セイコー腕時計のシリアルナンバーは最初の1ケタ目が「製造年の下1ケタ」、2ケタ目が「製造月」、残り4ケタが「製造番号」となっています。
腕時計は基本的に数年で廃版になることが多いため、モデルの大まかな製造時期がわかればこの方法で製造年月がわかるようになっています。
おおよその製造時期は型番で検索すればだいたいわかると思われますが、逆輸入セイコー5のようにいつ頃発売開始されたのかよくわからないモデルも多数存在するため、その場合はムーブメントのキャリバーやバージョンなどもみて判断する必要があります。
製造月に関しては、10月は「O」、11月は「N」、12月は「D」で表されます。
まずはセイコー5のベストセラーのひとつ、SNKE01から。
ちょっと読みづらいですが「510848」。つまり2005年、あるいは2015年の1月ということになります。
上にも述べた通り逆輸入セイコー5は何時頃発売されたのかがはっきりせず、特に長期間販売されつづけているものだとわかりにくいですが、ネット上のレビュー記事や販売サイトなどを調べた限り、2008~9年頃に発売されていると思われます。
また、搭載ムーブメントは「7S26C」となっており、このバージョンは2011年以降にマイナーチェンジしたタイプのようなので、2015年1月に製造されたモデルだと考えられます。
シリアルナンバーは「4O0038」となっています。
型番的にSNKE01より新しいモデルであることを考えると、2014年10月と判断できます。
モデルとしてはSNKE01より新しいけど、製造年はこちらの方が一年古い。
リクラフトシリーズのSNKN01。セイコー5ではありませんが、一応7S26ムーブメント搭載機なのでこちらに分類します。
シリアルナンバーは「571904」。2015年7月製造です。見た目の割にけっこう新しめ。
「アトラス」ことSKZ209。
シリアルナンバーは「521092」で、調べた感じではこのモデルも2007~8年くらいの発売なので2015年2月だと思われます。
購入した時期もその半年後くらいなので、メーカーから卸されて長期間在庫していたというわけでもなさそう。そういう事情がわかるだけでも面白いですね。
シリアルナンバーは「180279」。
文字盤の防水表記の書き方がSNKE01やSKZ209よりも新しく、少なくともそれらより後に発売されたモデルと思われるため2011年8月と判断。
デザインからみて割と新しい方なのかな…と思ってたら意外とそうでもなかったです。
ナンバーは「3N0151」。
2013年11月製造ですね。購入したのは2014年の12月頃なのでおよそ1年後くらいにウチに来た…ということに。
ナンバーは「1O0232」。
2011年10月製造。4R36ムーブメントは2011年に登場したそうなので、セイコー5スポーツが4Rムーブメントに切り替わった直後のモデルでしょうか。
ナンバーは「270145」。2012年7月製造。
一部のロングセラーモデルを除き、セイコー5系は発売からわずか数年(2~3年くらい?)で入手しづらくなってしまうイメージがあるので、何度も生産しないのかも知れません。
ナンバーは「2N0562」。2012年11月です。
4R系搭載のモデルは必然的に2010年代製造ですね。
ナンバーは「260481」なので2012年6月。
2010年代前半のものが多いなぁ…と改めて思いましたが、この時期のデザインは遊んでいるものが多く、結構魅力的です。
ナンバーは「631717」なので、2016年3月です。
最近の5スポーツに多いリバイバル系デザイン。昨年発表されて一目で気に入ったモデルなので、発売されてすぐ購入しました。
ここまで見てきた感じだと、だいたい2010年代製造のものがほとんどでした。
特にネット通販で手に入れた物の場合、ずっと在庫されたままのものなんかもあるんじゃないかな…など心配になる時もありますが、購入時期と比べてみるとそこまで大きな差もなく、おおむね製造から1年以内のものを購入できている気がします。