲットではないと言われればそれまでですが、やはりファン層は広い方がいいのでね。
若者にも似合うデザインもラインナップに入っていればなぁなんて思うのですが、どうでしょうか。
私はすでに若くないので関係ないですが・・・。
ジラール・ペルゴという名前を聞いて、ピンと来る人は、かなりの時計好きな方ではないでしょうか。
おそらく、ほとんどの方は知らないブランドかと思います。
もちろん、好きなモデルがあって、色々と調べたり、実際にお店にいって、店員さんに説明を受けるなどすれば、間違いのないブランドであることは分かるかと思います。
店員さんもおそらく、自信をもってすすめてくれると思いますよ。
ただ、知名度の低い時計に100万近いお金を出すことに、どこまで納得できるか、もちろん、100万円以上するモデルもごろごろとあります。
そういうことから考えると、やはり、かなり経験を積んだ時計通の方が手を出すブランドなのかなぁとも思ったりします。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。ジラール・ペルゴは私も大好きなブランドで、つい先日も、新作のロレアート・スケルトンの価格が300万越えということで落胆していたところでございます。